理想を見つめ、キャラを演じる
先日、おめでたいニュースが世間を駆け巡った。
NON STYLE井上さん、ご結婚!
おめでたい。
僕は中学生の頃にお笑いにハマった。
そのきっかけとなったのがNON STYLE。
今でもNON STYLEの漫才が更新されたら見に行くし、お笑い番組でも笑わせてもらっている。
noteのネタにしたこともあるくらい好きだ。
コンビ2人が既婚者となった。
めでたい!嬉しい!
という祝福ムードの最中、とある疑問が生まれてきた。
最近の漫才で「結婚でけへん、彼女もおらへん」って言ってなかったけ?
井上さんの結婚報告動画。
ここでは「付き合って間もなくコ〇ナ禍に入った」と言っているので、だいたい2年は付き合ってたことになる。
だけど去年今年の年末年始辺りに投稿されたネタでは、井上さんが「結婚してない」ことをネタにしている。
もう年単位の交際をしている人にこのネタ。
今となっては役者だなと思う。
キャラクターを演じることで、仕事になる。
よく「好きなことで生きていく」という文言で発信をしている人を見かける。
もちろん大切なことだ。
僕だって文章を書くことが好きだからnoteを書いている。
だけど「好き」だけでは生きていけない。
人にはゴールが必要だ。
そのゴールが理想である。
僕の理想は「豊かで幸せに生きる表現者と語らうこと」。
表現者達と語らうために自分も表現者となるべく、noteを書いている。
井上さんはテレビに出る人気者になりたいと言っていた。
だから女性関連の「イキリキャラ」で注目を集めていたし、最近は独身をネタにした漫才が多い。
すべてキャラなのだ。
もちろん素も入っている。
井上さんのポジティブ思考はもともとあるものだから、それを組み込んで笑いに昇華し、テレビで人気者になっていった。
何が言いたいか。
「本当の自分」ではなく「理想の自分」で生きていこうという話。
「本当の自分」なら彼女の存在も公表されていて、漫才でも「いや、俺彼女いるし」とツッコむだろう。
だけど、漫才の設定上「ナルシストを拗らせてモテていない」という設定にした方が井上さんらしい笑いが生まれる。
笑いが生まれることで、ファンが定着してテレビ出演の需要がくる。
そして交際を悟られることなく結婚報告をすることで、「いや、俺結婚してるし」という新しい笑いが生まれる。
理想のためにキャラを演じるという生き方。
これは「本当の自分」を探すより簡単で、はるかに生きやすい生き方だと思う。
そして井上さんは演じるのが上手い。
さすが漫才師。
ご結婚、おめでとうございます!
ということで終わり!読んでくれてありがとう。いいねやコメントよろしくね。
じゃあ、また。
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