hiromi

フランス西部在住。2拠点生活をしながら、ロワール地方の美味しいものを提供するお店Loi…

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フランス西部在住。2拠点生活をしながら、ロワール地方の美味しいものを提供するお店Loire Gourmandeを営んでいます&クリエーター。好きなものは、フランスの食文化、クリエーション、フィトテラピー、旅

マガジン

  • フランス生活のあれこれ

    フランスの普段の生活、感じたこと、行政手続き等、あれこれ綴ります。

  • ロワールワインのお店Loire Gourmande

    ロワールワインのお店Loire Gourmandeの紹介

  • 食と健康、植物療法のあれこれ

    フランスで薬に頼らない生活を目指して始めた植物療法。食と健康について。

  • 旅に関するアレコレ

    旅の記録や旅に関するアレコレを綴っています。

最近の記事

フランス人は何処にいるの?

最近の皆んなの話題は、「ヴァカンスが始まったけど、フランス人は何処にいるの?」である。 子供達は既に休みに入っているし、大人達もヴァカンスに突入している人も多いはずなのに、何処もガラガラだ。 私達のお店のあるロワール地方は、例年なら観光客が多い時期である。 しかし今年は状況が違っている。 近所のホテルやレストランの予約は半分くらいしか埋まっていないらしい。 ブルターニュや大西洋側のシャラント・マリティームから来たお客さん達の話によると、海辺に人があまりいないらしい。

    • 「君が君のままでいる」のが羨ましい

      インターン生のホワン君(中国人)に「君が君のままでいるのが羨ましい」と言われて?となった。 21歳の大学生、何を哲学的なこと言っちゃって。 「どうゆうこと?」と言ったら、こんな答えが返ってきた。 ホワン君:「僕の勝手なイメージなんだけど、日本人は感情をあまり表に出さず、嫌なことがあっても表面上は大丈夫なふりをしている印象があるんだよね。でも、君は違う。 言い方はおかしいかもしれないけど、子供みたいな感じがする。 嬉しい時は本当に嬉しそうにするし、嫌なことには嫌って言う

      • アンボワーズのワイン生産者を訪ねて: Château de Montdomaine

        昨日の休業日、アンボワーズのワイン生産者Château de Motdomaineに注文しておいたワインを受け取りに行って来ました。 アンボワーズはロワール川沿いにある街。 ロワール古城巡りで有名なアンボワーズ城やレオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたクロ・リュッセがあります。 500年続くワインメーカーで、2015年に現在のオーナーのフレデリックさんがこのシャトーを引き継ぎました。 お父さんが亡くなられた後、葡萄畑を叔父さんと半々に分けて、別々のドメーヌでワイン造り

        • 昨夜のワイン倶楽部のテーマは「ワインカクテル🍸」。 6種類のワインカクテルを提案しました。準備段階で色々とトラブル発生!一時は開催ができるかしら?と不安になったけど、無事に開催できてホッとしました。 カクテルは材料の分量をしっかり量ることが重要なのね、あと見せ方も大事。

        フランス人は何処にいるの?

        • 「君が君のままでいる」のが羨ましい

        • アンボワーズのワイン生産者を訪ねて: Château de Montdomaine

        • 昨夜のワイン倶楽部のテーマは「ワインカクテル🍸」。 6種類のワインカクテルを提案しました。準備段階で色々とトラブル発生!一時は開催ができるかしら?と不安になったけど、無事に開催できてホッとしました。 カクテルは材料の分量をしっかり量ることが重要なのね、あと見せ方も大事。

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        • フランス生活のあれこれ
          12本
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          5本
        • 旅に関するアレコレ
          7本

