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『ユニ・チャーム式 自分を成長させる技術』

「成長」

私が大事にしている価値観のひとつが「成長」なのですが、会社での仕事において「成長」していない気がして悩んでおります

私と同じ40代以降のみなさま、そんな悩みはありませんでしょうか?

まぁそんな悩みがあれば、このタイトルの本に飛びついてしまうのは必然かと思います(笑)


一緒に学びましょう!💪


成長する会社は何をしているのか?

本書を読みながら前回ご紹介した『キーエンス解剖』キーエンス社に重なるところが多々あるなぁと感じました。

例えばこんなところです。

①「性弱説」にもとづいている。
②PDCAの高速回転ができる仕組みにしている。
③目標をしっかり立てている。
④「型」をつくっている。
⑤情報共有する。

ユニ・チャームの場合、PDCAは毎週回転する「仕組み」になっています。半ば強制的にやることで「行動」につなげています。

「半ば強制的」でも仕組みをつくって行動すれば、意識はあとからついてくる

私の勤める会社の場合、「PDCAやろうね!」と言っているだけ・・で仕組みにはなっていません。

「それじゃいかんだろ…」と思いつつ、会社に頼らず個人的にPDCAが回る仕組みをつくって実践していくしかないなぁと思っているところです。

とはいえ、営業ならともかく、私のいる開発部門で週単位のPDCAなんて、どうすればいいのやら…


人は育てられない

ちなみに、本書の著者はユニ・チャームの社長なのですが、

「人がもって生まれた能力に、大きな差はない」
「人は育てられない」

ということ、そして前述の「性弱説」を前提にしています。その前提のうえで、人が成長するにはどうすればいいか?

それは、会社が「環境」「仕組み」をつくる。ということです。そうすれば、「人は勝手に育つ」のです。


スピード感の意識

「大きいものが小さいものに勝つ」
のではなく、
「速いものが遅いものに勝つ」

p.2

この文章、以前ご紹介した『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』にて、実際に線を引いた場所として紹介されていた一文です。

本書は2016年発行なので、8年前の本になるのですが、最近ますますこの「スピード感」の意識は大事ですよね。

私自身、スピードが求められる仕事をしているので、意識しつつ仕事を組み立てているのですが、

なんやかんやの障害でうまく進めることができず、これまたモヤモヤしているところです。(今回ぼやき多めですみません💦)


仕事は奪い取れ!

上司や先輩から仕事を奪い取ってこそ成長できる

p.15

という話がありました。これ、私も以前いた会社で実践していたのでおすすめです。もちろん、相手が許容しないといけないのですが。

前いた会社は、私の中では一番成長できた時期でした。

「うばいとる」って言うとロマサガを思い出す世代です


主語は「自分」

ユニ・チャームには「3K主義」というものがあるそうです。

(①K)決めたことを
(②K)決めたとおりに
(③K)キッチリやる

「誰か」が決めたことではありません。主語は「自分」です。

当たり前っちゃあ、当たり前なのですが、最近受け身の仕事が多かったので、改めて頭に入れておきたいと感じました。


組織の知恵に

①優秀な人が自己流で業績をあげても、組織としてはいつまでたっても強くなれない。

②終わったことを書くだけの報告書に意味はない。

③アウトプットだけをする仕組みでは、本人はよくても組織のためにはならない。

という話がありました。とくに③は耳が痛いです。

だから、「組織の知恵になる仕組み」が必要というわけですね。

ちなみに、ユニ・チャームは「SAPS」という取り組みをしていて、本書にも概要が紹介されています。「共振の経営」という考えもおもしろいです。

ところで、この「組織の知」の話、実はこの「noteの街」がもう一歩進化するカギになる話なのでは? と、ちょっと思いました。

みなさんがnoteで学びをアウトプットして、交流して、お互いを高めあっているのですが、何かもうひとつ足らないような気がするんですよね。

ただの気のせいかもしれませんが💦


目標

あたなにはいま、目標とする人物が身近にいますか?

という問いが本書の中であり、ドキッとしました。この目標とする人物がいないことも、私の悩みのひとつなのです。

本書にも書いてあるのですが、別に社内に限る必要はありませんし、実在しなくても「こんな人物」と描いてみればよかったんですよね。


また、「キャリアビジョン」「キャリアプラン」をつくろうという話もあるのですが、これも会社という枠にとらわれる必要はないと思います。


先送りはよくないとは思いつつ、今年は資格取得に集中したいため、それが終わり次第とりかかりたいところです。


まとめ

実は、本書は若者向けに書かれています。なので、「個人の成長」に関してはあまり参考にならなかったのが正直なところです。

つまり、「自分はどうやったら成長できるのか?」という悩みの解決はしませんでした。

社長が書かれていることもあり、「組織の成長」について多く書かれている印象を受けました。

とはいえ、「ふり返り」のきっかけにはなりましたし、人生の「目標」と「プラン」をしっかり立てないといけないなと感じることができました。


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


きしゃこく先生にご紹介いただきました。
ありがとうございます😊

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読書期間 2024/05/20-2024/05/25
初版発行 2016/06/09

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<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>


最後までお読みいただき、本当にありがとうございます! 楽しく、読みやすいnoteになるように今後もがんばっていきます。