日本サッカー協会からみるサッカーを取り巻く問題
伊東純也選手の代表落選や、田嶋会長の任期満了など、話題が耐えない日本サッカー協会ですが、アジアカップ敗退や森保監督への賛否両論など様々な問題があります。
今回は、日本サッカー協会を日本の縮図と考えて分析します。
かなり踏み込んで書いています。ご容赦下さい。
監督は人間力が大切だけど、、、
そもそも、なんで森保監督の長期政権が続いているのでしょうか。
まず、森保さんの凄さとして、協会と現場をつなぐ人間力の高さが挙げられます。
今までのハリルホジッチなどの外国人監督は選手起用を巡って、スポンサーや協会と上手くいかずに解任されることが多々ありました。
そういうのを踏まえると、森保監督は協会と現場のパイプとなり円滑に代表の活動をしてくれる素晴らしい監督なのです。
スポンサーからしても、敵を作らないで順当に選手起用してくれる森保監督はやりやすいのです。
アンチェロッティなどの完璧な名将は戦術だけでなく、この力に長けています。
しかし、人間力だけでは勝負の世界はやっていけません。時には、貪欲に厳しくなるのも必要です。
ロシアワールドカップのポーランド戦を見て、鳴りやまないブーイングを聞いて複雑に感じました。
はっきりモノを言うべき時
アジアカップなどで上手くいかなかった敗因としては、森保監督からの戦術においての決まり切ったルールがないので、どうプレーしたら良いか選手が迷ってしまうというのも挙げられます。
放任主義もある程度は大切ですが、言うべき時は言わないと選手たちは不安になります。
勿論、森保さんは日本代表でプレーしているし、サンフレッチェ広島ではミシャの後を引き継ぎ、優勝に導いた名将なのは間違いありません。
間違いなく、日本サッカーの功労者です。
しかしこう見ると、森保さんの出せる力は使い切ったと思ってしまいます。なのになんで異例の続投なのでしょうか。
スポンサーや放映料争いが強すぎ問題
田嶋会長から宮本恒靖への人事も、正直全く変化は見られないです。下手したら田嶋会長の院政になりかねないかもしれません。
最近のサッカー界は、スポンサーとか放映料争いが激しすぎます。
Jリーグを見るために必要なダゾーンはどんどん値上がりし、人々はJリーグを見なくなり、スポティービーナウの放送するプレミアリーグへと移っていきます。 みんな日本の宝であり、あんなに盛り上がっていたJリーグを見なくなってしまいます。
国内企業のABEMAなど頑張ってくれている会社もありますが、外資のダゾーンのような会社が市場を独占状態にして値上げするのはおかしいです。
公正取引委員会にひっかからないのでしょうか?
また、監督と協会の不仲の原因となるのは、スポンサーの騒動です。アディダスなどのスポンサーと個人契約している選手が監督の決定によって代表に招集されないとなると、スポンサーとしては看過できない事態なのです。
テレビ局も代表戦は結構やってくれるけど、クラブの試合は全然やりません。放映料高いのです。
変わるためにはどうしたらいいのか、、
日本がサッカーで元気になるためには、今までの人事起用とは違った人が協会に必要です。
日本男子みんなの憧れだったケイスケホンダ。
ドイツのベテランブンデスリーガー長谷部。
など凄い人はけっこういるはずです。彼らなら変革を起こして、協会も代表も整えてくれるはずです。
あまりに楽観的かもしれませんが、JFAの構造改革なしに成長はありません。日本経済も、産業構造改革なしに持続可能な成長はないはずです。
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