星読大学文学部

星占いが好き、本を読むのも同じくらい好きで、読んだ本の作者のホロスコープを書き集めてた…

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星占いが好き、本を読むのも同じくらい好きで、読んだ本の作者のホロスコープを書き集めてたら、ひとりでとっとくのがもったいないくらい集まったので、レポートとしてまとめてみたということ。スキしていただけるとわたしの好きな本10選が表示されます。

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    主に、筆者の日々の思ったことや星占い以外についての記録です。

  • 星読大学文学部占星文学レポート

    占星術+文学=新しいヨミカタ。ということで、作家・漫画家の作品とホロスコープを読んでまとめたレポートです。古典現代、国内海外、純文学からライトノベルまで。ジャンル問わず。

  • 星読大学推理小説研究会

    推理小説作家だけ別にまとめたレポートです。作品とホロスコープの考察をします。全体的にネタバレ注意。

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はじめに;星読大学文学部レポート序文

はじめまして、星読大学文学部です。 いきなり大学やら文学部やらお堅い名前で恐縮なのですが、ようするに 読んだ本の作家のホロスコープ調べて、作品と照らし合わせてわかったことをまとめてみた読者感想文。ということです。 作品と作者は分けて考えたい派の方も大勢いらっしゃると思いますが、私としては 作者の人間性、精神性あっての作品と思っています。 で、その人間性の一側面を見るために、占星術というのはとても向いていると思います。 まあ、作品のひとつの見方として捉えていただけれ

    • 『鬼滅の刃』を星占いで読む1 ~作者編~

      お久しぶりです! 半年以上更新していなくて自分でもびっくりしました汗 わたしの今年のテーマはコミュニケーションとネットワークで、 (サンチャートの木星が第3ハウス、出生図では11ハウス) 目標は『SNSをがんばる』です。 気分屋・飽きっぽい・面倒くさがりと三拍子揃った射手座なので、 ちょっとずつでも続けるところから始めようと思います。 週に一回くらいは。 三ヶ月続いたらまあまあ、半年続いたら拍手喝采。 で、久々の投稿はタイトルの通りです。 すごいっすね、漫画とアニメと映画。

      • 読書感想:松本清張『砂の器』

        読書理由: 参照している『ミステリの書き方』にて「理想の推理小説」という質問に松本清張の『砂の器』を挙げている人が多かったため。 感想: 本筋はとある殺人事件で、主人公の刑事が本当にわずかな手がかりを元に犯人まで辿っていく。 合間に、これからを担う若者たちの思惑と、既に老兵である主人公の哀愁が対比するように挟まれる。 それらが最後の場面で全て集約する様は感動的ですらある。 反面、トリックと捜査両方とも派手な展開に欠ける上、ややあっさりまとまり過ぎている感じがあって味気ないラ

        • huluのミステリ・サスペンス映画・ドラマ・アニメの種類が豊富すぎて驚いた。

          お久しぶりですー 最近noteサボり気味です。 気がつけば太陽は蟹座。 振り返ってみれば牡牛座すっとばして双子も書いていなかったですね。 突然ですが、わたしはミステリ好きです。 読み始めたのが二十代後半になってからだったので子供返り(?)したわけですが、 古典から現代までちょくちょく読み進めてます。 しかし、アニメやドラマは全然見ていない状態。そもそも映像系のメディアが苦手なのもありますが、なんかテレビのミステリってあんまり面白くない印象…。 アニメならコナンと金田一、ドラ

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          日記;さだまさし

          備忘録にて。 昨日(2020/05/24)の『行列のできる法律相談所』にて、さだまさしさんがゲスト出演していました。 自分は最近(ここ四、五年ほど)はめっきりテレビを見ることが少なくなり、見るとしても決まった番組のみ。 ちなに、日曜は鉄腕→イッテQ→テレビ消す、という流れですが、たまにそのまま付けっ放しにことがあります。 で、さだまさしさんが出演して漫然と見ていたのですが、途中、「償い」の話が出てきました。 裁判官の方が罪を犯した少年たちにさだまさしの「償い」について話を

          日記;さだまさし

          レポート;『オペラ座の怪人』

          さて、今日は牡牛座の作家として『オペラ座の怪人』の作者であるガストン・ルルーについて考察したい。 なお今回、作者名より作品の方が遥かに有名なのでタイトルは作品名にした。深い意味はない。 さて、本当はバルザックを書くつもりだった。 ホロスコープも調べてある。 資料も集めた。 だが、無理だった。 筆者はフランス文学が好きだが、バルザックだけは良さがわからないのである。 原因は、あのやたらと長い描写である。 あれを5ページ読むだけで筆者は胸焼けを起こすのである。 登場人物もとても

          レポート;『オペラ座の怪人』

          レポート;牡牛座について

          一昨日(ほぼ昨日だが)、太陽が牡牛サインに入った。ので、今日からしばらくは牡牛座の作家について書きたいと思う。 牡牛座とは、牡羊座につづく第2のサインであり、エレメントは地、クオリティは不動宮の女性星座である。キーワードは「I have=私は所有する」である。 性質としては不動宮、そして地属性ゆえの頑固さとたまに怠惰と思われるほどのマイペースさがよくあげられる。また、地属性のために感覚に優れ芸術的センスに恵まれている人が多い、と言われている。 作品の傾向としては、牡牛座ら

