YuHirayamaポータル

『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』(DU BOOKS) 発売中 基本的に個人サイトのミラ…

YuHirayamaポータル

『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』(DU BOOKS) 発売中 基本的に個人サイトのミラーですhttps://atochietebura.com/

マガジン

  • ビデ再(ビデオゲーム再読)

    90年代から2000年代中頃にかけてリリースされた国産ビデオゲームを文学として、かつ私的に振り返る記事群。『自伝的に記述されたビデオゲーム再読』として2023年内に自費出版予定。

  • 音楽記(Musik)

    聴いた音楽について(不定期) WEBと並行して更新継続。

  • FEECO magazineと時々Suikazura発行物

    自費出版誌『FEECO』および版元Suikazuraのリリース告知や、内容の部分的公開をするマガジン。 詳細は以下URLからお願いします。 http://atochietebura.com/HD/FEECO/index.html

  • Nurse With Wound ナース・ウィズ・ウーンド

    Nurse With Wound関連。『ナース・ウィズ・ウーンド評伝 パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック』(DU BOOKS)と併せてお読みください。 https://diskunion.net/avant/ct/detail/DUBK286

  • 【毎月末更新】 資料(Esoteric & punk)

    主に(ポスト)パンク、ヨーロッパ的秘教音楽。忍冬資料室 https://atochietebura.com/DATA/esotericindex.html の転載。毎月末に更新分をリンクします

最近の記事

  • 固定された記事

【新刊】 h024 MUSIC + GHOST (※2022 12/16更新)

※12/16 委託店舗リストを追加 h024 MUSIC + GHOST  A5,104ページ、ディスクガイドを除き日英併記  定価1200円(予定)  英文ページの紙幅の都合から当初よりも総ページ数が少なくなりました。日本語文量は当初と同じです。 一つのテーマで本を出すのは久々となる。『FEECO』増刊という名目にしたのは、『ロック・マガジン』の「MUSICA VIVA」を読んでいたから。 『MUSIC + GHOST』の内容は、今年になってから当note/ホームペー

    • 雪割りの花咲かずとも詩興湧く

       Youtubeに自レーベルSuikazuraのチャンネルを開いたはいいが、更新が滞ってばかりである。アップする内容は近況報告や過去の製作物を紹介するものだが、音声が小さいわ制作ソフトのロゴがテキストとかぶるわと課題が多い。質を上げるためにもコンスタントに更新して都度改善しなければいけないのだが。どうも冒頭のあいさつなど、他人が見ていることを意識するのが苦手だ。 それはともかく、チャンネル登録者数が50を超えると配信できるようになるらしいので、レトロゲーム配信者としての筆者を

      • ⑱ セラニポージ / ワンルームサバイバル (2002)

         10月にストリーミングサービス上で配信されるようになったセラニポージの2枚目。セラニポージとは作曲作詞のササキトモコと、時期によって異なるボーカル(現時点での最新作『メリーゴーラウンドジェイルハウス』ではササキ本人が歌っている)によるプロジェクト。各サービスやメディアでは「serani poji」で統一されているが、セガのビデオゲームソフト『ROOMMANIA #203』(2000)とその続編『ニュールーマニア ポロリ青春』(2003)内ではカタカナ表記であるからして、筆者

        • [h025] The Dream's Interval from Children Of ROYGBIV

          今年(2023年)のリリースについても更新。 ここ数ヶ月でアクセス数が急に伸びているWEBマンガ『Randal's Friends』(Ranfren,ランフレン)と作者であるcaptainhowdieインタビューの記事。 これのおかげか、9月に発表したジン『The Dream's Interval』はコンスタントに売れている。日本だけでなく、アメリカ、韓国、エクアドル、ギリシャといった国々からも注文が来ていて、captainの人気を実感した。各々の国の国際郵便事情で到着まで

        • 固定された記事

        【新刊】 h024 MUSIC + GHOST (※2022 12/16更新)

