マンガ飯をつくる#5〜きみ思う夏のサンドイッチ「作ってあげたい小江戸ごはん」
こんにちは、なみなみさんです。
つい最近までまだ夏のように暑かったのに、秋を通り越して冬のような寒さになってしまい、なんだか物悲しいですね。
なんにもなくても、なんだかさみしくなってしまう季節に、今回は、ほっと優しい気持ちになる本とお料理の紹介です♪
そう、今回は、小説の中に出てくるお料理、
「小説メシ」
です、、、!!!
1年ほど前に出会った小説、
『作ってあげたい小江戸ごはん』
今回は第3巻から、
「きみ思う夏のサンドイッチ」です!
ちっちゃく可愛く出来ました♪
実はこれ、ただのサンドイッチではないんです!
その話は小説のあらすじ紹介のあとで!
《原作小説紹介》
「作ってあげたい小江戸ごはん」1〜3巻
高橋由太先生
角川文庫
あなただけの 元気になる定食、作ります。
川越の外れにある昔ながらの定食屋「たぬき食堂」。
ちょっと頼りない青年店主の大地と、古風な喋り方の看板娘・たまきが切り盛りするこの店は、お客さん一人ひとりに合わせた特別料理“小江戸ごはん”を出すという。
〈食べれば悩みが解決する〉、そんな評判を聞きつけて、地元のイケメン僧侶兄弟やバツイチパパなど、家族のモヤモヤを抱える人が今日も食堂にやって来て……。
ふふっと笑えて心も体も軽くなる、ほっこり定食屋さん物語。
(あらすじ下記サイトより参考)
私は小学生の頃こそ文学少女で、図書室の本を全部読むとかいう所業をしていたものですが、大人になってからはほとんど本を読まなくなっていました。
そんな時、友達に勧められたのがこの「小江戸ごはん」シリーズでした。
ちょうど料理にハマり始めていた頃だったし、埼玉出身で川越にも何度か足を運んだことがあり愛着があったことが決め手となって購入!
優しい物語と読みやすい短話構成、そして魅力溢れるキャラクターに引っ張られて、すっかり読書離れしていた私も、一冊読み終えることができました。
ここから徐々にまた本を読めるようになっていきました。
久しぶりに手に取った本がこの本でよかったなぁと改めて思います。
この本の魅力は、なんといっても、、、
" たまきちゃん "
この子に握られていると言っても過言ではありません!
本の表紙は、優しいタッチのごはんの絵で、一般小説に見えますが(実際、一般小説なのですが)、私は少しライトノベルに近いような感じがしました。
ラノベに出てくるような、クセの強い、" たまき " という可愛いキャラクターがいることで、本の中からものすごくパワーを感じて、「はやく読んで読んで」と引っ張ってもらったような気がするのです。
物語全体に明るい太陽がいるような、楽しい空気を作り出している、不思議な女の子。
それが、たまきちゃんです。
この本に出てくるのは、タイトル通り、小江戸川越の名産品を使ったり、江戸時代の古い書物に書かれた料理を作ったりする " 小江戸ごはん " ですが、せっかく内容が面白いのに、少々地味で古臭く感じてしまう恐れもあります。
それを、たまきちゃんが心の底から楽しんで語ったり、食べたりしてくれるから、読んでるこちら側まで楽しくなってきてしまうのです。
たまきちゃんが食べる様子は本当に美味しそうで、絵がない小説なのに、味や匂い、食感やあたたかみまで感じられるような気分になってきます。
さらに、明るく元気なたまきちゃんのキャラクターとは裏腹に、物語の中で描かれる「家族の問題」は、心にグッとくるものがあります。
家族を大切に思う方にも、家族との間に何か問題がある方にも、刺さるものがあるなぁと思いました。
漫画版も出ていますが、文章だからこそ感じられる良さがあるので、ぜひ原作小説も読んでほしいです!
またまた原作愛語りが長くなりましたが、ようやく今回作った「初恋サンドイッチ」の紹介です❤︎
(※ここから軽くネタバレ含みます。)
一口サイズのサンドイッチです♪
これ、可愛くて映えるただのサンドイッチに見えますが、実は、、、
高野豆腐
でできているんです!
実は恋愛系のお話も多々登場する「小江戸ごはん」シリーズ。
3巻は特に、お見合いの話から始まり、一冊を通して様々な世代の恋愛というか、愛の物語が描かれていました。
今回作ったのは、第二話「片陰ーきみ思う夏のサンドイッチ」に登場する、ダイエットサンドイッチです。
近所のお豆腐屋さんの息子、琢磨さんがある日連れてきたのは、お店の常連だという亜矢子さん。
彼女は好きな人ができ、ダイエット料理を教えてほしいという。
そこで大地が作ったのが、この高野豆腐のサンドイッチでした。
このサンドイッチはパンの代わりに豆乳に浸してトーストした高野豆腐が使われています。
(巻末にレシピも載っています♪)
それだけでなく、中身もダイエットの為の低カロリーかつ栄養素の摂れる食材、
・カッテージチーズ
・梅びしお
・練りゴマ
とバラエティ豊かで、しかも簡単に家にあるような材料で作れてしまうんです!
材料はこんな感じ。調味料など写ってないものもありますが。(あと特農とか低脂肪とかは私の好みです。)
作り方など詳しくは原作小説をみてくださいね!
ゴマは小説では本当は白ゴマだったと思うのですが、間違えて黒ゴマにしてしまいました💦
(黒ゴマも香りが良くて濃厚なお味で美味しかったです♪)
カッテージチーズも、練りゴマも、梅びしおも、本当に簡単に作れたので、みなさん、ぜひやってみてください!
カロリーをそこまで気にしないなら、パーティなどでクラッカーに乗せても彩りよくなるし、子どもと一緒に作ったり、若い世代の方も、楽しく準備出来そうだなぁと思いました。
誰かを想って作るお料理がたくさん登場する「小江戸ごはん」シリーズ。
作ってみたら余計に、お料理を作るという過程の楽しさを感じることができました♪
もうすぐ、私が初めて作った「まんぷくトマトスープライス」が美味しい季節になるので、作ったらまた紹介しますね。
それではまた!
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