        記事

          インターン生のホワン君がやって来た

          私たちのお店では毎年この時期になるとインターン生を迎える。 2年前はフランス人、去年はポーランド人だった。 今年は5月からインターン生のホワン君が私たちのお店で働いている。 21歳、中国は広東省出身の大学生。現在は中国とフランスの大学の両方で学んでいる。 ホワン君はアンジエの大学でワインツーリズムを専攻している。 ワインツーリズムとは、ワインの試飲、消費、購入を目的とする観光のこと。ワイナリーへの訪問、ワインの試飲、ブドウ園の見学などのガイドをすることらしい。 詳しいこと

          インターン生のホワン君がやって来た

          マルシェ初夏の旬野菜

          5月になっても肌寒いフランス西部地方です。いまだに薄手のセーターが手放せません。 今日ワイン生産者さんと話した時に、今年は雨が多く葡萄の収穫が例年に比べると少ないだろうと予測されてました。               * 季節の変わり目を感じられる場所といえばマルシェ。 近くのマルシェにプレロティ(ローストチキン)と野菜を買いに行ってきました。 野菜は何にしようかな? 地元の新鮮な野菜が並んでいます。 ラデッシュはアペロのお供。カリッと生で食べるのが美味い! フラン

          マルシェ初夏の旬野菜

          キャリアチェンジしてもコアな部分は変わらない

          長い人生の中で、誰にでも転機は訪れます。 あなたは未経験の業界や職種にキャリアチェンジしたことはありますか? 私は2020年のパンデミックがきっかけで、徐々に未経験の業界へキャリアチェンジしていきました。その途中で、業界は違えど自分のコアな部分は変わらないことに気づいたんです。 新たなチャレンジの中で、自分のコアな部分を再び活かせる場を見つけたお話です。 クリエイションの原点日本にいた時からパンデミックが起こる前まで、長い間クリエイティブな仕事をしていた。 小さい頃、

          キャリアチェンジしてもコアな部分は変わらない

          失うには惜しい「時代遅れ」と言われたグラス

          時代遅れのグラスと言われ、製造中止になったワイングラスがあります。 それは「Le verre à vin d’Anjou アンジューのワイングラス」 私達のお店ではオープン当時から大切にしているワイングラスです。 このグラスは「アンジューの甘口白ワイン」をサーブする為だけに使用しています。 大きい方のグラスは親しくしているワイン生産者さんから、お店をオープンする時に譲り受けたもの。 小さい方は、ある方から「もう使わないから、このグラスを有効に使っていただける所にお譲りした

          失うには惜しい「時代遅れ」と言われたグラス

          なぜフランス人は日本に惹かれるのか?両国の違いは?

          ここ最近、日本好きなフランス人に3人出会いました。 なぜフランス人は日本に惹かれるのか?日本の魅力やフランスとの違いについて、彼らに聞いてみました。 早速、いってみましょう! -1人目はリヨネル(男性) 日本への渡航歴なし  私達のお店の隣に今月オープンしたインテリアのお店のオーナー。 リヨネルは日本に行ったことがないので、昔の日本の文化や物を通して日本の魅力を感じていているみたいです。そう言えば浮世絵も好きって言ってました。 庭の石の話、なかなか鋭いと思いませんか

          なぜフランス人は日本に惹かれるのか?両国の違いは?

          今年もブロカントのシーズンが始まったぁ〜!日曜日の楽しみの一つである。 天候はまだ不安定ながらも、昨日は久々の晴れ間に心が弾んだ。 ロワール川の水位はだいぶ下がってきて、今朝の川沿いのブロカント散策は気持ちよかった。 今日も晴れそうだ! Bon dimanche!

          今年もブロカントのシーズンが始まったぁ〜!日曜日の楽しみの一つである。 天候はまだ不安定ながらも、昨日は久々の晴れ間に心が弾んだ。 ロワール川の水位はだいぶ下がってきて、今朝の川沿いのブロカント散策は気持ちよかった。 今日も晴れそうだ! Bon dimanche!

