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その報酬は「時間」への対価?それとも「結果」への対価?

報酬が「時間」に対してなのか、それとも「結果」に対してなのかで、育成結果は異なり、後者がプロ意識を持った人材だったり、技術を持った人材になるのに対して、前者はワーカーにしかなり得ないと思っています。

例えば、「早い=粗雑」や「遅い=丁寧」という概念だったり、その概念から派生される、後者のスタンスが望ましいという見解などは、まさに「時間」に対する報酬の典型かなと思っています。

なぜなら、この見解はミスが起きうる確率という観点(前者のリスクが高いように見受けられる)だけに由来しており、「時間内に完結させる」という結果が置き去りにされているからです。

もし、「時間内に完結させる」という観点とあわせて見た場合、前者はミスが発生してもリカバリ次第で時間内に完結できる可能性があることに対し、後者はそもそも遅いので完結できない可能性があるだけでなく、もしミスが起きた場合は、さらに遅延が生じる可能性もあります。

遅延しても完結すればOKなのであれば、誰もスキルを磨こうとはしないでしょうし(その必要性を感じないと思うので)、下手すれば当事者意識すら持たない。そういった環境において、プロ意識を持つような人材が出てくるとは思えないので・・・。

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