Hiroki Michishita

ストレングスコーチ 🇦🇺国際トレーニング指導資格保持者 🪪ピリオダイゼーション ストレン…

Hiroki Michishita

ストレングスコーチ 🇦🇺国際トレーニング指導資格保持者 🪪ピリオダイゼーション ストレングス&コンディショニングエキスパート 🏋️‍♀️セミパーソナルトレーニングジム経営 🎓アスリートのトレーニング指導 ☀️PERMA LLC代表

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    ピリオダイゼーションに関する記事をまとめています。

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マクロサイクルの概念と野球選手における適用 【無料配布】ピリオダイゼーションシート

野球選手のためのマクロサイクル:定義と目的ピリオダイゼーションは、効果的なトレーニングプログラムの設計において重要な概念です。今回は、野球選手におけるマクロサイクルの定義と目的について解説します。これにより、選手や指導者はより効果的なトレーニング計画を立てることができるでしょう。 マクロサイクルの定義 マクロサイクルは、ピリオダイゼーションにおいて最も長い期間のトレーニングサイクルを指します。一般的には、1年間を1つのマクロサイクルとして捉えますが、競技者や目的によっては

    • ミクロサイクルにおけるエネルギー系を考慮したトレーニングの決め方

      ミクロサイクルとは、一週間単位のトレーニング計画のことで、適切に強度を調整することがアスリートの疲労やオーバートレーニングを防ぐ鍵です。 具体的には、異なる日に異なるエネルギーシステム(無酸素系や有酸素系)を使い分けることで、選手が回復しつつも必要な適応を促すことができます。 主なポイント:トレーニング強度の調整: トレーニングの強度は運動の種類によって異なります。高強度のトレーニングは無酸素系エネルギーシステム(ホスファゲン系と速い解糖系)を多く使い、低強度では有酸素

      • スポーツパフォーマンスモデル分析の重要性:トレーニングプログラム設計のための第一歩

        トレーニングプログラムを効果的に設計するためには、まずスポーツそのものを深く分析することが不可欠です。 パフォーマンスモデル分析において最初に提示すべき要素は、スポーツの科学的および方法論的側面をトレーニングニーズの文脈で提示するニーズ分析です。 このプロセスでは、コーチがそのスポーツのバイオメカニクス的・生理学的特性を考慮し、各生体運動能力のパフォーマンスへの寄与を詳細に分析することが求められます。 このようにして、スポーツの特性に基づいた科学的なトレーニングアプローチを構

        • ピリオダイゼーションの全段階:アスリートを育成するための包括的ガイド

          スポーツにおいて最高のパフォーマンスを発揮するためには、科学的に根拠のあるトレーニング方法の適用が不可欠です。 ピリオダイゼーションは、このようなトレーニング戦略の中心であり、アスリートが競技でのピークパフォーマンスに必要な様々なフィジカルな能力を段階的に開発するためのプロセスです。 本記事では、解剖学的適応から特定の筋力の変換まで、ピリオダイゼーションの各段階(フェーズ)を解説し、各段階の目的、トレーニング内容、および注意点に焦点を当てています。 このガイドを通じて、ピリオ

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          高校野球のピリオダイゼーション:解剖学的適応期から筋肥大期へのスムーズな移行:ステップローディング(2+1)を用いた効果的なピリオダイゼーション戦略

          解剖学的適応期が終わると、私たちは筋肥大期へと移行します。 しかし、これらの段階で念頭に置いておくべきことは、「トレーニング内容を急に切り替えない」という点です。 解剖学的適応期にサーキットトレーニングを行っていたとしても、筋肥大期に入ったからといっていきなりベンチプレス、バックスクワット、デッドリフトへと完全に移行するわけではありません。 むしろ、解剖学的適応期の後半から筋肥大期の前半にかけて徐々にフリーウエイトトレーニングへ移行していくことが大切です。 筋肥大期もしくは

