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「子どもが小さいうちは仕事をセーブ」しなくて良かった理由


私は今、小6男子、小3女子、保育園年長の男子の3人の子育てをしながら、自分の会社を立ち上げて働いています。

11年前、長男が1歳半だった時に、育休復帰後うまくいかなくなった会社をクビ同然でやめました。そこから、ゼロから自分の仕事を作り上げてきました。

社会人になって21年。ワーキングマザーになって12年。
働き続けて今痛感しているのは、子どもが小さいうちに仕事をセーブせず、自分の働き方の基盤を作っておいてよかったな、ということです。

理想の働き方は人それぞれですが、「子どもが小さいうちは仕事をセーブしたい」という声をよく聞くので、それが全てじゃないよ、という一つの選択肢になればいいなと思います。


小学生になる前に仕事の基盤を作ったら、理想の働き方ができた


長男が小学生になる前に「自分の働き方の基盤」を作ろう、と会社を辞めたときに思いました。
私は6年間で3人を妊娠出産していますが、ひとりめが3歳になるまでに「個人で仕事が受けられる」状態にしていたため、ふたりめ・さんにんめの妊娠出産時も、自分のペースで収入を落とさず働くことができました

ふたりめのタイミングに迷う、という方も多いと思いますが、「何歳差がいい」と決めても、その通りにはいかないのが常。そして、何歳差にもそれぞれのメリット・デメリットがあるでしょう。だとしたら、何歳差になったとしても働けるように、第一子が1~5歳の間に自分の働き方のベースを作っておくのがいいのでは?と思います。


保育園に入っているうちは、意外と働きやすい

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小学生以上の子どもを持つママたちから、「保育園時代は働きやすかったな」という声をよく聞きます。私もこれに大きく同意です。

もちろん、幼稚園より保育園に預けた方がいい、とかそういう論争をするつもりはありません。今は幼稚園と保育園の差もなくなってきています(「こども園」が増えていますし)。

ただもし、保育園に預けて働くのであれば、保育園時代は働くママにとっては仕事がしやすい環境であるはずです。

朝預けたらお迎えに行くまでは、安心して働ける。(園によるかもしれませんが)基本的に働く保護者向けのスケジュールが組まれている。

あ、余談ですが、「子ども園」に預ける場合は、もともと幼稚園だった園の場合、平日の行事が多めなところもあるようです。そのあたりはご自身でしっかり調べられるのをお勧めします。どれぐらい平日に行事があるか、保護者の負担がどれぐらいあるか(保護者会とか、保護者が手作りしないといけないグッズがあったり、園によってまちまちです)。

もちろん、預けたばかりの頃は、子どもはよく泣きますから、精神的につらく感じることもあると思います(でも他の子を見ていたら分かりますが、親の姿が見えなくなると、わりとみんなケロッとしています)

そもそも保育園に入れないんだよ、という声もあるでしょう(うちの第二子も1年以上待機児童でした)。乳児の頃は、預けたと思ったら熱が出て呼び出し。そんな時代もありました(しかも3回も)。

でもそれでも、親も子供も保育園でたくましく育った。保育園に12年通い続けてそう思います。

保育園時代は、働くママにとっては、がんばって「自分の仕事をつくる時期」であっていいと思うのです。

「小さい子どもを預けて、仕事に夢中になっていいのか」そんな罪悪感は必要ない。わが子にとっても家族にとってもベストな働き方を模索するために一生懸命になることに、どうして罪悪感を持たないといけないのでしょう。


小学生以上になると、メンタル的なフォローが必要

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乳幼児時代は、言葉は悪いですが「誰かが見ていればいい」という状態でした。ミルク、おむつ、あそび。危ないことをしないように見守って、食事を与えて、お風呂に入れて、寝かしつける。

もちろん親が全てをできればベストかもしれませんが、ほかの人に助けてもらっても構わない。「お世話」とはそういうものだと思います。

それが、小学生以上になると、だんだん、「親じゃなければ」と言う出番が増えてくるように思います。(もちろん、ここでの「親」というのは、親代わりの立場の方も含みます)。

「お世話」以外のメンタル的なフォロー。子どもの人間関係も複雑になり、出かける範囲も広がっていきます。

私は「子どもが学校から帰ってきた時に家にいるお母さん」に対する憧れはありませんが、でも、「何かちょっとした変化」に気づいてやれる親でありたいと思っています。


乳幼児期に夜勤をする、と決めた助産師さんの話

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ある助産師さんは、「子どもが小さいうちに夜勤をして働いて、子どもが思春期になった時には、晩ご飯の時に絶対家にいるようにしている」とおっしゃっていました。

あまり話もしなくなった思春期の子供と、「一緒に晩ご飯を食べる」ことは大きな意味があると思います。

それを実現するために、乳幼児期に頑張って働いておく。「子どもが小さいのに働くなんて」という罪悪感を、払拭してくれた考え方でした。


自分の働き方に、「誰かの許可」はいらない。

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とはいえ、働き方なんて人それぞれ。自分で模索して、自分や家族にとってのベストを探していけばいい。そう思います。

長くなった人生の中で、子どもといられる時間は短い。

だけど、私の人生はわたしのものだし、子どもの人生は子どものもの。

自分には、自分の人生がある。誰かの許可なんてもらわなくても、好きな仕事をしてもいい。好きなように働いていい。

ワーママを12年やっていて、そう思います。まだまだ先は長いですが。




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