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うちの子に限って! ~思春期がやってきた! ~


思春期! それは突然、我が家にやってきた。長女が中学二年生のとき。朝起きて「おはよう~」と挨拶しても無視。「行ってらっしゃ~い」と見送っても無視。何を聞いても「別に」の返事。「別に」ってなんじゃ~。返事になってないよ~!と、思うのだが、注意したところで、ちゃんと答えるわけでもない。
部活のことも、学校行事のことも、何一つ話さない。学校からの(保護者宛の)プリントさえ出さない。
ただ、PTA役員や、部活動の役員をしていた関係で、それなりの情報を得る手段はあり、長女が話してくれなくても何とかなった。
でもな~、ついこの間まで「ママ」「ママ」と何でも話してくれていたのに、とてもとても寂しい気持ちだ。
その寂しい気持ちにとどめを刺したのは、長女のノート。机の上にポンと置いてあったので、目にとまった。書いてあったのは「ママうざい、死ね!」の言葉。
「ガ~ン! え~嘘でしょ」
信じられずに、もう一度見てみたが、やはり「ママうざい、死ね!」と書かれてある。
「え~、パパじゃないの?」
「なんで私(ママ)?」とショックを隠せない。
この頃は、私のことを徹底的に避けていた長女だが、「おかあちん(※仲良しのお友達のお母さんのことをこう呼んでいた)」には笑顔でいろいろな話をしていた。部活が休みの日には、おかあちんと遊びに行くこともあった。(私が誘っても絶対来ないのに! )
長女の思春期は高校受験が終わったころには、すっかり落ち着いて、以前のように、「おはよう~」「行ってきま~す」「あのね、今日、学校でね、……」と話してくれるようになった。一体あれは何だったのか? と思うが、次女にも同じように思春期がやってきたときは「順調、順調」と自分に言い聞かせ、時が過ぎるのを待った。
この時期、心がけたのは交友関係を頭ごなしに否定しないこと。
それから、高校進学については、親に相談してくれなくても、真面目に考えた結果なら尊重すること。(次女が受験勉強をしたくないから、○○高校を第一希望にする、と言った時はさすがにたしなめた。その高校に行きたい理由が受験勉強をしなくても合格出来そうだから、制服が可愛いから、トイレが綺麗だから、では納得するわけにはいかない)
私に相談してくれなくても、先生だって、友達だって、「おかあちん」だっている。
長女は、おかあちんにいろいろアドバイスもらっていたようだし、次女は担任の先生に「一級建築士になりたいなら○○高校に行って、○○大学に行くのが最短で夢が叶うよ」と具体的に言われて、納得していたし、長男は通っていた個人塾の先生を尊敬していた。
我が家にやってきた思春期は、三人とも、受験期と重なったけど、神経質になりすぎず、あえて、仕事に集中することで、うまく乗り越えられた気がする。
だって、思春期って、きっと、子供の方がわけもなく、イライラ、モヤモヤ、落ち着かない。そんなときの乗り越え方も自分で決めたらいいのかな、と思う。
うちの子に限って、親にそんな態度(無視)をとるわけがないと思っていましたが、思春期は、ちゃんと来て、ちゃんと過ぎていきました。


思春期子育て真っ最中のパパさん、ママさん、へ。思春期はいつか必ず終わるってことだけは決まってますので、あせらず、ゆったり、関わって下さいね~❣

P.S:現在、我が家の三人の子供たちは全員大学生で、県外在住ということもあり、年に何回かの帰省時には、競っていろいろな話をしてくれるようになりました~

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