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アラサー男のMBA挑戦談その2 〜 英語との戦いの日々。人生やったもん勝ちなのかもしれないと思った日

*前回はこちら

アラサー男はワクワクしていた。

新しいことを始めるときは、何事もワクワクするもの。改めて、2006年の10月に何を始めようとしていたのかを書いておこう。

彼は、豪州の「ボンド大学のMBAプログラム」に入学することにした。(大学院相当)。Master of Business Administration、経営学修士という学位を獲得するためだ。

そしてこのプログラムの特徴は以下の通り

・海外の大学院なので授業内容も国際的多様性に主眼が充てられるものが多くなる(英語)
・大前さんの会社の提供するプログラム(日本語)も加味されている。
・ボンド大学の英語の授業、そして、日本語の授業の割合が半々程度。
・トータル20科目のうち、4科目は現地豪州で受講せねばならない。これをStudy Tourと呼んでいる。
・この現地受講科目の一つは、「事業計画プレゼン」であり、1年かけてグループメンバーで議論しまとめ上げた内容を現地の教授たちに英語でプレゼンをするというもの

2006年当時としては、かなり斬新なプログラムだったと思う。

いやー、よくやったなと自分をほめてあげたい。

結果としては、20科目のうち1科目を落とし再受講したが、2年後の2008年春には無事卒業し学位を手にすることができた。

と書くとすんなりいったように思えるが、2006年秋から2008年春までは、空いている時間、隙間時間はすべてこのための勉強(グループ学習、個人勉強、勉強会)や懇親会に充てられることとなるのだった。

怒涛の日々がやってくる予感。

当然、ベースになってくるのは英語力だ。まずはその英語に関することから。あとは思い出深い科目と、その時のエピソードを思い出として語ってみたい。

(印象的だったのは、マーケティング、アカウンティング、事業計画プレゼン、クロスカルチャーマネジメント、ネゴシエーション、アントレプレナーシップ、大前さんの年間授業かな。。苦手&難し過ぎたのがファイナンス、統計学、投資価値評価→日本語でも困難なのに全部英語科目だった。)

思い出その1.英語のこと

初めて、NHKラジオ英語のテキストを買った。当時はスマホなんて珍しくて(あったとしても3G)、マンションの回線もやっと整い始めた時期。今なら、YouTubeとか、アプリとか、オンラインの授業とか選択肢はたくさんあるが、当時はリアル媒体に頼らざるを得ない環境だった。

NHKラジオを聞きながら、ボンド大学がプレ授業で用意していた英語の学習プログラムにも参加する。

アカデミックな授業、学位故、英語の学習も、「文章」スキルが中心。先生から課題が出されて英文でそれを埋めていく日々。話すよりもプレッシャーが無いし、辞書を使える。でも、この文章が書けない。全く書けない。

文章とは、単語がわかっただけではだめなのだ。英語としての流れ、文体を理解しないとダメなのだ。ということを初期段階で理解できたのは大きかった。

そして、このアカデミックな文章練習を繰り返すうちに、簡単な問いかけの作法までも自然と学んでいくことになった。

たとえば、誰かに何かを頼むとき。日本的英語だと、Please~となる。無論間違いではないが、Would you~、Could you~とした方が、世の中的には美しい問いかけとなる。

たとえば、会社に誰かから電話がかかってきたとして、ちょっとまって。という場合。
Could you wait a minute? と言えば、先方からしたらきちんとした受け答えに聞こえるのだ。

そんなことを、繰り返す1か月。

英語の苦手意識も若干消えたような。そして、最初の授業がやってきた。

最初の授業はマーケティング。それは次回に!


備考:英語にまつわるエピソード2019年東南アジア編

すったもんだで、2009年に外資系に転職し、2012年青天の霹靂のアメリカ出張では恥ずかしさから何も語れず。ああ、、、と思っていた。

が、生来の楽観的な性格から、2015年の転職活動で外資系エージェントに登録。

「こっちはクライアントだぜ??そこんとこよろしく」

という勢いで、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式で、電話やメールで英語のやり取りをしまくっていたら、翌年のTOIECで過去最高点を更新。

そんなことがあると、英語や西語を使う機会が強制的にやってくるのか、2016年に20年ぶりにスウェーデン人の友人が来日し再会。彼との西語&英語会話が、全く支障がなかったことで自信を倍増させ、2018年某イタリア人との会合でも英語と西語を駆使し切り抜けたことで、さらに自信を倍増。

TOIEC過去最高点の勢いのままに臨んだ2019年東南アジア研修。

あ、結構できるかも。

と感じたのは、研修仲間と街を歩いていた時だ。とある店にて。仲間の一人は、どうやら、気に入ったものがあるらしいが、別の色味が欲しいらしい。ならばと、代わって聞いてあげた。

どうやらそれが奏功したらしい。

そういう日常的な会話は全く意識せずともできている!ことに数日後、気が付いた。さらに、周りから頼られ始めたのだ。2006年や、2012年のことを思えば雲泥の差だ。

この変化のポイントは、外資系転職エージェントとの3か月程度にわたる壁打ちイングリッシュ体験on the phoneだろう。まさにプライスレスな英会話学習。転職エージェントだから、職務経歴書に関するもの、業務に関することも会話で話すことで身についた。

やってみるもんだ。こうして転職エージェントとのやりとりをオール英語で振り切った結果、英語力が飛躍的に向上した。

人生やったもん勝ちかもしれん。

まとめると、短期間の集中的な体験は、ある程度の水準ならば、何かを身につけるには十分なのだろう。そんな自信を手に入れたのだった。

■そんな今、脳内に流れている音楽

キョンキョンも歌っているじゃないか。人生、やったもん勝ち!と。トライトライ。ナイストライ!

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