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直凪
2022年9月20日 19:45
作品No. 125(8月21日)君は言った僕がいなければ無差別殺人鬼になっていたと僕は防波堤の責任で君を守り、支え、救うと誓っただけど救いを求めない者は神様にだって救えはしない僕は神でも天使でもなく悪魔でさえなく独りぼっちの人間で君から逃げるので精一杯拗ねていないで叫んでごらんよ助けて、ってさ作品No. 126(8月22日)どうかママお外での僕を見ないでいて
2022年9月17日 19:13
作品No. 113(8月11日)それはふとした思い付きか誰かの指図を受けたのかそれとも逡巡の末なのかいきなり身近に灯った熱に私は蒸発してしまいました気体の私は散り散りになって衝突しながら逃げ道を探し雲の鎧をかき集めました貴方の熱が不意に去り私は迷いと後悔に濁る液体になり恐怖は去ったと知るのです作品No. 114(8月11日)男に興味が無いのならレズビアンに違
2022年9月7日 20:42
作品No. 99(8月1日)我慢していると人に優しくできなくなる我慢することは規範の檻を閉じ正しさの鎖を巻き纏足を誇ること檻を壊そうとする者を嫉妬し憎み排除すること飛び方も知らないのに自由の空に放り出されるのは何より怖いから我慢することは自分を嘘に塗り込めること魂を飼い殺しにすること作品No. 100(8月1日)あの頃僕は生きてなくて人肌の悪夢を食い
2022年9月5日 20:25
作品No. 83(7月1日)旅に出られるのは身体が痛くないからで本が読めるのは心に隙間があるからで人を愛せるのは愛されたことがあるからで未来が怖いのは明日が来ることを信じているから作品No. 84(7月2日)蝉の殻が腹を見せて朝のアスファルトに長い影を落としている琥珀を透かす儚い薄緑詰まったままの夢作品No. 85(7月3日)記念日は行動を起こすための口実カレ
2022年9月4日 16:51
作品No. 71(6月13日)わたしは蜘蛛の巣そばにいる巣を土台にして掛けられた同心円の網見渡す限り連なる網の雲わたしの隣にはあなた境目も無い糸のつながり突風があなたを連れ去ったわたしの一部を引き裂いてあなたが抜けた空白を勤勉な蜘蛛がちまちま埋めるいつかわたしが去るその時まで作品No. 72(6月14日)僕がいなくなった後は楽しい思い出だけ飾っていてね痛
2022年9月2日 19:33
作品No. 59(6月1日)遊びに行こうとわがままを言って心配事から君を引き離したいあれが観たいと駄々をこねて君の好きな映画を観てあれが食べたいと腕を引いて君の好きなアイスを食べて君が言えないわがままを君の代わりに叶えてあげたい作品No. 60(6月2日)平和な時人の命は何より重い狂乱の時命は容易く消えてゆく大義のために国のために家族のためにあるいは無