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学校に行けない今、先生と子どもたちをつなぐもの

連休明けから、子どもたちの分散登校がポツリポツリと始まりました。とはいえ、基本プリント類の受け渡しをするだけで、学校に滞在する時間はほんの数分(しかも校庭)。こんな年に限って、わが家には新1年生が小(次女)中(長女)と2人もいて、仕方ないと分かっていながらも、親としてはやっぱりかわいそうだなぁと思ってしまうわけです…。学校の先生や新しいお友達に、はやく会いたいだろうに。

ある日、分散登校を終えた中1の長女が、これから課題をやるのにPCが必要なんだと伝えにきました。へぇ〜、うわさのオンライン授業?と思ったのが、まさにこれから始まる学校も多いであろう「ロイロノート」。彼女の学校は、かなり早い段階でその取り組みを始めていました。

その日から自ら机に向かうことがグッと増えて、PCを目の前にした彼女の表情もいつになく明るい! 初日は、まだちゃんと会ったこともない担任の先生と自己紹介をし合ったそうで、「チョコレートが好きですって書いたらね、先生もダイスキ!って返ってきたの。なんか、先生と気が合いそう!」と、目を輝かせていたのでした。

実はわたし、当初は「ICT教育」、つまりオンラインで学習をしてゆくことに不安も多々ありました。もともと子どもたちにタブレットでなにかを見せることに消極的だったし、オンラインだとどんなメリットがあるのかイマイチ想像できなかったから。でも、ロイロノートを通じて、まだ見ぬ先生のことを「気が合いそう!」と言う娘の姿を見て確信したのは、学校に行けない今、先生と子どもたちがつながる手段としてICTは絶対に必要なんだってこと。学習ばかりにフォーカスしていたわたしが、コミュニケーションにこそオンラインの重要性を感じた瞬間でした。

もう耳にタコができるほどお伝えしていますが、今回ご縁あって、わが子を世田谷の公立学校に通わせるパパママたちとICT利活用のアンケートを作成する機会に恵まれました。集計も終わった今、アンケートに寄せられた保護者の方たちのたくさんのリアルな声は、ICTを使った教育の可能性をどんどん広げていけるに違いなく、ひとり胸をふくらませる今日この頃です。

実際、先日対談もさせていただいて(こちらも昨日の記事に記載)苦戦する案件もありつつ、すでにさまざまなことが前向きに現在進行中なのだそう。その中間報告を、活動メンバーのnoteにまとめています。この流れを大きくするには、現状をたくさんの保護者の方とシェアすることがきっと大切で。世田谷では親同士の立ち話でも話題にのぼるくらいラフなテーマにして、そのスピード感をより加速させていけたらいいなぁと思うのでした。

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