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#ポストパンク
『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』英訳作業進捗+論考 Nurse With Wound history
※誤字脱字や文章の乱れなどは逐次直します。以下目次。
・英語版制作の心得
・2020年代-:ラディカル・インディヴィデュアリズム
・10年代-00年代:ロマンス、ノスタルジー、憑在論
・90年代:はぐれニューエイジ・トラヴェラー
・80年代:ポストパンク・コモン
・60年代-70年代:動乱の時代の索引としてのNWWリスト
・活動支援募集
英語版制作の心得
『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』(以
Nurse With Wound 2020年以降のリリース
全体的に研究記事の更新が滞っているので、息継ぎ代わりのNurse With Wound情報を。COVID-19のパンデミックと北半球的な政情不安が深刻化しようとも不断の創作を続けているスティーヴン・ステイプルトンだが、その欲望のアウトプットには作り手の意思が(これまでと同じように)希薄である。ほぼ毎日生み出されているであろうそれらは、過去作の再発盤や超限定アイテム用のアートワークとしてお披露目され
もっとみるNurse With WoundリストとFille Qui Mousse
Nurse With Woundヒストリー(仮)に収録されるエピソードから部分的に抜粋するコーナー③
Nurse With Woundのファースト・アルバム『Chance Meeting On A Dissecting Table Of A Sewing Machine And An Umbrella』(1979)には一枚のインサートが封入されていた。ファンの間でNWWリストと呼ばれるそれには、
Nurse With Wound List再考
その音楽やアートワークと並んで、いやもしかしたら、それ以上にNurse With Wound の名を広めたかもしれない一枚の紙、それが彼らのファースト・アルバム『Chance Meeting On A Dissecting Table Of A Sewing Machine And An Umbrella』に封入されていた、通称NWWリストである。これはメンバーであるスティーヴン・ステイプルトンと
もっとみる『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』出版のお知らせ
『ナース・ウィズ・ウーンド評伝 -パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック-』をDU BOOKSより上梓します。79年から今日まで活動するナース・ウィズ・ウーンド(Nurse With Wound)ことスティーヴン・ステイプルトンの個人史を、本人や関係者たちの証言と過去の資料から辿ります。
主なトピック:60年代末のフランスやドイツで芽生えた「ラディカルな」音楽との出会い、パンク前夜のロンドン・
『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』選外作品
2021年1月29日発売予定の『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』収録のディスクガイド部分には、Nurse With Wound (NWW)のディスコグラフィや高名なNWWリストに明記されているバンドの一部を掲載している。両者を網羅するとなると、新たに一冊の本を作らねばならない。したがって『評伝』では120枚ほどに留まっていることをここに記しておく。
本記事では『評伝』本文で内容に触れていなかったり、