見出し画像

マンガ飯をつくる#16〜ニシンとカボチャのパイ「魔女の宅急便」ジブリ飯

こんにちは、なみなみさんです。

今週の金曜ロードショーで、大好きなジブリ映画『魔女の宅急便』が放送されるとのことで、「私、このパイ嫌いなのよね」のセリフでお馴染みの、

"ニシンとカボチャのパイ" 

について今回は書いていきたいと思います。


かなり前に作ったものですが、今(というかコレを作った当時から)、自宅のオーブンが温度も時間も調整できない壊れた状態でして💦
(電気オーブンですが、私もキキに直してもらいたい〜!)
オーブンを買い直したら、もっとクオリティ高くリベンジしたいなーと思っています。


それでは、私が作ったお気に入りのジブリ飯、

"ニシンとカボチャのパイ"の紹介です!

パイ生地で作った魚は、原作に近くなるように頑張りました!

けっこう焦げてしまったので、色味で誤魔化してます(笑)

が、なかなか可愛いお魚模様には出来ました♪


本当は周りにぐるっとオリーブも乗っているんですよねー。
なぜ乗せなかったんだ、当時の私ー!

焼く前に卵黄を塗って、ツヤが出るようにしています。

中身の画像は残っていなかったですが、ネットのレシピを参考に、つぶしたカボチャ、玉ねぎ、エリンギ、ホワイトソース、そしてニシンを自分で捌いて、味付けをして焼いてから入れました。

ニシンは骨が多く、料理に残っていると、せっかく美味しいものも、食べるのがわずらわしくなってしまうので、丁寧に処理をします。

魚特有の臭みをなくす為に、塩をふって臭み取りをするのと、ハーブ系の味付けをして焼くと、食べ慣れていない人でも美味しく感じられるものになると思います!


こちらは、せっかくなので、本家大元のモデルとなった「スターゲイジーパイ(星を見上げるパイ)」を作りたいなと思って作ったもの。

迫力がすごい、、、!

なかなかの自信作です(笑)



『魔女の宅急便』では、パイ生地で魚の形を作って可愛らしい見た目に仕上げていますが、実際のニシンのパイは、スターゲイジーパイと言って、空の星を見上げているように魚の頭と尾びれが飛び出たパイなんです!

びっくりですよね、、、!


写真を検索すると何匹もパイから突き出た衝撃画像が出てくると思います(笑)
私も、これより前にニシンより小ぶりなイワシを何匹も刺したスターゲイジーパイを作ったことがあります。
味も見た目も、私はけっこうすきです。

今回のものも、ニシンだと大きすぎるので、イワシで作りました。

お風呂に浸かってるように見えたので、タオルに見立ててパイ生地を乗せて、

「いい湯だな〜スターゲイジーパイ」

にアレンジをして作ってみました。

またほかの魚でも挑戦してみたい一品です♪


ちなみに、『魔女の宅急便』ですきなのは、「このパイ嫌いなのよね」と言った孫娘や、物語の最初に出会った先輩魔女などの、ちょっと高慢ちきな、いけすかない感じのキャラクターだったりします。

視聴者目線で見ると嫌なやつなんだけど、決して悪い人間でなく、その人の一面しか見えていないんです。
実際、先輩魔女なんかは出会い頭はプライドが高くて偉そうに見えたけど、最後のセリフは、さわやかで温かみに満ちています。


よくいるタイプであり、ヘタしたら自分もそんな一面もあるかもしれない。
人間のありのままを、ありのままの見え方で描いて、魅力的に見えるっていうのが、本当に宮崎駿監督はすごいなぁと思わされます。



ニシンとカボチャのパイに関しても、よく考察されていることですが、おばあちゃんが若者の好みも考えず、若者のパーティーに、昔ながらの伝統の(つまりは古臭い)料理を毎回送りつけるというのは、確かに、孫からしたらたまったもんじゃないなとも思います。
孫の言い分もわかる、と。

その前のシーンで、おばあさんが優しく穏やかな良い人に描かれている分、また、キキが嵐の中、必死に、パーティーに遅れそうなのに一生懸命に届けた分、孫娘の冷たい態度が衝撃的なシーンに見えます。
けど、"ただの宅配業者の人" に対する態度なんて、あんなもんなんです。
こっちの都合なんか知ったこっちゃないのは、当たり前なんです。

(ジジは文句を言うけど、キキは言わないで静かに受け止めているのも、またとても良いんですよね。)



魔女というファンタジー要素がある世界観ではありますが、魔法でなんでも解決できるわけではなく、大きな街で誰もが冷たい態度、仕事で人の良い面も悪い面も見て、初めての挫折も経験する。

そうしてやっと、優しく接してくれる人の温かさ、すきでいてくれる人の大切さに気づいて、優しさを返そうと思えるようになる。

少女が、一人立ちをして、ありふれた大事件をたくさん経験しながら、ちゃんと苦労をして、成長して、大人になっていく物語。


物語全体は明るい彩りで夢に溢れて見えるけれど、ただの夢物語じゃないところが、『魔女の宅急便』のすきなところです。



こんなに深く考えたのは大人になってからで、なんにも考えなくてもユーモラスで魅力的なシーンがたくさんあって、観るとハッピーな気持ちになれる素敵な映画ですよね。

みなさん、今週末は一緒にハッピーになりましょう〜♪

そして是非、ニシンとカボチャのパイも作ってみてくださいね。

それではまた!

この記事が参加している募集

再現してみた

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?