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • ビデ再(ビデオゲーム再読)
          YuHirayamaポータル
        • 音楽記(Musik)
          YuHirayamaポータル
        • FEECO magazineと時々Suikazura発行物
          YuHirayamaポータル
        • Nurse With Wound ナース・ウィズ・ウーンド
          YuHirayamaポータル
        • 【毎月末更新】 資料(Esoteric & punk)
          YuHirayamaポータル
        • Live and Let Live増補改訂版
          YuHirayamaポータル
          ¥1,500

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          Venture Bros 『Radiant Is the Blood of the Baboon Heart』

           2003年からカートゥーンネットワーク内のadult swim枠で放映され、長らく人気を博してきた『Venture Bros』(『VB』)だが、2020年に突如番組の打ち切りがアナウンスされた。ファンダムからはHBO Maxなどに場を変えての復活が叫ばれていたが、ほどなくして作り手であるジャクソン・パブリックとドク・ハマーのコンビは、シリーズ完結作となる映画を一本作ると宣言した。こうして2023年7月にブルーレイで発売されたのが『Radiant Is the Blood o

          Venture Bros 『Radiant Is the Blood of the Baboon Heart』

          Nurse With Wound 2023年のリリース

          2022年6月にこんな記事を上げてから1年と少し。再発のリリースは相変わらず多く、春にはダブリン市にある"GaralleyX"で初の単独展となる『Formless Irregular』が開かれた。この間に発表されたアイテムを以下に記す。円安がひどいこともあり集めるのは困難を極める。情報の多くはコレクター仲間からの提供によることを留意されたし。 ※2023 11/24 『Salt / Salt Marie Celeste』を追加しました。 1988年にUnited Dairi

          Nurse With Wound 2023年のリリース

          ⑰ Foetus / HIDE (2010)

           2019年11月、ニューヨークはブルックリンにあるFoetusことJGサールウェルのSelf-Immorationスタジオを訪れ、インタビューを敢行した。話題はFoetusの歌詞となり、アニメ『サウスパーク』スタッフがドナルド・トランプを番組内でネタにしないことを発表した声明を例に挙げて、政治的トピックを表現に盛り込むことの難しさを尋ねてみた。それに対してサールウェルは「自分はあくまで個人的なことを歌っている」と前置きし、「詩に登場する問題は過去から現在まで地続きだ。"Oi

          ⑰ Foetus / HIDE (2010)

          ⑯ V.A. / In Fractured Silence (1984)

          Nurse With Wound(NWW)ことスティーヴン・ステイプルトンのレーベルUnited Dairiesからリリースされたオムニバスが、仏SouffleContinu Recordsから再発された。LPしか出さない版元だという認識だったが、珍しくCDも併発だったから嬉しい。 United Dairiesは79年のNWW『Chance Meeting On A Dissecting Table Of A Sewing Machine And An Umbrella』を

          ⑯ V.A. / In Fractured Silence (1984)

          [転載] エルフの子供たち~サイケデリックとJ.R.R.トールキン

          『ユリイカ』2023年11月臨時増刊号「総特集=J・R・R・トールキン」と同誌92年のトールキン特集号を棚から引っ張り出し、併読している。前者は今日ならではの視点(木澤佐登史『トールキンを読むシリコンバレー』、井辻朱美『ファンタジーの祖型はなぜトールキンなのか』など)もあるが、新しい視点が得られるというよりは、見え方が変わるといった方が正しいか。古典だけに時代ごとのモラルや受け手の状況により、その色彩を変えてくれる。今年に入ってから部分的とはいえ、トールキンやC.S.ルイスを

          [転載] エルフの子供たち~サイケデリックとJ.R.R.トールキン

          ⑮ V.A. / pop'n music 11 AC ♥ CS pop'n music 9 (2004)

          KONAMIの人気音楽ゲームタイトル『pop'n music』シリーズ第11弾のサウンドトラック。ある時期からシリーズごとにテーマを設けるようになった『pop'n』だが、本作『11』のテーマは世界旅行であり、その名の通り世界各国の音楽が題材になっている。 『pop'n』は同社の『beatmania』の兄弟機という出自を持つタイトルで、その発想の根幹には『beatmania』同様にエレメカ(説明がちと大変なのでココを読んでおいてください)がある。広い客層にアピールするために誰も

