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”幸せじゃないわけじゃない”って幸せか?

みなさんこんにちは。
ひろきです。

「そうやって何言ってるかわかんない表現をするから思考も雰囲気もモヤモヤしてんだよ!」

まさか、自分の振る舞いがモヤモヤしているだなんて全く思わなかった程にモヤモヤだった自分。

やりたくないわけじゃない
困ってないわけじゃない
幸せじゃないわけじゃない

日常的に二重否定な表現をしていた。

”まあ使ってないわけでもないなあ”

そんなふうに思った人も、身の回りのあの人がそんな言葉を使ってるなって人も、今日の記事は一読の価値ありです。

その言葉があなたの成長も仕事も人間関係もモヤっとさせてるかも。


1.「幸せじゃないわけじゃない」

ついこの前、過去のことを話していて、「まあ、その時も幸せじゃないわけじゃなかったんだけどね」と話したことがあった。

すると、超絶はっきり男のDが、

D「え?それってどうなん?幸せなん?幸せじゃないん?」
ひ「いやだから幸せじゃないわけじゃないんよ。」
D「は?じゃあ不満足なん?」
ひ「いや、不満足ってわけでもないんよ」
D「じゃあなんなん。」
ひ「うーん。。。」

それを話してるときに自分は何を伝えたかったのかといえば、
”幸せなこともあったし、そうじゃないこともあったんだよー”
だった。

本当に、どっちもあったんだと伝えたかった。
いやはや人間てそういうもんじゃないかと。

そして(たっくさん寄り添われ罵られして)はたと気づいた。

俺って実は幸せも不満足もちゃんと感じてなかったのか。。!


2.うっすらもやっとの弊害

本気でどっちもあったことを伝えたかったのに、放った言葉は、

「幸せじゃないわけじゃない」だったのだ。

この言葉の中にも、うっすら幸せがあった感はある。
が、同時にうっすら幸せじゃない何かを感じている感もある。

「あの時のあれはこーーんなくらい幸せだったんだよねー。でも、あの時のそれはこーーんなくらい不満足だったんよねー。」

って言ってもいいのに、それを、どちらもうっすらだったことにするのだ。
しかも、「あった」とは言ってない。
「なくはない」と言ったのだ。

ではその何が問題なのかというと、「なくはない」と表現することが、自分をごまかすことにつながり、それが習慣化することで、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうことだ。

その時本当は感じていた幸せも、なにがしか腹を立てていたその想いも全部モヤっとなかったかのようにしてしまうのだ。
そんなの勿体無いなと感じないだろうか。

では、なぜそんな大事なことをわからないことにするのか。

3.はっきりさせることを恐る自分

その理由は簡単で、自分の気持ちをはっきりさせることが怖いからだ。

大きく分けて、二つの恐れがある。

①幸せであるとはっきり感じれば、それを失った時の悲しさや悔しさが現れること。

②自分の気持ちがはっきりとした時に誰かと対立することになること。

よく”感情は振り子のようだ”と言われるが、幸せだった出来事が失われれば、その分悔しさや悲しさが溢れてくるように、幸せな気持ちを感じれば感じるほど、その反対側の気持ちを感じる度合いも同じように上がっていくのだ。

逆にいえば、恐れや不満足といった感情を避けることで、幸せを感じることを避けることになる。
よくいえば幸せを感じない分、恐れや不満足を感じずに済むのだ。


モヤモヤさせておくことの利点のもう一つは、人との衝突を避けられることにある。

自分の気持ちをはっきりと感じれば、自分の意見がはっきりすることになる。明確になった自分の意見を伝えた時に、目の前にいる誰かと違えば、そこで対立が起こってしまうのだ。

問題はここからで、対立が起きた時に、
いいか悪いか・勝ちか負けか・支配か服従か
でその後の話し合いを進めてしまうと、結局心地よくコミュニケーションを取ることのできる環境ではなくなってしまうことだ。

自分もそうだった。

厳密にいえば、そもそも自分の意見をはっきりと口にしていないだけで、心の中では”なんか違うんだよな”とちゃんと思っているので、すでに対立しているのだが、表面化させずに進めていくことで、その場はなんとなくうまいことやり過ごすことができる。

しかし、自分はそもそも違う意見を持っているので、”そんなにやりたいわけじゃないんだよな”みたいな心持ちになり、チームワークになんだか張りがなくなる。

その人は積極的ではなくなるからだ。


4.対立はある。その先。

「それじゃあ、どうすりゃいいんだよ、絶対対立するじゃないか」と。
そういう話になるのだが、そりゃあそうなんだ。人間だから。一人一人全く違った人間なのだから、対立しないほうがおかしいのだ。

大事なのはその先、対立したのちにどうやってお互いの想いが反映された3つ目の案へと話を進めていくことができるのかということなのだ。

しかし、うっかり、私、ひろきを筆頭にモヤっとチームの方は、根が頑固だったり支配的であったりする。自分の意見をはっきり話した時に、相手の意見も聞いてそれも反映された”新たな案”にしたら、自分の意見が削がれるような気がして、不満足なのだ。

”だったらやっぱり言わなかった方がましだ!”

となる。

いや、本当にそうだろうか。

もちろん自分が思い描いていたやり方とは、少し違ったものになるかもしれないけれど、意外ともともと思い描いていた目的は達成されていたりする。やり方が気にくわないだけなのだ。そのことに気づいたら、自分のことをはっきり伝えることが怖く無くなったりする。

頑なに意見を変えたくない現象が自分の中で起こっている人は、一体何に自分がこだわっているのか、どんな思いがあるのか、周りの人に伝えることが大切だ。

話をしてみることで、自分の頭の中も整理されていく。


5.まとめ

意見をすれば、もちろん、一度はぶつかることもあるが、ぶつからずに一生誰とも交わることなく、自分の殻にこもり続けるのも自分がさみしくないだろうか。もちろんそんなあなたの周りにいる人も寂しいだろう。

きっと人生のうちにはっきりものを伝えて、喧嘩してそのまま縁が切れたり、疎外されたりした、悲しく悔しいトラウマもあると思う。学習した結果が今の自分なのだろう。

しかし、そんな傷ついたことがあったからといって、いったいいつまで塞ぎ込み続けるのだろう?

それで満足な幸せな人生を送っているのならいうことはないが、それこそ”幸せじゃないわけじゃない”って人生を送ってるのなら、あなたにとってのより満足いく別の人生は必ずある。

本来の自分を取り戻し、もっと満足で、もっとあなたという人間が発揮される人生を歩み始めることを私たちは、生き直しと呼んでいる。

その頑固さも、裏を返せば、こだわりを持ってやり抜く力だったりする。自分の体や、性格をよく知って、うまく発する方法を一緒に見つけられたら、僕らも嬉しい。

ひとのことでは、そんな生き方を仲間と共に探究していくコミュニティを作っている。

興味のある人はぜひ一度覗いてみて欲しい。

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