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ユニコーン 「自転車泥棒」 ~ 盂蘭盆会と夏の思い出

夏が来れば思い出す

どの季節にもその時の出来事を強烈に思い出させてくれるような要素がありますが、夏は特別な感じがします。

それは、やはりお盆があるからなのかもしれないですね。思い出の中には今は亡き人もいるわけで、そういう方々がこちらの世界にやってくるのがお盆の時期ですので。

もともとお盆というのは、日本古来の祖先の霊を祀る習慣とに、仏教行事が重なってできた風習。

(仏教用語では「盂蘭盆会」)祖先の霊を祀るわけですから、灯籠流し、盆踊り、花火も元々は供養の意味があったらしいですし、祖先の霊を乗せるナスときゅうりの馬と牛などもこの時期に見られる風習です。

夏は、日本人にとってこういった風習と紐付いていて、かつ、あのどこまでも続くような高く青い空、巨大な入道雲、ひまわりなどの夏の花、強烈な日差しなどの景色と合わせて記憶に残されていますよね。

ユニコーンの「自転車泥棒」という曲もこの一夏の思い出を綴っています。それがあまりにも一般的日常的なので、自分の事のように共感しやすい曲でもあります。

髪を切りすぎた君は僕に八つ当たり
今は思い出の中でしかめつらしてるよ
膝をすりむいて泣いた振りをして逃げた
とても暑すぎた夏の君は自転車泥棒 君は自転車泥棒

ユニコーン「自転車泥棒」より

おそらくこの出来事を、夏が来るたびに思い出しているのでしょう。

それだけでも、夏は、どこか特別になりますね。


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