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気になるスタートアップ5選 vol.2 :: #インバウンド #不動産 #BabyTech #マイクロモビリティ #スマートシティ

✔︎ 日本酒クラウドDB「SAKELOGY」
✔︎ 不動産仲介の民主化「CANARY」
✔︎ 赤ちゃん見守りIoT「Cubo AI」
✔︎ 電動スクーター「Grow」
✔︎ 歩行で発電「Pavegen」

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#インバウンド #日本酒

「SAKELOGY」は、日本酒のデータベースを利用した日本酒メニューの作成システム。飲食店や小売店が自店の日本酒銘柄のメニューをクラウド上で簡単に作成できるのが特徴だ。

来店客は、スマホやタブレットを使って、店舗側が提供する日本酒に合った飲み方や酒の肴を選ぶことができる。なお、メニューは英語に切り替えることも可能だ。

まだまだ眠っていて活用されていない「データ」は山のようにある。そして、今後AI化が進めば進むほど、その処理対象もしくは教師データとしての「データ」はますますニーズが高まっていく。

いったん頑張って「人力」でもデータベース化する。それだけでも高い価値を生むだろう。日本語でしかデータがないものなのであれば、それを英語化するだけでもまたそれは高い価値になる。

#不動産

CANARY では Web 上に公開された物件情報をキュレーションし公開。CANARY を訪れたユーザが希望する物件について内見を求めると、最適な個人エージェントがマッチングされ内見をコーディネートしてくれる仕組みだ。賃貸不動産に住んだことのある人なら分かる通り、契約にあたっては客付の不動産屋(借主側)と元付の不動産屋(貸主)側が仲介してくれるわけだが、この際の客付の業務を個人エージェントが行うことになる。

業界を問わず「エージェント」という職業は、極論的にいえばこの世に不要な職業だ。商材を右から左に流すだけで利益を得る。なんら新たな価値を生み出していない。

もちろん、いわゆるキュレーション力については価値になる。が、ただ右から左に流すだけなのであれば、それは代替可能だ。AIによるか、このサービスのように民主化かのいずれかによって。

すべての業界の「エージェント」はそれによってディスラプトする可能性がある。つまり、そこにビジネスチャンスは存在する。

#BabyTech #IoT

ベッドサイドに設置するCubo AIはヒヨコの外観で、カメラやセンサーを搭載している。しかし、ただ泣き声や動きを感知して親のスマホに赤ちゃんが眠りから覚めたことを知らせるだけではない。寝返りをうったりしたときに、毛布で赤ちゃんの顔が覆われてもアラートを送る。これは、反射的に自分で毛布を払いのけることができない赤ちゃんの場合、かなり重要な機能だ。

子供は母親と過ごすものだ、とか、家族がしっかり向き合うものだ、とか、そういう昔からの価値観を押し付ける風潮はまだまだあるけれど、時代が変化し、共働きが当たり前になったときに、子供といかに向き合うかということに対して、IoT含めたテクノロジーの利用はなくてはならないものになっていくはずだ。

少子高齢化、核家族化などのトレンドを踏まえると、BabyTechの領域は間違いなくビッグビジネスになる。

#マイクロモビリティ #電動スクーター

ラテンアメリカのGrow Mobilityは、マイクロモビリティのGrinとYellowが今年のはじめに合併してできた企業だ。Grinは約1年前にメキシコで事業を開始した。その後YellowやRideとの合併を経て、ラテンアメリカの23都市へと事業を拡大してきた。そのGrowの利用回数が1000万回に達した。

これは、BirdとLimeがそれぞれ最初の1年で達成した記録と同じペースだ。昨年9月にBirdは開業後約1年でスクーターの1000万回の利用を達成した。同じ月にLimeは開業後14カ月でバイクとスクーターの1150万回の利用を達成した。

SDGsなど、持続的な社会を成立させるというメガトレンドの中で、マイクロモビリティの潮流は、日本も含めて間違いなくくるだろう。

ただ、規制の多い日本においては一事業者だけが成立させるのはなかなかに難儀だ。スマートシティなどのコンテキストともに普及していくことになるだろう。

#スマートシティ

人の歩行からエネルギーを取り出し、そのデータも集める英国のPavegenが、クラウドファンディングで目標額95万ポンド(約1億3000万円)に対し、それを大きく上回る260万ポンド(約3億5500万円)を調達した。 
Pavegenの重要性は発電だけではない。歩行の運動エネルギーを電気とデータに換えるだけでなく、同社はPavegenの歩行者通路を歩く人々に報いるためのエコシステムを作りつつある。

都市開発においてもIoTやテクノロジー、そしてデータは欠かせないものになる。個々が固有の動きをする複雑系の中からいかにインサイトを取り入れ、それを社会に反映させていくか。

一昔前には壮大な夢物語だった話も、いまやスタートアップが小さい規模から取り組めるような時代になった。「若者たちよ、大志を抱け」よろしく、新しい時代は新しい世代が自ら創り上げていくことが理想的であり、それこそが未来を創ることとイコールだ。

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