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『いいAGEs 』VS『悪いAGEs』終末糖化産物はこうして生まれる

人類はずっと「酸化」と戦ってきました。
それは、人類の祖先の細胞が、が35億年前、酸素を取り入れて生き残ると決めて以来。
細胞内のミトコンドリアが酸素を取り入れてエネルギー工場のような役割を担って、日々体の中で身体の健康維持の為に頑張っています。
人類にとって耐性のある「酸化ストレス」についてはまたお話ししたいと思います。
 
今日は、数十年前から始まった「糖化ストレス」の研究のお話しです。
実は戦後混乱期にはなかったワードなんですね。
今、飽食の時代に変わり、糖化ストレス増加の結果として代表的な病気に「糖尿病」があります。いろいろな合併症を引き起こす万病のもとですが、その患者数は2000万名を超えてきているそうです。
 

「糖化ストレス」って?

先日同志社大学の米井喜一先生にお話を伺ってまいりました。
糖化反応は食べ物の反応の事です。1912年にフランスのメイラード先生の発見です。
例えば、ホットケーキを作る時、熱を加えてキツネ色にになっていい香りがしますよね。小麦粉(炭水化物)とタンパク質が熱で反応することをメイラード反応と言って、AGEs=週末糖化産物ができます。
私たちが食べる時は、香りも味もよくなります。しかしそれが反応しすぎると・・・アクリルアミドという発がん物質になってしまうそうです。こうなると病気を誘発する可能性が高まり、人類にとって「毒」となってしまうんですね。
 

いいAGEsってどんなもの?

例えば、コーヒー、味噌、醤油など。効果としては血圧を上げにくい、抗酸化作用、そして注目は「美味しいものを食べた方が愛情深い人間になる」のにAGEsを摂取することで、愛情ホルモンが脳で作用する、ということが最新の研究結果でわかってきたそうです。
 
50万年前、人類が火を使い始めました。火を使うと食材にAGEsが増えるのですが、火を使わない霊長類に比べて脳の発育に圧倒的な差をつけたのです。
つまり、AGEsを食物から取れば、脳が成長し、愛情も深くなるということなんです。
こうなると誰と食事をするか?も+αで大切な感じがしますよね^^
 

悪いAGEsに注意

超高温で調理すると「アクリルアミド」という発がん物質が発生します。
加熱が行き過ぎた(反応が進んだ状態)調理法には気をつけたいところです。
大抵、高脂肪食に多いので合わせて避けていきたいところです。
 
一般的には、「生」<「蒸す」<「煮る」<「焼く」<「揚げる」
 
体内で生成されるAGEsと「血糖スパイク」とは
 
体の中にあるタンパク質がAGEsになってしまうことがあります。
それは食後起こります。「食後高血糖」=「血糖スパイク」と呼ばれるものです。
血管にダメージが蓄積される状態のことで、血管の内皮細胞を傷つけて血栓ができやすくなってしまうのです。
 

対策は「食事」「運動」

ゆっくりよく噛んで食べること、食事の食べる順番はベジファーストです!
「野菜」→「タンパク質」→「炭水化物」。
炭水化物の消化吸収が緩やかになると言われています。
おにぎりやカップラーメンだけ、など炭水化物だけの食事をやめるだけでも改善されます。
炭水化物も必要な栄養素なので、過度に避ける必要はありませんが、食物繊維やタンパク質をバランスよく取り入れると良さそうです。
朝食を抜くのはNGです。次の食事の際に一気に血糖値が上がるので注意です。
 
運動はウォーキングや、階段の登り降り、簡単な筋トレでも大丈夫です!
食後1〜2時間後あたりがおすすめです。
 
さて、今日はいいお天気なので、これからウォーキングに出かけてきます!
 
それでは、また!
 
 

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