星読大学文学部占星文学レポート

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読書感想:松本清張『砂の器』

読書理由:
参照している『ミステリの書き方』にて「理想の推理小説」という質問に松本清張の『砂の器』を挙げている人が多かったため。

感想:
本筋はとある殺人事件で、主人公の刑事が本当にわずかな手がかりを元に犯人まで辿っていく。
合間に、これからを担う若者たちの思惑と、既に老兵である主人公の哀愁が対比するように挟まれる。
それらが最後の場面で全て集約する様は感動的ですらある。
反面、トリックと捜査両

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レポート;『オペラ座の怪人』

さて、今日は牡牛座の作家として『オペラ座の怪人』の作者であるガストン・ルルーについて考察したい。
なお今回、作者名より作品の方が遥かに有名なのでタイトルは作品名にした。深い意味はない。

さて、本当はバルザックを書くつもりだった。
ホロスコープも調べてある。
資料も集めた。
だが、無理だった。
筆者はフランス文学が好きだが、バルザックだけは良さがわからないのである。
原因は、あのやたらと長い描写で

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レポート;牡牛座について

一昨日(ほぼ昨日だが)、太陽が牡牛サインに入った。ので、今日からしばらくは牡牛座の作家について書きたいと思う。

牡牛座とは、牡羊座につづく第2のサインであり、エレメントは地、クオリティは不動宮の女性星座である。キーワードは「I have=私は所有する」である。
性質としては不動宮、そして地属性ゆえの頑固さとたまに怠惰と思われるほどのマイペースさがよくあげられる。また、地属性のために感覚に優れ芸術

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詩の鑑賞;ヴェルレーヌ

このレポートは基本的にその時太陽が入っているサインをテーマにして書いている。
その太陽が、うっかりと昨日の夜に牡牛座に入ってしまった。が、牡羊座の詩人に関してまだ書き足りないので、今回は牡羊座について書かせてもらう。

そもそも、ホロスコープに牡羊座が関連する詩人は何故か多い。太陽星座牡羊座のみで挙げてみても世界規模で超有名なボードレール、小説家としても活躍している島崎藤村や佐藤春夫、恐らく日本で

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詩の鑑賞・牡羊座;宮沢賢治

今回は牡羊座の詩人について考察(あるいは鑑賞)していきたいと思う。
と、一言に牡羊座の詩人と言っても、ホロスコープで牡羊座が関わっている詩人は何故か数が多いため、一部の、また筆者のお気に入りというか、知ってもらいたい詩を紹介する。

心象のはひいろはがねから
あけびのつるはくもにからまり
のばらのやぶや腐植の湿地
いちめんのいちめんの諂曲模様
           宮沢賢治『春と修羅』

宮沢賢治

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はじめに;星読大学文学部レポート序文

はじめまして、星読大学文学部です。

いきなり大学やら文学部やらお堅い名前で恐縮なのですが、ようするに

読んだ本の作家のホロスコープ調べて、作品と照らし合わせてわかったことをまとめてみた読者感想文。

ということです。

作品と作者は分けて考えたい派の方も大勢いらっしゃると思いますが、私としては

作者の人間性、精神性あっての作品

と思っています。

で、その人間性の一側面を見るために、占星術

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メモ;藤子・F・不二雄

※ここではレポートにならない程度の内容について書くので、肩の力を抜いてお読みください。

最近、外に出られないので、はまっているものが

Amazonプライムのドラえもんの映画

を見ることです。

何がいいかって、基本ハズレがないところ。
もちろん、作品の中でも良作と超良作の違いくらいはあるんですが、何が特に面白いのかよくわかっているから大丈夫。
私が子供の頃に見たドラえもんの映画といえば、

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レポート;プレヴォー後編

さて、作品とホロスコープの話に戻る。私は、こういったファム・ファタールもののヒロインは作者のアニマに相当しているのではないかと推測した。
アニマとは、男性の中の女性性のことで、ホロスコープ内では月や金星に相当する。女性の中の男性性はアニムスといい、太陽や火星が関係する。これらはリズ・グリーンの『占星学』の第5章に詳しい。

この中で、アニマ・アニムスはしばしば理想的な異性の姿として現れる、と述べら

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レポート;プレヴォー前編

前回のレポートの最後でエミール・ゾラの話が出たので、今回はフランス関連作家ということでプレヴォーについて考察する。
ただ、プレヴォーについて現代日本でどれくらいの知名度があるかは少し自信がない。フランス文学専攻でもないと知らないレベルまで忘れ去られているかもしれない。しかし、後の文学に大きな影響を及ぼした重要な作品である。

アントワーヌ・フランソワ・プレヴォーことアヴェ・プレヴォーはアヴェ=僧侶

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レポート;牡羊座の作家(国文学)−−島崎藤村

さて、今日は日本の作家で一番牡羊座が強い(と筆者は思っている)島崎藤村について考察する。
ホロスコープの時間は以下の通り。
1872年/3/25   12:00 (出生時間不明)

日本では一時期、自然主義文学が大変流行した時期があった。自然主義とは簡単に言えば、主観ではなく客観的に、物事をあるがままに捉えることを目標としている。(ちなみに自然主義はもともとフランスで生まれたが、その前に自分の主観

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