          ⑮ V.A. / pop'n music 11 AC ♥ CS pop'n music 9 (2004)

          Nurse With Wound年表

          NWWの年表ページをホメパゲ(個人サイトのこと)内に作ったはいいが、さっそく更新を怠っている。忙しさのせいだが、またNWW関連の仕事が増えるか増えないかの話が出ているので、こちらも再開した方がいい気がしてきた。事実を書くページなのにウンチクも添えたりして、いかにも個人のページっぽいと我ながら思う。 年表でサラッと書くには語弊がある事実もある。追加取材で判明したのだが、80年代末に近畿地方から移住直前のステイプルトンを訪問した日本人作家がいて、それが80年代後半のNWWと日本

          Nurse With Wound年表

          ⑭ The Belbury Poly / The Path (2023)

          『FEECO』誌特別号『MUSIC + GHOST』で大々的に取り上げたGhost Box Records。その共同経営者であるジム・ジュップのプロジェクトBelbury Polyのニューアルバム『The Path』が先日リリースされた。同号でインタビューをして以来、プレスリリースを送ってもらえるようになり、今回も音源からアートワークまで一式寄せてもらった。アナログを購入したはいいもののまだ届いてないため、以下はデジタルを聴取しての感想である。  Ghost Boxが表現す

          ⑭ The Belbury Poly / The Path (2023)

          【ラフ】チャプター3:Weird is Wired 『serial experiments lain』『ROOMMANIA #203』

           かつて存在したテキストサイト『薔薇はあこがれ』は、管理人が日々プレーしたビデオゲームの感想が追加されていく、在りし日のインターネットの一風景であった(現在はYahoo!ジオシティーズのサーバーレンタルサービス終了に伴い、限られたweb魚拓でしか確認できない)。サイトの主な更新内容がアーケードゲーム(特にシューティングゲームと対戦格闘)であったせいか、『薔薇はあこがれ』のテキストは徹頭徹尾遊び手目線であった。沢月耀『ゲームを語ろう』や伊藤悠『指輪世界』といったビデオゲームひい

          【ラフ】チャプター3:Weird is Wired 『serial experiments lain』『ROOMMANIA #203』

          h026 『自伝的に記述されたビデオゲーム再読』序文ラフ

          改めて書くと、『The Haunted and Intimate World of '90s Japanese Video Games 自伝的に記述されたビデオゲーム再読』という本をこの夏が終わるまでに発行する(予定)。序文めいた文章を書いたが、とっちらかったので、ここから修正というか添削をしていかねばならない。が、作業進捗というかやる気があることを示すためにも、ここにラフとして転載する。要約すると、かつて没頭しただけでなく今になっても自分に憑いて離れないゲームソフトたちと、

          h026 『自伝的に記述されたビデオゲーム再読』序文ラフ

          ⑬巻上公一 / 殺しのブルース (1992)

          ヒカシューが活動45周年を記念して日本各地を巡行している。筆者は7月16日(日)の静岡フリーキーショウ公演を観に行く予定。  この機にヒカシューが昨年発表した『虹から虹へ』を聴き、そこから旧作へと遡ってまた同作へと戻ってくる。古いとか新しいという形容はさほど意味をなさず、歌と演奏、ことばが聴く者の中で活きていれば、それは現在の音楽だ。一貫したスタイルを45年続けているならば、なおのこと。もちろん時事ネタを扱っているとかそういう表面的な話をしているのではない。  ヒカシューの

          ⑬巻上公一 / 殺しのブルース (1992)

          2023年6月報告

          当マガジンに収録できるものは更新できず。しばらくビデオゲームの方に行ってしまっているので、ここはご了承願いたい。 『FEECO』バックナンバーを紹介する動画をアップロードした。それぞれJGサールウェル(Foetus, Steroid Maximus, Xordox etc.)インタビューを収録した「サウンドトラック」issueと、憑在論をテーマにした『MUSIC + GHOST』についての動画。 7月には『ビデ再』の概要を公開し、予約販売も先に行ないたい。クラウドファンデ