          高校野球のピリオダイゼーション:解剖学的適応期から筋肥大期へのスムーズな移行:ステップローディング(2+1)を用いた効果的なピリオダイゼーション戦略

          高校野球のピリオダイゼーション:新高校球児のためのトレーニング基礎〜解剖学的適応期から高度なスキルへの道〜

          新学期が始まり、高校野球の新しいシーズンがスタートしました。 これに伴い、新たな高校球児たちが野球部に加わり、彼らの体力と技術の土台を築くためのトレーニングが必要になります。 この記事では、新入生向けのトレーニングの初期段階である解剖学的適応期に焦点を当て、彼らが野球のスキルと共に体の基礎をしっかりと構築できるようなピリオダイゼーションを提案します。 解剖学的適応期の具体的な説明は、以前の記事で触れた通りです。 テンプレートの配布は以前の記事で行なっております。 トレ

          高校野球のピリオダイゼーション:新高校球児のためのトレーニング基礎〜解剖学的適応期から高度なスキルへの道〜

          高校女子バレーのピリオダイゼーション

          高校女子バレーチームのトレーナーを務めることになり、選手たちが年間を通じてベストを尽くせるようピリオダイゼーションの計画を立てています。 ピリオダイゼーションを作成していく過程を掲載していきます。 このプロセスはバレーボールに限らず、多様なスポーツに応用できると思うので参考にしてください。 大枠の設定 計画の骨組みとしては、 年間の重要な大会を特定し、 監督・コーチとともに選手たちのパフォーマンスのピークをどこに設定するかを決めます。 その後、メンテナンス期への

          高校女子バレーのピリオダイゼーション

          ピーキング:競技パフォーマンスの最高点への到達

          スポーツの世界では、勝利という目標に向かって、アスリートは常に自己を超える努力をしています。 その努力の中核をなすのが「ピーキング」と呼ばれるプロセスです。 このプロセスでは、アスリートは戦略的にトレーニングの量や強度を調整し、重要な試合やイベントでの最高のパフォーマンスを目指します。 この記事では、ピーキングを達成するためのテーパリングという方法論について深掘りします。 テーパリングは、トレーニング負荷を計画的に減らすことで、アスリートが重要な競技会において最大のパフォー

          ピーキング:競技パフォーマンスの最高点への到達

          野球パフォーマンスのための筋力トレーニング:最大化から維持まで

          野球選手たちにとって、筋力とパワーはただの身体的特性ではなく、競技パフォーマンスを決定する重要な要素です。 この記事では、最大筋力、パワー、そして筋持久力が野球のようなパワースポーツにどのように貢献し、試合期間中にこれらを如何に維持し向上させるかについて探求します。 メンテナンス期筋力トレーニングは、アスリートのパフォーマンス向上に必要不可欠です。最大筋力とパワーは爆発的なスキルを持つアスリートにとって必要であり、筋持久力は長時間の活動に求められます。 アスリートが競技で優

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          野球パフォーマンスのための筋力トレーニング:最大化から維持まで

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          爆発的パワーを引き出す: バリスティック&プライオメトリックトレーニングの全貌

          アスリートが競技で最高のパフォーマンスを発揮するためには、単に筋肉を強化するだけでは不十分です。 本記事では、爆発的なパワーと優れた反応速度を育成するための二つの鍵、バリスティックトレーニングとプライオメトリックトレーニングに焦点を当てます。 これらのトレーニング方法がどのようにアスリートの筋肉と神経系に働きかけ、どのようにして競技能力を飛躍的に向上させるのかを詳しく解説します。 また、これらのトレーニングを適切に実施するための具体的なガイドラインや、野球においての適用方法に

          爆発的パワーを引き出す: バリスティック&プライオメトリックトレーニングの全貌

          高校野球オフシーズンの筋トレメニュー案

          シーズンオフは、次のシーズンに向けて選手たちの身体を強化し、技術を磨く絶好の機会です。 この貴重な時間を最大限に活用するために、筋トレも非常に重要な役割の一つを担います。 オフシーズンに筋力を増強し、筋肥大を促すことで、選手たちはより強く、より速く、そしてより強靭になります。 そして、それは彼らがシーズン中に最高のパフォーマンスを発揮するための土台となるのです。 週4回、各90分程度のウエイトトレーニングを取り入れることで、彼らの筋力増加を実現しましょう。 このトレーニング

