Hiroki Michishita

ストレングスコーチ 🇦🇺国際トレーニング指導資格保持者 🪪ピリオダイゼーション ストレン…

Hiroki Michishita

ストレングスコーチ 🇦🇺国際トレーニング指導資格保持者 🪪ピリオダイゼーション ストレングス&コンディショニングエキスパート 🏋️‍♀️セミパーソナルトレーニングジム経営 🎓アスリートのトレーニング指導 ☀️PERMA LLC代表

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  • ピリオダイゼーション

    ピリオダイゼーションに関する記事をまとめています。

記事一覧

【有料級】結果を出すトレーニングの科学:トレーニング変数の完全攻略ガイド

トレーニングプログラムの成功は、単にエクササイズを積み重ねることだけでは達成できません。効果的なトレーニングには、適切な負荷、レップ数、セット数、休息間隔、そし…

エネルギーシステムに基づくトレーニング順序

トレーニングセッションを計画する際は、日々のワークアウトプログラムを効率的に組織するためのツールとして捉え、4つの主要なセグメント(導入、ウォームアップ、メイン…

Hiroki Michishita
4週間前
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エコロジカルアプローチと伝統的筋力トレーニング

トレーニング界に革命が起きたと言われているエコロジカルアプローチ。 植田文也さんのおかげで、徐々に認知度が上がってきたのではないでしょうか。 私もその理論を拝読し…

Hiroki Michishita
1か月前
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ミクロサイクルにおけるエネルギー系を考慮したトレーニングの決め方

ミクロサイクルとは、一週間単位のトレーニング計画のことで、適切に強度を調整することがアスリートの疲労やオーバートレーニングを防ぐ鍵です。 具体的には、異なる日に…

Hiroki Michishita
3か月前
2

スポーツパフォーマンスモデル分析の重要性:トレーニングプログラム設計のための第一歩

トレーニングプログラムを効果的に設計するためには、まずスポーツそのものを深く分析することが不可欠です。 パフォーマンスモデル分析において最初に提示すべき要素は、…

Hiroki Michishita
3か月前
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ピリオダイゼーションの全段階:アスリートを育成するための包括的ガイド

スポーツにおいて最高のパフォーマンスを発揮するためには、科学的に根拠のあるトレーニング方法の適用が不可欠です。 ピリオダイゼーションは、このようなトレーニング戦…

Hiroki Michishita
4か月前
5

高校野球のピリオダイゼーション:解剖学的適応期から筋肥大期へのスムーズな移行:ステップローディング(2+1)を用いた効果的…

解剖学的適応期が終わると、私たちは筋肥大期へと移行します。 しかし、これらの段階で念頭に置いておくべきことは、「トレーニング内容を急に切り替えない」という点です…

Hiroki Michishita
6か月前
3

高校野球のピリオダイゼーション:新高校球児のためのトレーニング基礎〜解剖学的適応期から高度なスキルへの道〜

新学期が始まり、高校野球の新しいシーズンがスタートしました。 これに伴い、新たな高校球児たちが野球部に加わり、彼らの体力と技術の土台を築くためのトレーニングが必…

Hiroki Michishita
6か月前
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高校女子バレーのピリオダイゼーション

高校女子バレーチームのトレーナーを務めることになり、選手たちが年間を通じてベストを尽くせるようピリオダイゼーションの計画を立てています。 ピリオダイゼーション…

Hiroki Michishita
7か月前
3

ピーキング:競技パフォーマンスの最高点への到達

スポーツの世界では、勝利という目標に向かって、アスリートは常に自己を超える努力をしています。 その努力の中核をなすのが「ピーキング」と呼ばれるプロセスです。 この…

Hiroki Michishita
8か月前
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野球パフォーマンスのための筋力トレーニング:最大化から維持まで

野球選手たちにとって、筋力とパワーはただの身体的特性ではなく、競技パフォーマンスを決定する重要な要素です。 この記事では、最大筋力、パワー、そして筋持久力が野球…

