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『そうだ、ミニマリストになろう。Day-24: スローダウンがもたらす幸福感』

<30日かけて500個近くのモノを処分(主に寄付)する30日ミニマリストゲームを実践中>

2020年はどんな一年だったか?いろんな意見があると思いますが、先日まったく違う仕事をしている方7~8人と話したところ、全員に共通していたのは、「以前よりも仕事の時間を減らした。そのため収入は減ったが幸福感は増した」ということで、どびっくり!

仕事時間が減った理由は人によりけりで、コロナのために失職したり、残業規制がかかったり、在宅勤務になって通勤時間や仕事が減ったり。あるいはたまたま嫌な仕事を辞めたり、配偶者の都合で引っ越ししたから退職したり。理由は異なれど、結果、収入は減ったかわりにプライベートの時間が増え、ストレスが減り、幸福感が増したわけです。

これが、一人二人だったら驚かなかったかもしれない。でもみんな口をそろえて言うと説得力があります。すると

じゃあ、年収を上げようと必死に頑張っていたあの頃の自分はなんだったんだ?

と思わないでもない。って、もちろん仕事への頑張りを否定するつもりは毛頭ありません。そもそもそこそこ暮らしていけるだけの収入がなければ、プライベートの時間が増えても幸福感は増えないでしょうから、これは貧困層ではない人たちに限定した話ですし。

また、私自身覚えがあるけれど、自分の能力やスキルに納得いくまでは、明けても暮れても仕事のことばかり考える時間が持てるというのは、充実感があります。手に入れたいものがあって、そのために資金が必要だからと夢中になって働くのもまったくもって悪くない。というか、そこまで欲しい何かがあるということ自体がすでに素敵で、羨ましいぐらいです。

でも今年はコロナで無理やりみんなスローダウンせざるを得なくなり、しかもお金を使う場所や機会が以前よりも減り、社会全体が「小さい方へ」つまりLESSへとシフトしていった。それが2020年だったのでしょう。

そんなに頑張ってMOREをめざさなくても、幸せになれるんじゃね?

という気付き。これは、コロナが社会全体に「いっせーのーせ!」で強制したからできたこと。平常時ならば「自分だけ残業しませーん」とか「通勤時間が無駄なんで、フルで在宅勤務しまーす!」とか、宣言したところで、何言ってんじゃ、おまーっ、とどつかれちゃうでしょうし、コロナというあきらかな他責でなくて、自分一人だけ失職だったら、必要以上に自分を責めたかもしれません。

それで思うphaさんの「持たない幸福論」の本。

その序章ででてくる「なんでこんなにみんなしんどそうなんだろう?」という文章から抜粋。

働くことはまあ大事なことではあるけど、人が生きるにおいて絶対的に必要なわけではないというか、あまり働かずに済むなら働かないほうがいいくらいなものだ。ちょっと日本人は滅私奉公しすぎというか、仕事に自分の時間やエネルギーを捧げることを美化しすぎるきらいがあると思う。
じゃあ生きるにおいて本当に大事なことは何かというと、「一人で孤立せずに社会や他人と繋がりを持ち続けること」と「自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せを感じられるかをちゃんと把握すること」の二つだと僕は思う。

すんごく腹落ちするんですよね・・・。これ、コロナ前だったら「頭ではわかるんだけどさ、そうはいっても収入を減らすのって怖いよね」で終わってたと思う。でも、実際、コロナでスローダウンを強制させられて、ああ、余白があるって楽だな、もっと楽してよかったんだな、お金よりも時間のほうがいいや、と気が付いてしまった。そんな人がかなりいるんじゃないのかな、という気がします。

ミニマリストになりまーす!というと、すごくストイックな印象を持たれるかもしれないけれど、要は「モノに費やすお金や時間や負担感を減らしてLESSでも幸せにやっていける」ということを、本を読んだりして得た知識ではなく、手足を動かして、体験で自分自身に教え込む訓練のために、私は断捨離をしている気がします。

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30 day minimalist game

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Day 24: jewelry boxes and cases, souvenir, CD-R, floss, toothbrush case, beads, oven thermometer, safety glasses, shoeshine kits, grits, socks

30日ミニマリストゲームとは、

1日目に1個
2日目に2個
・・・
30日目に30個というふうに、モノを手放していくゲームです。無事30日を終了すれば、500個近いモノを減らしたことになります。

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