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なぜ書いてるんだろう、なんで書けているのだろう?


この記事は #ライターアドベントカレンダー 参加コンテンツです🎁🎄Twitterでの感想シェア、お待ちしています!(運営:ライターギルド blanks

こんにちは!
私は人事広報ライティングの領域でお仕事しているフリーランサーです。
仕事の割合は6:3:2くらい。(あれ?合計11?)
主に採用広報を中心に、インタビューライティングやコンテンツマーケティングの文章を書いています。あと趣味の酒ブログも。


つまり、ライターと名乗るには少し迷うほどの、兼業もの書き。

そんな私がこの企画に参加させてもらったのは、今年のお仕事の中で、書くことが自身に色々な影響をもたらしたから。そして今後、ものを書くお仕事を私のど真ん中に置きたいからです。


そんな私のテーマ


  • なんで書いているのか?

  • なぜ書くことができているのか?

書くことにまつわる、動機的側面、技術的側面についてお話ししようかと思います。このご質問、たまにいただくのですよね。改めて自分に問いかけて文にします。ほうほうこんなヤツもいるのかと、どうぞ皆様、ご笑覧ください。


なんで書いているのか?


なんで書くお仕事なの?何が原動力なの?こういった質問をいただきます。書く動機ですね。これまでは「書くことが好きで…モゴモゴ」と答えていました。ですが、本当にそうか?と最近の私は疑問を抱えていました。

だって、正直、書き始めるまで、書くことがすごく”おっくう”だから。いざエディタを開いたら、まあサクサク楽しくすすめていけるのだけど、ま~あ書き始めが遅い。好きなことに取り組んでいるようには見えない。我ながら。


そんなところに先日、ある方に私のつくった文章を褒めていただきました。すごく好きだと言ってもらえた。いつも楽しみにしています、って。(飛び上がって絵文字満載の御礼を送った)

あ、これだ。
私が書いている理由はこれかもしれない。素晴らしい文章が書けた喜び、ではなく私が生み出したものを評価してもらったことがとても嬉しい。

ライティングは、フィードバックが作り手にダイレクトに届きやすい仕事と思っています。(わたしのいるWeb領域では。発表場所によるよね。)
私がこれまで経験した職種の人事や広報は成果「物」が無いことがほとんど。プロジェクト推進がメイン業務で、変数が多い。自分だけの努力では成果につながらない事もあったり、単なる労働力でしかない場面も多かったと思います。なので、この職種のやりがいは「事業の発展に貢献できたこと」みたいなものになりがちです。(それも素晴らしいです)

が、残念ながら私は、誰かの役に立つのがやりがいになったり、その行いが会社、ひいては社会への貢献になることが喜びになるタイプではなかった。(未熟な人間ですみません)

承認欲求の塊なライティングパンダ

自分の内側からひねり出したものに対して評価をもらうライター業に対し、他者と協力して物事を推し進める職種では、得られるものがまったく違う。私って実は、前者に大きく喜びを感じる人間だったのだな。発見。

もちろん、ライティング業務だって他社を介在しているし、なんなら取材ライティングは「自分の内側からひねり出したもの」と言い切るのも違和感があります。なので十把一絡げにはできないのですが。でも、作った原稿はわたしにとっては苦労して生み出した「もの」だ。


だから私は書くのが好きで、書いているのだな。


わたし、ここまで長々と
「ものを作って発表してそれが褒められると超嬉しいんだー!」
って書いてる?

恥ずかし!!

問い続けてみたらこうなってしまったので仕方がない。アドベントカレンダーの発表日も決まっていて逃げられないし。

えー、以上のことから、私は書いたものを読んでもらって、褒めてもらうことが原動力であり、これが書く理由である、と。書く作業自体が好きというわけではないので、取りかかりが遅いのですね。(早く仕事しろ)


なぜ書くことができているのか?