300〜
割引あり
Hiroki Michishita
9か月前
5

爆発的パワーを引き出す: バリスティック&プライオメトリックトレーニングの全貌

アスリートが競技で最高のパフォーマンスを発揮するためには、単に筋肉を強化するだけでは不十分です。 本記事では、爆発的なパワーと優れた反応速度を育成するための二つ…

Hiroki Michishita
9か月前
14

高校野球オフシーズンの筋トレメニュー案

シーズンオフは、次のシーズンに向けて選手たちの身体を強化し、技術を磨く絶好の機会です。 この貴重な時間を最大限に活用するために、筋トレも非常に重要な役割の一つを…

Hiroki Michishita
9か月前
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高校野球のためのピリオダイゼーション: 転換期(筋力を特異的なパワーへ変換)の理解と実践②

パワートレーニングパワーボールやメディシンボールを用いたパワートレーニング 年間のトレーニング計画の中で準備段階は、アスリートは基本的な体力や技術を養うだけで…

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Hiroki Michishita
10か月前
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高校野球のためのピリオダイゼーション: 転換期(筋力を特異的なパワーへ変換)の理解と実践

筋力トレーニングをしていても、実際のスポーツでのパフォーマンスが上がらないと感じたことはありませんか? 筋力だけを上げても、それを実際のスポーツの動きに適応させ…

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Hiroki Michishita
10か月前
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高校野球のためのピリオダイゼーション: 最大筋力期の理解と実践 【番外編】(大学野球・社会人野球のためのトレーニング法)

アイソメトリック法とは?アイソメトリック(等尺性)トレーニング法と聞いて、一体何のことかと思われる方も多いでしょう。 「アイソメトリック」は「等しい距離」を意味…

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Hiroki Michishita
11か月前
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【有料級】結果を出すトレーニングの科学:トレーニング変数の完全攻略ガイド

トレーニングプログラムの成功は、単にエクササイズを積み重ねることだけでは達成できません。効果的なトレーニングには、適切な負荷、レップ数、セット数、休息間隔、そして頻度を慎重に設計し、アスリートの目的やフェーズに合わせて変数を操作することが必要です。本記事では、これらのトレーニング変数をどのように調整し、最適なパフォーマンスを引き出すかについて詳しく解説します。それぞれの変数が持つ役割や、トレーニング効果に与える影響を理解し、より洗練されたトレーニングプログラムを構築するための

エネルギーシステムに基づくトレーニング順序

トレーニングセッションを計画する際は、日々のワークアウトプログラムを効率的に組織するためのツールとして捉え、4つの主要なセグメント(導入、ウォームアップ、メインパート、クールダウン)に分けることが推奨されます。 このような構成により、アスリートはメインパートのトレーニングに集中でき、その後の回復もスムーズに進められます。 以下の表では、異なるエネルギーシステムに基づいたトレーニングの順序とプランをまとめました。 これらのモデルは、アスリートの競技特性に応じて活用できるように

エコロジカルアプローチと伝統的筋力トレーニング

トレーニング界に革命が起きたと言われているエコロジカルアプローチ。 植田文也さんのおかげで、徐々に認知度が上がってきたのではないでしょうか。 私もその理論を拝読し、どのようにトレーニングに応用すべきかを考えながら取り組んでいます。 主にスポーツへの練習の取り組み方として紹介されていますが、私はストレングスコーチとして野球・バレーボールに携わっているため、ストレングスの面から考えてみたいと思います。 エコロジカルアプローチとは運動学習における理論であり、その手段として制約主導

ミクロサイクルにおけるエネルギー系を考慮したトレーニングの決め方

ミクロサイクルとは、一週間単位のトレーニング計画のことで、適切に強度を調整することがアスリートの疲労やオーバートレーニングを防ぐ鍵です。 具体的には、異なる日に異なるエネルギーシステム(無酸素系や有酸素系)を使い分けることで、選手が回復しつつも必要な適応を促すことができます。 主なポイント:トレーニング強度の調整: トレーニングの強度は運動の種類によって異なります。高強度のトレーニングは無酸素系エネルギーシステム(ホスファゲン系と速い解糖系)を多く使い、低強度では有酸素

