現実に逃げる人と夢に逃げる人
思ったより期限が迫ってきている事に気づいた
やばすぎる!実質後10日間でF50号の完成を目指す
時間があれば丸3日で描けると思う
しかしお恥ずかしながら日常生活をやりくりするためにはどうしてもバイトをしなけりゃならない
時間がない
多分死ぬ気でやらなきゃならない
というか死ななけりゃ
全てを捧げて描く
最近ずっと絵について考えていた事がある
神は細部に宿る
芸術家にとってこれは細密に描く事と同義じゃ無い
上手く描く事とは全く違う
僕が絵画を見て心が震える時
絵画の中の筆のタッチ一つ一つが僕の心を震わす
歌で言えばAメロやらBメロのタッチがあり、サビに入った時にきたきたきたという感じになる
小説で言えば起承転結がある
一枚の絵画の中に確かにある
印刷物には無い時間の流れや、その時その時の心情
高揚感、苛立ち、なんかを一枚の中に閉じ込めるわけだ、一定の心で、まさにピーっという音が聞こえてくるような心音では無いのだ
絵の具がせめぎ合いながらしっかり手をつないでいる状態
その筆致一つ一つの裏っ側に閉じ込めた心のカケラみたいなものが人々の心にリズムのような印象を与える
僕にはそれが聞こえるし、動いて見える
僕には描ける
そのためによく聞いて、よく動き、よく見なければならない
今心臓が本当にドッドッドと音を立ててる
はっきり言って仕事をさっさと切り上げて家で絵を描き始めなけりゃいけない
それを許さない現実が僕の震える心臓を鷲掴みにしていてすごく苦しい
社会人として
大人になれよ
常識的に考えて
いつまで夢見てるの?
なんてつまらない言葉なんだろう
こんな事に僕の心が反応しているのを阻害されなきゃならない
インスピレーションが湧いた今、たった今から描き始められたらどんなにいいだろ
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