『いまから会える女の子いないかな』
「いいから早くあっためて来いよ」
正直
殴ろうかと思った
８個も年下の奴らに…
もとい
年齢よりも
芸歴がモノを言う世界
あっちは１０年
こっちは５年
それに
彼らのほうが
俺たちの数倍も売れている
彼らが客前に出るまでに
俺たちが場を温めないと
「「どもーエビアンですぅー
まばらな拍手
「ねぇーきょうは天気悪くて肌寒いですけども
「しろしろ降っれるねぇ
「しろしろて何やねん、この会場だけはね、カラッとさっぱりね
「おれがいしたいれすよね
「いや、おれがいってなんやねん
「ふぇ？
「そこはお願いやろ
「あぁふいあへん
「あ？さっきからおまえアメちゃん喰うとる？
「ふぁふぇ？
「アメちゃん喰ってるやろゆうとんねん
「ふぉんなことふぃーからふふぃーとーくしましょ
「いやできひんやろ
温めきれなかった
”兄さんたち”の場所を
打ち上げの席で
こっぴどく説教される
酔いが回った
脱サラをして
夢にまでみた
お笑いの世界
スベった代償として
手羽先の骨を
顔面に投げつけられた
８個も年下の
兄さんに
いくら縦社会だからって
限度がある
酔いが回って
手が出そうになったときに
烏龍茶しか頼んでいなかった
兄さん方は
「これから朝までラジオやねん、初日や」
といって
二人そろって
タクシーに乗り込んでいった
実家から２時間かけて
都会に通ってる俺は
今夜相方の
ワンルームに寝る
あしたのライブでかける
新ネタは
まだできていない
あぁそうだ
そんなことより
あしたは朝７時からバイトだった
っとそれもそうだけど
いまから会える女の子いないかな
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きょうはお昼に、いつものKAIさんとスタエフのライブ配信をさせていただきました。
２回目のきょうは雨がしとしと降っていたからか、私自身もやや控えめに抑えめにといったトーンでお送りしました。
恒例のお題をいただいたところ「フリートーク」ということでしたので、配信のなかで出たトピックの雨やら飴やらも交えつつ作文してみました。
書いてみたら（書く前から）なんかニッチな設定になったのは反省します。手羽先の骨を投げられても文句は言えませんね。でも、よろしければお読みください。感想もください皆様。
早く梅雨が終わるといいですね。
ごきげんよう。