スポーツパフォーマンスモデル分析の重要性:トレーニングプログラム設計のための第一歩

トレーニングプログラムを効果的に設計するためには、まずスポーツそのものを深く分析することが不可欠です。 パフォーマンスモデル分析において最初に提示すべき要素は、スポーツの科学的および方法論的側面をトレーニングニーズの文脈で提示するニーズ分析です。 このプロセスでは、コーチがそのスポーツのバイオメカニクス的・生理学的特性を考慮し、各生体運動能力のパフォーマンスへの寄与を詳細に分析することが求められます。 このようにして、スポーツの特性に基づいた科学的なトレーニングアプローチを構

ピリオダイゼーションの全段階:アスリートを育成するための包括的ガイド

スポーツにおいて最高のパフォーマンスを発揮するためには、科学的に根拠のあるトレーニング方法の適用が不可欠です。 ピリオダイゼーションは、このようなトレーニング戦略の中心であり、アスリートが競技でのピークパフォーマンスに必要な様々なフィジカルな能力を段階的に開発するためのプロセスです。 本記事では、解剖学的適応から特定の筋力の変換まで、ピリオダイゼーションの各段階(フェーズ)を解説し、各段階の目的、トレーニング内容、および注意点に焦点を当てています。 このガイドを通じて、ピリオ

高校野球のピリオダイゼーション:解剖学的適応期から筋肥大期へのスムーズな移行:ステップローディング(2+1)を用いた効果的なピリオダイゼーション戦略

解剖学的適応期が終わると、私たちは筋肥大期へと移行します。 しかし、これらの段階で念頭に置いておくべきことは、「トレーニング内容を急に切り替えない」という点です。 解剖学的適応期にサーキットトレーニングを行っていたとしても、筋肥大期に入ったからといっていきなりベンチプレス、バックスクワット、デッドリフトへと完全に移行するわけではありません。 むしろ、解剖学的適応期の後半から筋肥大期の前半にかけて徐々にフリーウエイトトレーニングへ移行していくことが大切です。 筋肥大期もしくは

高校野球のピリオダイゼーション:新高校球児のためのトレーニング基礎〜解剖学的適応期から高度なスキルへの道〜

新学期が始まり、高校野球の新しいシーズンがスタートしました。 これに伴い、新たな高校球児たちが野球部に加わり、彼らの体力と技術の土台を築くためのトレーニングが必要になります。 この記事では、新入生向けのトレーニングの初期段階である解剖学的適応期に焦点を当て、彼らが野球のスキルと共に体の基礎をしっかりと構築できるようなピリオダイゼーションを提案します。 解剖学的適応期の具体的な説明は、以前の記事で触れた通りです。 テンプレートの配布は以前の記事で行なっております。 トレ

高校女子バレーのピリオダイゼーション

高校女子バレーチームのトレーナーを務めることになり、選手たちが年間を通じてベストを尽くせるようピリオダイゼーションの計画を立てています。 ピリオダイゼーションを作成していく過程を掲載していきます。 このプロセスはバレーボールに限らず、多様なスポーツに応用できると思うので参考にしてください。 大枠の設定 計画の骨組みとしては、 年間の重要な大会を特定し、 監督・コーチとともに選手たちのパフォーマンスのピークをどこに設定するかを決めます。 その後、メンテナンス期への

ピーキング:競技パフォーマンスの最高点への到達

スポーツの世界では、勝利という目標に向かって、アスリートは常に自己を超える努力をしています。 その努力の中核をなすのが「ピーキング」と呼ばれるプロセスです。 このプロセスでは、アスリートは戦略的にトレーニングの量や強度を調整し、重要な試合やイベントでの最高のパフォーマンスを目指します。 この記事では、ピーキングを達成するためのテーパリングという方法論について深掘りします。 テーパリングは、トレーニング負荷を計画的に減らすことで、アスリートが重要な競技会において最大のパフォー

