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爽やかな風が駆け抜ける 〜 「明日に向かって撃て」(アメリカ映画)🇺🇸

主人公たちは、フツーに悪人です。でも、そこには陰惨さとか、激しさなんてまったくないんです。

もう、一陣の突風が駆け抜けて行ったような、爽快さすら感じます。まさに人生をたのしんで、たのしんで、たのしみながら、逝ってしまったような。

繰り返しになりますけど、さわやかな味わいを残して、突風のように去っていった男たちの生き様を、見せてくれます。

エアロスミスのスティーブン・タイラーは、老いて死ぬより、ステージの上で熱狂と共に生を終えたいなんていってました。

この映画の二人は、まさにそれを体現したんですよね。

この映画は、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードという名コンビの競演。

ラストのセリフが忘れられない。

「今度、行くならオーストラリアにしようぜ。あそこなら英語が通じるからな」

周りを警官隊に囲まれた彼らの最後のこんな粋なつぶやきがこの映画の魅力を凝縮してますね。

二人ともいい俳優でした!


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