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会社員を卒業して変わったこと

私は大学を卒業してから、数社会社は変わったものの
46歳までずっと会社員として生活してきました。
独立開業なんて考えたこともなく、
ひたすら会社に尽くしてきました。
強いて、仕事で目標があったと言うなれば、
役職を上げることのみだったと思います。
「人生は我慢が90%で、残りの10%の楽しみの為に
生活している」
と、本気で思っていました。
ただ、年齢が上がるにつれ、会社での出世も先が見え、
子供がいる生活で、毎月の生活費もカツカツな生活を
送る日々に、
「このままではまずい」
とようやく気付き始めたのが、43歳を過ぎた頃でした。
ちょうどそのタイミングで、会社で決定的に理不尽なことがあり、
本気で会社員以外の道を模索し始めました。

そこで、見つけたのが
「わたあめ屋さんのキッチンカー」
それでの開業を考えた時に、
年甲斐もなくワクワクしたのを今でも覚えています。
その約1年半後に会社員を卒業することになりました。
それから、更に1年半経過して今があります。

そこで、会社員を卒業して今の自分の気持ちを
記してみようと思いました。


「わたあめ屋さんのキッチンカー」を始めた。

会社員以外の道を模索しはめじて、直ぐに見つけたのが、
「わああめ屋さんのキッチンカー」でした。
きっかけは、家族で行った遊園地に、
たまたま、わたあめ屋の屋台が出店しており、
凄い行列ができていました。
そこで、並んで娘にわたあめを買ってあげたのですが、
その娘が凄い喜んでわたあめを食べていました。
その姿を見て、
「楽しそう、やりがいがありそう」
と思いました。
そこで、キッチンカー業界について、調査し、
セミナーや色々なキッチンカーに食べに行ったりしました。
もうキッチンカー開業に向けて気持ちはまっしぐらな感じです。
丁度コロナが流行り出した時期でもあり、なかなか開業準備が
進みませんでしたが、思い立って約一年後にキッチンカーが完成し、
開業するに至りました。
ただ、この時期は会社員を続けながら、土日祝の休みの時に、
キッチンカーで出店するという生活をしていました。
だから、個人的に休日が激減しました。
平日会社員、土日キッチンカーという生活です。
雨が降って、キッチンカーが出店できない時に、
ようやく休みが取れるという感じです。
中には、2ヶ月間休みなしという時もありました。
ただ、肉体的にも、精神的にも辛いという気持ちは
なかったですね。
むしろキッチンカーでの出店が楽しくてしょうがないという感じでした。

もちろん売上が全然ない日もありました。
でも自分で商品開発し、販路を開拓し、
販売方法も試行錯誤しながらあれこれ試しました。
自分で試行錯誤したことが直ぐに、売上という
結果に反映されるのも、会社員では味わえない
醍醐味だと思います。

行政書士を志す

私の人生設計として、
キッチンカーを開業するのと同時に
もう一つの目標がありました。
それは、
「行政書士になる」
ということです。
キッチンカーをやろうと思い、
キッチンカーが納入されるタイミングぐらいで、
行政書士にもなろうと志したと思います。
理由としては、
同じように独立開業を目指している方を
行政書士という立場からサポートしたいという想いと、
わたあめという商材から平日の営業は厳しいだろうという
こともあったからです。

それから、
平日会社員、土日祝キッチンカー
そして、朝早く起きて資格試験の勉強という日々が
始まりました。

睡眠を削って、勉強していたので、
日中の仕事中に睡魔に襲われ、
仕事で大きいミスをしたこともありました。
その頃、会社員としては、自分が望んだことでもありますが、
出世コースからは完全に離脱し、あまりストレスのない部署で
淡々と仕事をこなすという日々でした。
デスクから見える窓の外の景色を見ては、
会社内が鳥籠のように感じられ、
早くここから脱出したいという思いが強かったと思います。

今思い返せば、よくこんな生活を続けてこれたなと思いますが、
夢があったので、耐えられたのだと思います。
それにやはりそれほど、苦には感じていなかったです。

そして、会社員を卒業する。

資格試験の勉強を開始して、1年5ヶ月に
本試験がありました。
その約5ヶ月前に、会社である人事を告げられました。
それは、また責任のかかる部署、役回りの仕事でした。
そのころの私は、会社の仕事には全くやる気がなく、
辞めることが前提だったので、
正直にその旨を会社に報告しました。
元々試験日前には辞めるつもりだったので、
報告する日が少し早まった感じにはなりますが、
躊躇はなかったです。

気持ちとしては、報告できてスッキリした感じでした。
その頃は前しか見えていませんでした。
そして、試験が11月にあるのですが、
その3ヶ月前の8月に遂に会社員を卒業しました。

このままではまずいと思ってから、
約1年8ヶ月後になります。

試験に落ちるという想定外の出来事。

行政書士試験の3ヶ月前に会社を辞めて、
生活の全てを試験勉強に費やしました。
実に試験勉強を開始してから、
1年5ヶ月で2150時間を費やしました。
それだけ、やったのだから
受かるはず、と挑んだ試験でしたが、
見事に玉砕しました。
受かる気満々だったので、
全くの想定外でした。
行政書士とキッチンカーの二本柱で生計を立てるつもり
だったのが、キッチンカー一本で生活せざるをえなくなりました。

しかし、いくら落ち込んでも結果は変わらないので、
そこからは今ある現状で試行錯誤しながらやっていくしかありません。
キッチンカーの出店場所を作るプロジェクトを立ち上げたり、
平日の出店に関しても色々試しながらやってきました。
そして、
また1年が経過し、リベンジとなる行政書士試験。
勉強時間は、トータル2年5ヶ月、3400時間を費やしました。
そして、なんとかようやく、
「合格」することができました。
その結果を知った時は、
キッチンカーの営業中でしたが、
心底嬉しくて、思わず咽び泣きしました。

そして、これから。

今、行政書士として開業する為に
着々と準備しているところです。
来月には晴れて登録され
行政書士としても、仕事ができることになります。

もし、あのまま会社員としてずっと在籍していたら。
今、どうなっていたかわかりません。
確かに、収入は会社員時代より今は、
激減しています。
それでも、この1年半なんとか必死ではありますが、
生活できています。
これからは、
人生を変えていく気概に溢れています。
「行政書士×キッチンカー×場所作りプロジェクト×○○○」
(○○○とは、実はもう一つやりたい仕事があるのですが、
それは追々報告します。)
それらを掛け合わせて、
唯一無二の存在になります。

会社員を卒業して、
人生は180度変わりました。
人間関係のストレスとは無縁な生活。
やりたくもない仕事で胃がキリキリすることもありません。
嫌な上司も先輩も同僚もいません。
ただし、
個人開業とは、全部自分の責任に基づきます。
行動しなければ何も生まれません。
やるしかないのです。

会社員では体験できない経験ができます。
まさか、自分がイベントを主催したり、
色々なイベントに参加させてもらったり、
多くの人々、子供たちに笑顔になって、
喜んでもらえる。
困っている人、企業の助けになることができる。

そんなやりがいのある仕事が待っているのです。
だから、私は会社員を卒業したことに全く後悔は
ありません。
なぜなら、
「なりたい自分になる」
その夢に向かってまっしぐらだからです。


質問
「会社員を卒業して人生変わりましたか?」
答え
「はっきり変わりました。やりがいしかありません」
それが答えです。
行動あるのみ!!

最後まで、ご精読ありがとうございました。










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