野球パフォーマンスのための筋力トレーニング:最大化から維持まで

野球選手たちにとって、筋力とパワーはただの身体的特性ではなく、競技パフォーマンスを決定する重要な要素です。 この記事では、最大筋力、パワー、そして筋持久力が野球のようなパワースポーツにどのように貢献し、試合期間中にこれらを如何に維持し向上させるかについて探求します。 メンテナンス期筋力トレーニングは、アスリートのパフォーマンス向上に必要不可欠です。最大筋力とパワーは爆発的なスキルを持つアスリートにとって必要であり、筋持久力は長時間の活動に求められます。 アスリートが競技で優

¥300〜
割引あり

爆発的パワーを引き出す: バリスティック&プライオメトリックトレーニングの全貌

アスリートが競技で最高のパフォーマンスを発揮するためには、単に筋肉を強化するだけでは不十分です。 本記事では、爆発的なパワーと優れた反応速度を育成するための二つの鍵、バリスティックトレーニングとプライオメトリックトレーニングに焦点を当てます。 これらのトレーニング方法がどのようにアスリートの筋肉と神経系に働きかけ、どのようにして競技能力を飛躍的に向上させるのかを詳しく解説します。 また、これらのトレーニングを適切に実施するための具体的なガイドラインや、野球においての適用方法に

高校野球オフシーズンの筋トレメニュー案

シーズンオフは、次のシーズンに向けて選手たちの身体を強化し、技術を磨く絶好の機会です。 この貴重な時間を最大限に活用するために、筋トレも非常に重要な役割の一つを担います。 オフシーズンに筋力を増強し、筋肥大を促すことで、選手たちはより強く、より速く、そしてより強靭になります。 そして、それは彼らがシーズン中に最高のパフォーマンスを発揮するための土台となるのです。 週4回、各90分程度のウエイトトレーニングを取り入れることで、彼らの筋力増加を実現しましょう。 このトレーニング

高校野球のためのピリオダイゼーション: 転換期(筋力を特異的なパワーへ変換)の理解と実践②

パワートレーニングパワーボールやメディシンボールを用いたパワートレーニング 年間のトレーニング計画の中で準備段階は、アスリートは基本的な体力や技術を養うだけでなく、敏捷性や素早さを身につけるためのトレーニングを行います。 具体的には、パワーボールやメディシンボールのようなトレーニング器具を使用して、筋力や反応速度を鍛え上げます。 また、プライオメトリックエクササイズというトレーニング方法も非常に効果的です。 これは、筋肉を急速に収縮させてパワーやスピードを向上させるトレ

¥300

高校野球のためのピリオダイゼーション: 転換期(筋力を特異的なパワーへ変換)の理解と実践

筋力トレーニングをしていても、実際のスポーツでのパフォーマンスが上がらないと感じたことはありませんか? 筋力だけを上げても、それを実際のスポーツの動きに適応させることが難しいのです。 しかし、その答えは「スポーツ特異的な強さへの変換」にあります。 この記事では、「ピリオダイゼーション」というアプローチを通して、どのように筋力をスポーツに特化した力に変えていくのか、そして「転換期」という重要な段階の意味を詳しく解説します。 また、野球においての投手や野手のエネルギーシステム

¥200

高校野球のためのピリオダイゼーション: 最大筋力期の理解と実践 【番外編】(大学野球・社会人野球のためのトレーニング法)

アイソメトリック法とは?アイソメトリック(等尺性)トレーニング法と聞いて、一体何のことかと思われる方も多いでしょう。 「アイソメトリック」は「等しい距離」を意味しており、筋肉が動かない状態での力の発揮、つまり静的な収縮でのトレーニングという意味になります。 この手法の歴史は実は古く、1953年のHettingerとMülerの研究で既にその効果が確認されていました。 そして、60年代には多くのアスリートやトレーナーによって実践されるようになりました。 しかし、近年ではその

¥200