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「やればできる」という言葉

皆さん、ご機嫌いかがですか!

ある子育て中のママさんのご相談を受けた時に、出てきた言葉についてお話します。

それは「やればできる」という言葉です。

皆さんは人に「やればできる」という言葉をかけられてどう感じますか?
普通に「やればできるんだ。頑張ろう!」と思いますか?

なぜこのような話をするかと言いますと、この言葉が「成長しようとしない」マインドセットにつながる恐れがあるからです。

マインドセットとは、個人がもつ教育や経験、思い込みで作られる固定化された思考パターンです。

例えば、よく子供に対して親御さんが「あんたはやれば出来る!」とか「絶対にやれば出来るから頑張れ!」と言われるときがあります。

これは、日常的に使われている言葉だと思います。

ですが、やれば「できる」または「できない」といった言葉は、白か黒かといったゼロヒャク思考が根付くことを助長してしまいます。

ではこれによりどのような影響がでるかといいますと、
ことが上手くいかないとき、いわゆる「できない」状況になったとき「完全に心が折れた状態になる可能性が高くなる」ということです。


完全に心が折れてしまうと、自尊心(自分が優れた価値ある存在という気持ち)を保つために、次からは難しい課題などにチャレンジすることが極めて少なくなります。いわゆる失敗するのが嫌でチャレンジする勇気が持てない状態になるわけです。ということは成長できなくなるということです。


私の話になりますが、実は勉強が得意なほうではありませんでした。
そして、母親から「やればできる子やねん」とまったく根拠のない言葉をかけ続けられました。

私の中でゼロヒャク思考が根付き、できない「成績が悪い人間はダメな人間」「もう終わった」と自分の中で思い込んでしまいました。こうなると、積極的にチャレンジすることもなくチャレンジして「失敗から学ぶ」という姿勢がつくられることはありませんでした。

それではこのようにならないために、どのような声をかければよいのか。
それは「やれば成長するよ」「やれば頭が良くなっていくよ」といった類の声掛けをすることです。

これは、やれば「できる」「できない」という結果ではなく「やることで成長する大切さ」「意味を教える」ことになるからです。
すると、積極的に新しいことや難しことにチャレンジして「失敗から学ぶ」姿勢が作られていきます。

子供がこれから長い人生を送ることを考えると、大人が発する「成長しようとしないマインドセット」を助長する言葉は、「最悪の凶器」になりえるということです。

逆に「成長しようとするマインドセット」を助長する言葉は、子供が自ら積極的にチャレンジして成長し続けるための、「最高の道具」になりえるということです。

ちなみにマインドセットは、大人になっても変えることは可能です。
自分が「成長しようとしないマインドセット」だと気づいた時点で、勇気を出して少しずつ変えていけばいいのです。実際に私が変えましたから。


私が変えることが出来たのですから、皆さんも変えることが出来るはずです!


では皆さん、勇気を出して一歩を踏み出して、ガンガン成長しましょう。
そして、チャンスを掴みましょう!


「自分最高」っといえるように!!


お読みいただきありがとうございました。

ひろなっく



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