意外と知られていない？ジブリ映画の豪華な海外版声優 Part1
はじめに
新型コロナの影響で長らく閉じられていた映画館も徐々に開館し始め、人が戻り始めている。公開が延期になっていた映画も続々と公開開始・公開日決定のニュースが、駆け巡っている。そんな中、全国のTOHOシネマズ(一部を除く)でジブリの4作品が再上映されることが決定したのだ。新作映画も軒並み延期になり、映画館に人が戻りづらい中での一報。その4作は『風の谷のナウシカ』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ゲド戦記』だ。
石田ゆり子、美輪明宏、木村拓哉、森光子、夏木マリ、菅原文太、大泉洋、神木隆之介等豪華な声優も話題になるジブリ映画。そんな名作揃いの映画が海外で公開されることもある中、意外と知られていないであろう海外版豪華声優陣。それを何度かに分けて紹介しよう。
①『風の谷のナウシカ』
宮崎駿原作の同名漫画を原作とし、荒廃した近未来を舞台に、毒の森に生きる人々を描いた『風の谷のナウシカ』。
今作でペジテ市の王子アスベルの声優を務めるのは、シャイア・ラブーフ。『トランスフォーマー』シリーズや、『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』、『フューリー』等で知られる俳優だ。不法侵入、飲酒運転、路上喫煙等何かとお騒がせな俳優としても知られる彼。近年は『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』、初脚本作品にして自伝的映画『ハニーボーイ』で再び注目を浴び、再評価されている。
トルメキア王国の皇女クシャナを演じるのは、ユア・サーマン。モデルとしてデビューし、映画『ミッドナイト・ガール』で女優のキャリアをスタート。クエンティン・タランティーノ監督の映画『パルプ・フィクション』、『キル・ビル』シリーズで知られている。シャイア・ラブーフも出演している衝撃作『ニンフォマニアック』にも出ている。
更にナウシカの師ユパを演じるのは、パトリック・スチュアート。『スター・トレック』シリーズのピカード艦長、『Xメン』シリーズのプロフェッサーX役で知られている。
ペジテ市の最高責任者で、『スター・ウォーズ』シリーズのマーク・ハミルも出演。彼は、『天空の城ラピュタ』でもムスカ大佐役も務めている。
②『となりのトトロ』
昭和30年代を舞台に、田舎に引っ越してきた姉妹サツキとメイが不思議な生き物トトロとの交流を描く『となりのトトロ』。老若男女に親しみのあるジブリ屈指の人気作だ。
今作で、姉妹サツキとメイを演じたのはダコタ・ファニング、エル・ファニングの姉妹だ。
サツキを演じた姉エル・ファニングは、子役の時から多くの映画に出演。知的障害の父親と娘の愛の物語を描いた感動作『アイ・アム・サム』では主人公の娘ルーシーを見事に演じ、デンゼル・ワシントン主演の『マイ・ボディーガード』、ロバート・デ・ニーロ共演『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』、『トワイライト』シリーズに出演。近年では『オーシャンズ8』、ブラット・ピットとレオナルド・ディカプリオの共演作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出ている。
メイを演じた妹エル・ファニングは、姉が出演した『アイ・アム・サム』で2歳の頃のルーシーを演じたことでデビュー。その後数々の作品に出演し、アンジェリーナ・ジョリー主演の大ヒット映画『マレフィセント』シリーズではオーロラ姫、小説「フランケンシュタイン」を生み出したメアリー・シェリーを描いた『メアリーの総て』では主人公メアリー・シェリーを務めたことが、最近の活躍だ。
③『魔女の宅急便』
魔女の少女キキが、魔女になるために修行を積む中での成長を描いた映画『魔女の宅急便』。2014年には東映配給で実写映画化したことも話題になった。
本作で、主人公の少女キキを演じたのはキルスティン・ダンストだ。大ヒットアドベンチャー映画『ジュマンジ』、ジム・キャリー主演の『エターナル・サンシャイン』、ルイ16世の王妃を描いた『マリー・アントワネット』等数々の話題作に出演。その中でもサム・ライミ監督が描いた大ヒットヒーロー映画三部作『スパイダーマン』でヒロインMJことメリー・ジェーン・ワトソンを演じていたことが、最も人々の記憶にあるだろう。最近は、実話を描いた感動作『ドリーム』、クリント・イーストウッド主演作のリメイク『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』に出ている。
終わりに
今回紹介した作品は一旦に過ぎないが、このご時世にジブリ映画を見返してみるのも良いのではないだろうか。
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