マガジンのカバー画像

アニメ感想

49
過去〜最新アニメの感想を投稿するマガジン。
運営しているクリエイター

2024年8月の記事一覧

『響け!ユーフォニアム3』
最終楽章に相応しい堂々の完結

吹奏楽に青春をかけた黄前久美子の物語としてこれ以上にない結末。
久美子たちの濃密な3年間を観てきたから視聴後の喪失感が消えない。
でもまたいつでもユーフォに会える。

だってこれは”終わらないメロディ(物語)”なのだから

『リズと青い鳥』

初視聴時は芸術的で映像美に圧倒されたという感想。
そこから咀嚼しこの物語はみぞれと希美の「愛の在り方」を描きたかったのではないかと思っている。なぜなら、本編での二人の互いに素の関係性も「愛の在り方」を証明する為の過程に見えたから。
その過程がとてつもなく美しい

『響け!ユーフォニアム2』

当時視聴時はみぞれと希美の話が中途半端だと感じたけれど、
「大切な人に自分の想いを届ける」をテーマで考えた時に全てが繋がった。
1期が”青春のメロディ”なら2期は”心温まるメロディ”と定義したい。

この温かいメロディ(物語)を私はきっと忘れない。

『響け!ユーフォニアム』
原点にして頂点。

後悔も喜びも全てが ”青春のメロディ”
仲間と切磋琢磨する美しさも いくら努力しても決して報われない残酷さも知っているからこそこれほどまでに作品に共感し感動できるのかな。

吹奏楽にすべてをかける本気の青春ドラマがここにある。

『まちカドまぞく 2丁目』
このまちカドにある小さな幸せ
桃の姉への執着、みかんの呪い
そんな2人の問題を解決し笑顔にすることがひいてはまちを守る使命に繋がっていくまちと人の結びつきが描く物語がとても良かった。

酸味増し増し 桃色成分大増量のまちカドは心の拠り所。

『四月は君の嘘』
音楽=人生

必死にもがき苦しみ歯を食いしばって前へ進んでゆく姿が”人生”、四季の中で出会いと別れを繰り返し 全てが色となり奏でられるメロディに心突き動かされる。

白黒の毎日がカラフルに色づいていく素敵な作品。

『白い砂のアクアトープ 』
沖縄の水族館を舞台に描く”ガール・ミーツ・ガール青春群像劇”

2人の少女の夢の喪失と再生 挫折と成長を色濃く映し水族館で働く人たちの思いも見えるのが魅力の一つ 人や海の生き物に優しくあろうとする一人ひとりの思いの欠片が未来へ紡がれていく素敵な作品。

『ブルーピリオド』
世間的な価値ではなく自分にとっての価値="絵を描くこと"
を選択し絵を通して自分の弱さと向き合っていくのが面白い。
正解があった世界から正解のない芸術の世界で青以外の色(感情)や価値観に触れ自分になる成長譚を描くアート系スポ根の傑作、ややテンポが速いのが残念

『かげきしょうじょ』
銀橋を目指すみんなが主役
キャラクターの掘り下げが丁寧だから一人ひとりが魅力的に映る
女性の縦横社会のドロドロしている部分と華やかさの二面性を見せるのも丁寧
辛い過去や今を乗り越え直向きに銀橋を目指す王道でド直球なストーリーが最高

『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』

萌えて 可愛い アホな学園ラブコメ。
全10話 + OADという短時間で視聴できる上に本編に登場するヒロインは全員美少女で愛せる。制作ディオメディアの女子はブヒれるからいいんですよ。
何度も見たくなる中毒性が高いアニメ

『Dr.STONE』

原始時代で科学の力でゼロから物創りする面白さもあるが、
やはり物語の核である”科学と人の結びつき”が素晴らしいと感じる。
暮らしを豊かにし 心を豊かにしていく 「科学の在り方」であったり 人類200万年の歴史のバトンを科学が紡いでいく熱いドラマに涙した。

『リコリス・リコイル』
ガール×ガンアクション
和喫茶の和やかな日常から依頼時の本格派銃撃作品へと変わる表裏の魅せ方が絶妙、そこに千束×たきなの相棒モノの面白さと尊さが加わり余計に刺さった。
季節を巡り変化していくふたりの関係性と距離感
築いていく強固な百合がこの上なく美しかった

『Do It Yourself!!』
”友情をDIYする”
美麗な背景・独特のゆるい空気
本作から受け取れる物創りの楽しさであったり、友情をDIYしていく尊い時間がとても魅力的で 惹かれた。いらなくなったものを再利用し新しく生まれ変わるように物も友情もDIYできるテーマ性が素敵。

『RE-MAIN』
爽やかな”青”と”変”
物語の中で主人公 清水みなとを取り巻く沢山の”変化”に直面するが、
それすらもRE-MAINへの伏線。「知らない自分との出会い」が導く知らない景色と本気で水球に打ち込む人間ドラマに魅了された。

変が化けて”変化”するその瞬間が最高!