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アニメ感想

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過去〜最新のアニメの感想を投稿するマガジン。
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記事一覧

『ひぐらしのなく頃に』

夏を代表する名作

平穏な日常という化の皮が剥がれ、本作の狂気が露わになる瞬間が
とてつもなく面白い。その体験はまるで視聴者自身が何度も連続怪死事件を追体験する感覚、だからこそ視聴者自身がこの物語の観測者だと私は思う。
この面白さを是非、体感してほしい。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
「きっとこれからもまちがい続ける」
沢山まちがい続け遠回りを繰り返して
真の言葉は苦さと一緒に呑み込んで...
共依存の言葉一つでは括れない"3人の関係性"に青春のほろ苦さと甘さが詰まっていた。

『ホリミヤ』
高校生の今この瞬間にしかない日常のページを切り取ったMemories
そのカラフルな日々が全て堀さんとの偶然の出会いからはじまったと思うと感慨深い。ほんのささいなきっかけで自分の世界は簡単に変わるんだね。

この青春の微炭酸の刺激は癖になる。

『イエスタデイをうたって』
移り変わる季節の中で停滞したキャラクター達の
"袋小路"を恋模様で描いていき、一進一退を繰り返す遠回りが魅力。
それぞれの片思いを軸に"ハッキリしない関係"から『傍にいていい関係』へ心理的距離が変化していくのがとても素晴らしかった。

『スローループ』
哀しい経験をし痛みを知るからこそ相手の痛みにも寄り添える。
後向きな日常がゆっくりと色づき出していくことで、
釣りが結ぶ幸せのループが心地よい。
重目な設定ながら一人ひとりが成長していき多幸感に溢れた時間を友達や家族と共有し絆を見せる描きが良かった。

『明日ちゃんのセーラー服』
フェティシズムな作風だがそれ以上に彼女等の持つ等身大の描きが見事。
一見同じに見えてもみんな違う魅力があると明日ちゃんが発掘していきそれぞれが等身大のセーラー服を纏っていく切り取られた日常の刹那に魅了された。

静と動の魅力溢れる素敵な作品だと思う。

『凪のあすから』
"海と陸の恋物語"
人を好きになることで変わっていく思春期の少年少女の繊細な心の変化が海の様...凪いだ海が恋と共に変わりはじめ好きに傷つき時に苦しみ"好き"に向き合い成長していく、寄せては返す波の様なキャラクター達の恋模様が美しすぎる。

『イリヤの空、UFOの夏』
"色褪せることのない名作"
過酷な運命を背負った少女と普通の少年の儚くも美しい、
ひと夏のSFラブロマンス
その出会いは未知との遭遇の様で、けれど一生忘れることのない思い出として心に刻まれた
イリヤと過ごしたこの夏を俺は決して忘れない。

『薬屋のひとりごと』

探偵ものが大好物の自分の舌を満足させてくれた極上な味(アニメ)でした
開示されていく点の情報が線になる面白さと謎に迫る面白みに独自の毒が足された唯一無二の物語が心を掴んで離さない。
推理の落とし所として"ひとりごと"として真相を明かさない苦味も完璧な味付け

『よふかしのうた』
夜の世界の魅力
日常の枠から外れた非日常の自由と楽しさ怖さ。
そんな夜の側面が少年の情緒を通し描かれるのが面白く、話数を重ねるごとに夜に堕ちていく不思議な魅力を体感する作品
加えて吸血鬼に恋をするための思春期の少年の物語でもあるのが
実にロマン的だった 。

『トニカクカワイイ』
"永遠の愛の証明"
これは夫婦愛を紡ぐお話
由崎夫婦の熱々で甘々な日常を覗き結婚とは何か?愛とは何か?を受け取る内に、今傍に居てくれる人と過ごす時間の尊さ・忘れがちな大切な事に気付けるのが素敵だと思う。
この二人の新婚生活をずっと覗いていたい

『天元突破グレンラガン』
無理を通して道理を蹴っ飛ばす
この作品には男の"ロマン"が詰まっておりそれは男の生き様。
ドリルは男の魂の象徴、熱い思いと気合で宇宙に風穴をあける真っ直ぐな王道ストーリーに何度心揺さぶられたか
ドリルで貫かれる理屈じゃ語れない面白さを是非体感してほしい

『コードギアス 反逆のルルーシュ』
単純な勧善懲悪ではないダークヒーローの傑作
ルルーシュがギアスを手にした事で因果の中で苦しみ人から"魔神"になっていく物語性が最高に面白い。王の力を手した事による苦悩と絶望、それでも世界を変えるとという覚悟と決意、これが世界に反逆するということ

『ウマ娘 プリティーダービー Season2』
度重なる怪我と挫折は通り雨
けれど何度諦めかけても支えてくれるライバルの存在が諦めなければ奇跡は起こせるということを教えてくれる
ターフ翔るスポ根と胸揺さぶられる本気のドラマに涙する。ユメヲカケル熱き感動のフィナーレは一生忘れない。