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投資のプロがお金より大切にしていることを教えてください『投資家みたいに生きろ』

本のタイトルに「投資」と書いてあると
「なんか難しいことが書いてあるんじゃないかな?」
などと先入観を持ってしまいそうですね。
(^-^)

安心してください!

著者の藤野英人さんは、投資信託のファンドマネージャーというお金の投資や運用のプロではありますが、この本の中では難しい話は一切なしです。


私たちが人生の中で、
「自分にはどんな投資資源があるのか?」
「ちゃんと投資をした時のリターンは何か?」
などがわかりやすく書かれています。

投資の要素について(5つ)

✔ 主体性(やりたいこと)
「もし、10億円もらえるとしたら何をしますか?」
(ただし貯金するはなしです)
やりたいことへの思いが主体性です。

この問いは自分がどうしたいのかを改めて考えるきっかけになりそうです。
「お金持ちになったら貧しい国の子供たちに寄付をしたい」
なんていう思いが湧いてくるかもしれません。
でも、それって今でもできることかもしれませんよね。
自分の思いを明らかにすることが「投資」のはじまりなのかもしれません。

✔ 時間
世の中はあまりにも効率や時短を重要視しすぎています。
投資家のように考えると、必ずしも効率性が重要ではないからです。
ムダを削る一方で、成長を期待できるものには長期的に時間をかける、この二面性を理解することで投資的な時間の考え方が身につきます。

✔ お金
生活のためにだけ無自覚にお金を使うのは、いったんやめにしましょう。
少しづつで構いませんので、「応援する」という意識で財布からお金を取り出すようにしてください。
✔ 決断
多くの人は4つの決断の軸を無意識に使いこなしています。
「損得」
「善悪」
「美醜」
「好き嫌い」

投資かは「損得」で投資先を選んでいるように見えるかもしれません。
私は過去、損得だけで決断をしていた時期がありました。
しかし、そのことで大失敗をしています。

では、著者の藤野さんは損得以外の何を大切にしているのか?
それは、「好き嫌い」を大切にすればよい!と。
「感性を大切にしていいなんて言われると、楽できるようで嬉しい!」
(*´ω`*)

今後、損得勘定はAIでもできるようになりそうです。
好き嫌いが、合理的で高度な決断軸になるとのもあり得るということです。

✔ 運(謙虚な気持ち)
最終的には運が支配していることを理解しつつ、淡々と努力をし続ける必要があります。

成功しても失敗しても「しょせん運なのだから」と考えることができると、過度に奢ったり、落ち込んだりすることもないのかもしれません。

投資のリターンについて

藤野さんは、投資には3つのリターンがあるとおっしゃっています。

✔ 目に見える資産
お金やプロジェクト。
自分の時間や努力を会社に投資することでお給料を貰うこともリターンのひとつです。

✔ 目に見えない資産

スキル・健康・人間関係


✔ 明るい未来(利他の気持ち)
私が投資をする本当の目的。
それは「世の中を良くして明るい未来をつくること」です。

お金の投資・運用のプロが、その本質を深く探ったときに浮かんで見えたものを教えてもらったように思います。

藤野さんは、投資家が当たり前に考えている「思考」を手に入れ、日々の「習慣」を変えることが、「投資家みたいに生きる」ことだとおっしゃっています。

人生100時代に「投資」について、再考してみたいと思いました。
(*´ω`)




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