          幸せはジャムの瓶の中にある

          フランスでは朝食にジャムやハチミツは欠かせません。 義理母は毎年ジャム作りが習慣で、お手製のジャムを沢山作っては私達に分けてくれます。 我が家もかつてはマルシェでイチゴやアプリコット、リュバーブなどを大量に買ってきて、一年分のジャムを作ったことがありました。でも今は義理母からのお裾分けや、お店で扱っているローランのジャムを朝食のお供にして1日が始まります。 千と一つのジャム一昨日、Chinon(シノン)にあるジャム生産者Mille et une Confitures(ミル・

          幸せはジャムの瓶の中にある

          ロワール川が大変なことになってる!

          先週の土曜日の夜、携帯から警報が鳴った。 何事かと見たら、隣の街Chinonに避難勧告が出ていた。ロワール川の支流のヴィエンヌ川の水位が上昇しているので、避難するようにというメッセージだった。実際、Chinon郊外や周辺の村の数百人が避難したようである。 私達のお店があるTurquanr やSaumurでもロワール川の水位が上昇し、川に面した駐車場まで浸水している。 ロワール川の水位が上がっていると以前にもnoteに書いていたが、今年は本当に雨の日が多く、なかなかカラッと

          ロワール川が大変なことになってる!

          今年もLoire Gourmandeがオープンしました!

          ちょうど1週間前、私達のお店Loire Gourmandeの実店舗が今年もオープンしました(オンラインショップは年中オープンしてます)。 オープン日はPâque(復活祭)の祝日と重なって、沢山のお客様にお越しいただきました。 外のテラス席、ワインセラー内、2階のテラス席が満席になって、大変賑いました。 観光客の方はもちろん、お馴染みさんも続々といらっしゃって、嬉しいと同時に、これからも皆さんの憩いの場となるようなスペースを提供していこうと改めて思ったのでした。 ブティック

          今年もLoire Gourmandeがオープンしました!

          美味しく、愛らしいPâque (復活祭)のショコラ

          今日3月31日はPâque (復活祭)、翌日の4月1日はランディ・ド・パック(Lundi de Pâques)と呼ばれる祝日となります。 この時期になると卵やニワトリ、ウサギなどの形をしたショコラがお店に並び、見ているだけで楽しくなりますよね。 私たちのお店Loire Gourmandeでは美味しく、愛らしいPâqueのショコラを期間限定で3種類販中です。 どうです?愛らしいショコラ達でしょ! ショコラティエは製菓学校の先生、兼パティシエをしているMorgan。 今年の

          美味しく、愛らしいPâque (復活祭)のショコラ

          ロワール川のうなぎの稚魚をいただいたのでCivelles en saladeを作ってみた

          先週はロワール川の河口にある生産者さんを何件か廻っていました。 ロワール川で30年間漁師をしているクロード・ジャナンさんのところに行った時に、貴重なウナギの稚魚(des civelles)を3パックいただいたんです。 市場で買えば1キロ500ユーロ(8万円)くらいするという代物。フランスに来て初めてウナギの稚魚を見ました。 どうです?天然のシラスウナギ、輝いてますよね。 あまり知られていないかもしれませんが、ロワール川は天然ウナギが獲れるエリアです。養殖はせずに天然のみ、

          ロワール川のうなぎの稚魚をいただいたのでCivelles en saladeを作ってみた

          自然のリズムに合わせて始動

          3月も後半に入り、フランス西部は少しずつ春らしくなってきました。 今年の冬はとにかく雨の日が多く、ロワール川の水位がここ何年間で1番上がっているんじゃないでしょうか。 最近になって晴れの日が増えてきたので、自然とポジティブな気持ちになり、行動しやすくなってきました。 日本では4月が新学期ですが、これはとても自然のリズムと調和しているなと思います。春は動物たちが活動を始め、植物も芽吹く季節、私たち人間だって同じです。 4月に入学や新学期が始まるのは日本、インド、パキスタン、

          自然のリズムに合わせて始動