          高校野球オフシーズンの筋トレメニュー案

          高校野球のためのピリオダイゼーション: 転換期(筋力を特異的なパワーへ変換)の理解と実践②

          パワートレーニングパワーボールやメディシンボールを用いたパワートレーニング 年間のトレーニング計画の中で準備段階は、アスリートは基本的な体力や技術を養うだけでなく、敏捷性や素早さを身につけるためのトレーニングを行います。 具体的には、パワーボールやメディシンボールのようなトレーニング器具を使用して、筋力や反応速度を鍛え上げます。 また、プライオメトリックエクササイズというトレーニング方法も非常に効果的です。 これは、筋肉を急速に収縮させてパワーやスピードを向上させるトレ

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          高校野球のためのピリオダイゼーション: 転換期(筋力を特異的なパワーへ変換)の理解と実践②

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          高校野球のためのピリオダイゼーション: 転換期(筋力を特異的なパワーへ変換)の理解と実践

          筋力トレーニングをしていても、実際のスポーツでのパフォーマンスが上がらないと感じたことはありませんか? 筋力だけを上げても、それを実際のスポーツの動きに適応させることが難しいのです。 しかし、その答えは「スポーツ特異的な強さへの変換」にあります。 この記事では、「ピリオダイゼーション」というアプローチを通して、どのように筋力をスポーツに特化した力に変えていくのか、そして「転換期」という重要な段階の意味を詳しく解説します。 また、野球においての投手や野手のエネルギーシステム

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          高校野球のためのピリオダイゼーション: 転換期(筋力を特異的なパワーへ変換)の理解と実践

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          高校野球のためのピリオダイゼーション: 最大筋力期の理解と実践 【番外編】(大学野球・社会人野球のためのトレーニング法)

          アイソメトリック法とは?アイソメトリック(等尺性)トレーニング法と聞いて、一体何のことかと思われる方も多いでしょう。 「アイソメトリック」は「等しい距離」を意味しており、筋肉が動かない状態での力の発揮、つまり静的な収縮でのトレーニングという意味になります。 この手法の歴史は実は古く、1953年のHettingerとMülerの研究で既にその効果が確認されていました。 そして、60年代には多くのアスリートやトレーナーによって実践されるようになりました。 しかし、近年ではその

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          高校野球のためのピリオダイゼーション: 最大筋力期の理解と実践 【番外編】(大学野球・社会人野球のためのトレーニング法)

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          高校野球のためのピリオダイゼーション: 最大筋力期の理解と実践②

          レストインターバル:最適な回復時間の秘密運動やトレーニングを行う際、セット間の休息時間、いわゆる「レストインターバル」は非常に重要な役割を果たします。 実際、適切な休息間隔を取ることで、体の各部位やシステムは再び次のセットに挑戦するための充分なエネルギーを回復することができます。 この回復の過程は、筋トレの成功に不可欠な要素であり、これを正確に理解することは、効果的なトレーニングを行うための鍵となります。 まず、適切な休息間隔の長さは、主にトレーニングの方法や目的、そして

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          高校野球のためのピリオダイゼーション: 最大筋力期の理解と実践②

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          高校野球のためのピリオダイゼーション: 最大筋力期の理解と実践

          最大筋力期(Maximum Strength Phase = MxS)とは何か?ほとんどのスポーツにおいて、最大筋力の向上はおそらく最も重要な要素です。 筋力と筋断面積の間には密接な関連があり、筋力を増加させる際の筋肥大トレーニングは非常に重要です。しかし、筋肥大だけが筋力の全てというわけではありません。 トレーニングの深部には、速筋繊維の動員能力やその発火頻度といった、目に見えない神経系の適応も深く関わっています。 一部のスポーツでは、筋肉量を増やすことなく高いパフォー

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