ま、ま、書きたい理由はよくわかった。
とは言え、好きだけではお金はもらえません。私が、つたないながら書くお仕事を受注できている理由をみずから(!!)掘り下げます。


わたしは、どこかで文章を体系的に学んだわけではありません。
日本語は話すのであれば、大多数の人が扱える代物です。けど、書くとなると途端に難しくなる。私自身、過去に書いた文章を見て「まじで意味わからんな」とよく思う。Twitterでよく見かける「プロは使わない文章表現5選」のうち3選、やってるわ…とか、あります。

そんな私が。私でも。
何かしらで身に着けたベーススキルを駆使して生きて来られています。そのベーススキル構成していると思われるポイントを挙げてみました。


いま書けているのは、ほとんど人のおかげ3選


急に「3選」とか言いはじめました。Webライターっぽいでしょ。


1:読書

本を読むことが何よりの書くトレーニングになる。そう思います。私は小さいころから読書が好きで、父の本棚にある推理小説を片っ端から読み漁っていました。(内田康夫・浅見光彦シリーズ
書けるためには、まず読めなくてはいけない。そして幸い、私はそれを楽しめた。この読書経験は何よりのベースになり、結果、わたしのライター土壌が耕された感覚があります。最大の過去の遺産です。


2:自分の強みを発見し、活かした

書くお仕事を始めた当初、ライティング力に自信が持てず、とにかく書くのに時間がかかっていました。そんな時、超しごできな女性に文章を見ていただく機会が。そこで「はしおさんは国語力があるのね!」と言っていただいたのです。あ、私、確かに取材スキルも文章力も自信はないけど、確かに国語は得意だ!!と自分でも合点が。工程の中で得意な箇所があることで、書き方が大きく変わりました。苦手な工程の完成度にこだわらず、得意なところで巻き返す戦略を取れたのです。この「書く行為」の分解、自分の癖とボトルネックの発見は、運営の土台を作り上げるに欠かせない出来事でした。

いや、「強みを発見した」って。教えてもらったんですね。自分の手柄にしちゃった。すみません。


3:とにかく他者からのフィードバックを吸収した

文章を書く、読む、というのは客観から大きく離れた行為になりがちです。言葉や考えが一度、自分の脳みそを通過して、再度別の言葉になって出てきているのです。当然です。そこで頼りになるのが他者からもらったフィードバック。

「言葉は正しく使わなあかんで」(関西人)と辛抱強く説き続けてくれた師匠や、細部の言葉に丁寧に向き合い、読み手視点トレーニングに付き合ってくださった神パイセン。インプットとアウトプットの大切さ、アンテナを磨き続けるよう癖付けをぶっ叩き込んでくれたししど社長。(急に個人名)

その節は(今もなお)お世話になっております。


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「文章を読める」よう読書にはげみ、「書く業務」フローを整え、乾いたスポンジ然としてひたすら書き続ける。


これが私が書くことができている理由です。
文字面で見ると実態より少しスマート。もう少しド根性派というか、先に行動して後で苦労して帳尻を合わせている姿をイメージしていただくと、ちょうど良いです。

ハックやノウハウの類ではなく、誰の役にたてそうにない内容ですみません。いつも毒にも薬にもならないnote出してますが、このゆるさがひとつの私らしさ。(だよね?)


最後に


書くことは、楽しいけど怖いです。

私の頭脳の未熟さ、思慮の浅さ、あらゆるものを露出して垂れ流しているようなもの。でも30代も半ばになり、飾らない自分を公の場で出せるようになったとも、同時に思うのです。

むしろ露出を楽しんでいるところすらあります。発信が楽しくなってきたのです。でも、この怖さは適切で、健全な恐怖心として消さずに持っておくことがとても大事。それが丁寧な推敲と客観を生み、質を上げてくれるはず。


あらゆる書き手の皆さまに敬意をこめて。
アドベントカレンダー、参加させていただきましたありがとうございました!!

今日は美味しいビールが飲めそう!ちょっくら行ってきます!!


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▼てなわけで、書くお仕事強化中♡特にお酒周りのライティングに挑戦したいな~


▼ひとりで瓶ビール1日1本消化アドベントカレンダーやってます。


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