          レポート;牡牛座について

          詩の鑑賞;ヴェルレーヌ

          このレポートは基本的にその時太陽が入っているサインをテーマにして書いている。 その太陽が、うっかりと昨日の夜に牡牛座に入ってしまった。が、牡羊座の詩人に関してまだ書き足りないので、今回は牡羊座について書かせてもらう。 そもそも、ホロスコープに牡羊座が関連する詩人は何故か多い。太陽星座牡羊座のみで挙げてみても世界規模で超有名なボードレール、小説家としても活躍している島崎藤村や佐藤春夫、恐らく日本では知名度が一番高い童謡詩人の金子みすゞなど。 その中で、今回はフランスの詩人、

          詩の鑑賞;ヴェルレーヌ

          詩の鑑賞・牡羊座;宮沢賢治

          今回は牡羊座の詩人について考察(あるいは鑑賞)していきたいと思う。 と、一言に牡羊座の詩人と言っても、ホロスコープで牡羊座が関わっている詩人は何故か数が多いため、一部の、また筆者のお気に入りというか、知ってもらいたい詩を紹介する。 心象のはひいろはがねから あけびのつるはくもにからまり のばらのやぶや腐植の湿地 いちめんのいちめんの諂曲模様 宮沢賢治『春と修羅』 宮沢賢治は、今でこそ童話作家として有名だが、昔(大正・昭和くらい)は詩人として有名だった

          詩の鑑賞・牡羊座;宮沢賢治

          鳥スープのこと

          たまには日々のことでも。 最近、外出がしにくいですよね… 遊びに行くところはともかく、図書館も開いていないので、出かける場所が全くありません。 ので、私はもっぱら原稿を書いています。 申し遅れましたが、私は小説家志望のフリーターなので、アルバイトのない日はもっぱら机でPCに向かっています。 そこで、今回は私のおすすめの作り置き料理を紹介します。 鳥スープと言って、鶏肉と野菜を塩と酒と水で長時間煮込んだ汁物です。 ユダヤ系の家庭でよく作られるチキンスープがベースです。風邪を

          鳥スープのこと

          第二号;ホロスコープによる推理小説の分類について

          さて、ホロスコープによる推理小説の読み方について考察していきますが、 個別の作家に入る前に、サインと推理小説の分類について書いていきたいと思います。 私的な分け方ですが、推理小説、特に本格推理小説では、大雑把に言って3パターンの分類ができます。 1、トリック型 2、ロジック型 3、複合型 の3つです。 もちろん、トリック型の作家がロジックを使うこともあり、逆もまた然りですが、どれかを得意分野として持っていることが多いです。 他にも変格推理小説とかサスペンスものとかハードボ

          第二号;ホロスコープによる推理小説の分類について

          推理小説研究会会報;初号

          この記事をノックされた皆さん、 はじめまして、もしくはこんにちは。 こちらは星読大学推理小説研究会の部室です。 占星文学レポートで読む作家は基本的にジャンル問わずですが、 ここでは、ミステリー作家に限って読んでいきたいと思います。 理由としては、推理小説と他のジャンルでは勝手が違うから。 推理小説は純文学系とはまた違う意味で思考のクセが出やすいので、読んでて面白いです。 また、じつはレポート筆者はかなりの推理小説ファンであります。 一番好きな古典ミステリはディクスン・カー

          推理小説研究会会報;初号

          メモ;藤子・F・不二雄

          ※ここではレポートにならない程度の内容について書くので、肩の力を抜いてお読みください。 最近、外に出られないので、はまっているものが Amazonプライムのドラえもんの映画を見ることです。 何がいいかって、基本ハズレがないところ。 もちろん、作品の中でも良作と超良作の違いくらいはあるんですが、何が特に面白いのかよくわかっているから大丈夫。 私が子供の頃に見たドラえもんの映画といえば、 ・日本誕生 ・夢幻三剣士 ・ドラビアンナイト ・雲の王国 ・創世日記 ・銀河鉄道

          メモ;藤子・F・不二雄

          レポート;プレヴォー後編

          さて、作品とホロスコープの話に戻る。私は、こういったファム・ファタールもののヒロインは作者のアニマに相当しているのではないかと推測した。 アニマとは、男性の中の女性性のことで、ホロスコープ内では月や金星に相当する。女性の中の男性性はアニムスといい、太陽や火星が関係する。これらはリズ・グリーンの『占星学』の第5章に詳しい。 この中で、アニマ・アニムスはしばしば理想的な異性の姿として現れる、と述べられている。男性(または女性)は自分の内にある女性性(男性性)を、しばしば現実の相

          レポート;プレヴォー後編

          レポート;プレヴォー前編

          前回のレポートの最後でエミール・ゾラの話が出たので、今回はフランス関連作家ということでプレヴォーについて考察する。 ただ、プレヴォーについて現代日本でどれくらいの知名度があるかは少し自信がない。フランス文学専攻でもないと知らないレベルまで忘れ去られているかもしれない。しかし、後の文学に大きな影響を及ぼした重要な作品である。 アントワーヌ・フランソワ・プレヴォーことアヴェ・プレヴォーはアヴェ=僧侶の通り、元は聖職者だった。だが、飲む・打つ・買うの破戒僧だったと伝えられている。

          レポート;プレヴォー前編

          私の好きな文学作品とホロスコープ

          ※今回、完全に自分の趣味について語っています。 レポート3つ目のプレヴォーについて書いてて思ったんですが。 プレヴォーって、マイナーかな? と。 現代日本でプレヴォーって、実際どれくらい読まれてるんだろうか。 家族に聞いてみたところ、誰も知らなかったし、『マノン・レスコー』も知らなかった。いやまあ、文学専門じゃないから無理もないんだけど。 というか、私の読書歴がかなりマイナーな気がしてきた。アンデルセンはともかく、島崎藤村にプレヴォーって。普通はもっと、誰もが知っ

          私の好きな文学作品とホロスコープ