私の芸術運動198私の宇宙

私は普段、占いなんかはあまり信じないけれど、たまに見たりする。

色々種類がある中で星の周期で占うものをよく目にする、こういう壮大な現象が実際宇宙空間では起きている、これは占いよりもうんとすごい事だし、その中の地球という小さな星に生きる私達一人一人にそれぞれの星がリンクしているとは少し考えにくいが、人間が宇宙の一部であるという感覚が科学が発展する以前に思想として存在した事がロマンチックだしとても興味深く思う、何よりこの宇宙の一部である私達が私達よりもはるかに壮大な宇宙空間での現象に何も影響を受けていない、という事の方があり得ないことの様にも思えてくる。

占いによって私の今年の運勢が大まかに運命づけられているか?はわからないが、私は幼い頃、それこそ小学生の頃には生きていて何か大きなものがが回っている様な感覚があった、それを私はパターンや、リピートという風に捉えていたと思う。

義務教育の内は特に時間割が決まっていたし、週の内の休みも決まっていた、教室という小さな箱の中で決まった人数が決まった椅子に座り同じ時間を過ごす、私にとってそれはとても苦痛に感じられたがそこから抜け出す事はなく何とか耐えた、あの頃はそんな規律のパターンが繰り返される中で人間関係だけはままならぬものだった。

友達が居なかったり、出来たり、諍いがあったり、私を除く周りの人間関係にもいつも何かしらの動きがあった様に思う。あの小さな宇宙空間の中ではその一つ一つが同じ空間にいる私にまで大いに影響を及ぼした。それはまさにそれぞれの星がお互いの重力によって引き合ったり反発したりを繰り返している様だった。

宇宙の始まりにビッグバンがあり、その一点から放射されたエネルギーが相互作用でさらに色んな物事を引き起こし、まるでビリヤードを連想させるが、それも次第にゲームが進むにつれてパターンやリピートと呼べる状況が引き起こされる、「この場合はこうしよう」「これは前にも似た様なパターンがあったな」「一つ前と同じだな」。これは混沌から産まれた私達が経験を積み上げ、自分で考えていくに連れて次第にそんな場面に幾つか出会うというのに似ている気が私はする。

義務教育を終え、自分の人生の行先を自分で考え始める頃には宇宙空間も一緒に広がってゆく、より広い空間でより多くの物事と接する様になる、宇宙と違う点は、私たちは星と同じ物質的存在だけれど、私たち人間は星よりもうんと短い時間を生きるという点だ、これはただ短いと言うわけではなく、その短い時間の中に自分という宇宙空間の終わりと始まりが凝縮されていると言う事だと私は考える。

凝縮した時の中で生きる私達は、お互いに引き合ったり逆に引き合う事ができない人達がいる、これは産まれた時代や環境にもよるけれど、その限られた中でも実は無意識下では自分で選択している様に思う。

ここまで話してきた事は、占いというものになぞらえれば確かに合点がいく点もあるけれど、私は何度も言うがこれは自分が作り出したエネルギーのパターンやリピートだと思う。

私は乙女座なのだが、乙女座の星に由来するというよりは、私という一つの星が持つ引力、重力、というものに起因しているように思う。昨日の夜に星占いを見ていて思ったけれど、私以外の乙女座がみんな私と同じ様な人生のパターンやリピートを体験しているわけではない、それに周りの人達(星達)との相互作用も大きく影響してくる、つまり自分は自分であり全体でもある、あまり関係はないけれどふと思い出したフレーズは谷川俊太郎の「20億光年の孤独」だ。

私は今10年前の自分のパターンをリピートで追体験している様な不思議な状況にある。
あの頃とは歳も、住む場所も、状況も違うのに、なぜか、物事の流れや、要所で起こる事や、自分の精神状態、行動がリンクしている、その都度私は確か昔もこんな事があったなと思い返している。

10年前の私は、かなり個人的には辛い状況に置かれていた、それは自分で招いた事といえばそれまでだったが大きく心を揺さぶられた時だった、そしてちょうどその頃の私の心の中に「画家になる」という想いが芽生えた時でもあった。もし、パターンやリピートをするのなら、私は近い内、何かしらの大きな変化を迎えることになるだろうな!と思うのである。

これは占いでは無い、自分のエネルギーが引き起こした事だ、しかし10年前の私と、今の私はもちろん違う、同じ様な事を体験させられながらも結果は違うものになるだろうと思う、そうやって人は成長していく気がする。

私は正直、今が辛いけれど、私にはこれを乗り越えた過去があるのです。

未来で今を振り返って、あの頃の自分が頑張ったから今がある!!と感謝できる様に今を頑張ろうと思う。

大きなお世話かもしれませんが、皆さんも一緒に頑張りましょう。。

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