たまにメモする人

ここで書いているのは、個人的な意見で、所属組織の見解などとは関係ありません。また、夜や休日に頭の整理のために書いているものです。

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    マガジン

    • 最近のとぴっく

      ネットなどで話題になっている最近の社会のデジタル化やデジタル・ガバメント関連トピックを解説していきます。

    • 研修

      デジタル庁のデータチームで行っている研修のビデオと教材です。

    • あーき

      アーキテクチャについて解説してみようかなと思いました。

    • もじもじ

      日本の文字の環境が変わってきています。その変革の流れを整理していきます。

    最近の記事

    AIが変える未来の仕事

    2013年に英国オックスフォード大学が「未来の雇用(The Future of Employment)」を公表し、日本国内でも雑誌で取り上げられるなど大きな注目を浴びた。 それから10年たって社会は変わっただろうか? 自動運転車も実証が進み、将来は運転手がいらなくなるのではという話も実感をもって語られるようになった。チャットボットや自動音声技術、翻訳、画像作成など、続々と革新的な技術が出てきている。 2045年にAIが人間並みの能力を持つシンギュラリティが実現するのでは

      • 国連1位とか、どうすればとれるのか

        2022年9月に、2年に一度行われる国連のe-Government Surveyの結果が公表されました。行政のデジタル化全般を測るEGDI(e-Government Development Index)と補足的指標で行政オープン化の指標であるEPI(e-Participation Index)が公表されています。 日本は全般の指標であるEGDIは14位でしたが、オープン化の指標であるEPIは1位になりました。 実感と違うと感じる人もいると思います。このようなランキングには、

        • フリーエージェントな働き方

          最近、働き方の多様化が進んできています。テレワークだけでなく、複業ができる場合もあります。そんなこと言われてもという人も多いとおもいますが考え方を変えれば、結構楽しくやっていけます。 組織に依存した考え方から、プロフェッショナルという考え方に変えてみませんか。 組織に所属していても構わないんです。その中でプロフェッショナルとしてポジションを確保していくことが重要ではないでしょうか。 2002年に出版されたダニエル・ピンクの「フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」

          • 政府相互運用性フレームワーク(GIF)の解説ビデオ作りました

            政府相互運用性フレームワーク(GIF)が2022年3月31日に公開されましたが、これはいったい何なのかという話をよく聞きます。確かにページを見るとファイルが大量にあってわかりにくいですね。そこでGIF全体の考え方をまとめた解説のビデオを作ってみました。 ついでに、ビデオでは軽くしか触れていないエンジニアリングという観点からの整理をこのnoteで書いてみたいと思います。 GIFとは何かGIFは政府相互運用性フレークワーク(Government Interoperabilit

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            国連のオープンガバメントのワークショップに参加してみた

            2022年1月10,11日に国連のGlobal E-Participation Workshop “The Strategic and Policy Imperative of E-Participation for National Sustainable Development”というオープンガバメント(e-Participation)に関するイベントが行われたので日本の取り組みを紹介しました。 e-Participationって何?e-Participationは、国

            押印見直しはどう進んできたのか。

            最近、職場でも、荷物の受け取りでも押印する機会が減りましたね。決めては、河野行政改革担当相が、2020年9月20日に、行政手続きで印鑑使用を原則廃止するよう全府省に文書で通知したことでしょうか。これにより、霞が関をはじめ様々な書類への押印が激減しました。 そこに至るまでの奮闘を整理しましょう。 デジタルガバメントの全ての根っこは行政情報化推進計画にある。1994年に行政の情報化を進める基本計画として閣議決定された行政情報化推進計画は立派なものです。1997年の改定も併せて

            デジタル社会の目指すものとは

            2020年12月「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」が閣議決定されました。その中でビジョンとして以下が示されています。 それを踏まえ、2021年6月に「デジタル社会の実現に向けた重点計画」が決定され、同時にデータ戦略も決定されています。 そして2021年9月のデジタル庁の発足時に、組織のミッションとビジョンが公表されています。 最近では、2021年12月に改訂した「デジタル社会の実現に向けた重点計画」で、「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を」を掲げ、タ

            ワーケーションをやってみた

            デジタル社会の推進という仕事をしているとテレワークやフレキシブルワーク、兼業や複業という柔軟な働き方について考えたり、意見を求められることがあります。一方で、ワーケーションという言葉も様々なとらえ方があり定着していない気がします。そこで、自分で体験してみて、つらつら書くことにしました。 Wikipediaでは以下のように定義が書かれています。 「働きながら休暇をとる」というのも微妙な表現ですね。まず、ワーケーションは「休暇」なのでしょうか。私は、テレワークの一種であり、普

            データ戦略統括ってなにする人

            デジタル庁ができてデータ戦略統括というポジションができたのですが、「これなんですか?」と聞かれることが多いので、一体なになのか?また、何の仕事を、どのようにしているかをまとめてみました。 データ戦略統括とは、どんなポジションかデジタル庁には多くの幹部がいます。組織経営や分野に総合的に責任を持つ全体経営の人、分野を統括し組織経営にも関わるCxO等の人、担当分野に対して責任を持つ分野統括の人、各業務チームのマネジメントに責任を持つグループ責任者の人の大きく4つに分類されます。デ

            2000年代の政府のEA導入の成果と教訓は何か

            政府へのアーキテクチャ導入の草分けであったEAは失敗プロジェクトのように言われることがあります。しかし、得られた知見も大きいです。何が得られて何が失敗だったのか振り返ってみましょう。 なぜEAを入れようと思ったのか当時は各地でIT調達が問題になっていました。特に、ブラックボックス化してベンダーロックインされているのが問題とされていました。初年度に1円で入札して受注し、次年度以降随意契約で初年度分も含めて回収するようなビジネスモデルが横行していました。 その中で対策として行

            アーキテクチャを徹底的に使い倒す

            政府内ではいくつのの戦略や政策が並行して検討されます。長文の文書を相互に参照しながら整合性を取りながら進めていくのですが、戦略の目的により章立てなどの文書構造も違い、複数戦略を相互に参照し抜け漏れなく作るのは非常に難しい作業です。そこで、Society5.0のアーキテクチャを使って戦略の整合性を取る取り組みを試行してみました。プラットフォーム整備に向けてブレイクダウンもしています そもそも、Society5.0のアーキテクチャって何?という人は、以下のnoteを見てください

            データ戦略のセミナーをしました~

            2021年6月18日にデータ戦略が公表されましたので、その取り組みについて解説と議論するセミナーをしました。 2日連続で行っており、1日目は全般的な解説と自治体のオープンデータとの関係について解説し、その後、政府CIO補佐官を中心に議論をしています。2日目はデータ戦略とそこで使われるサービスカタログに関して解説し、その後、慶應義塾大学の國領さん、東京大学の越塚さん、横浜市の福田さんと議論しています。(さん付けルールでした!) 戦略の解説とともに、具体的にどこまで取り組みが

            デジタル社会のアーキテクトになるには

            最近、「アーキテクチャ」がとか「アーキテクト」がという話をよく聞くようになりました。デジタル庁でもChief Architectを公募しています。でも、アーキテクトが注目され始めたのは最近で、その重要性や仕事を理解していない人もいるので、アーキテクトについて整理してみることとしました。 アーキテクトって何者?歴史を学ぶと、よく「難攻不落な城」という話を聞きます。「難攻不落な城」は、リーダー(CEO)の元に、その城を軸に戦略を練る人(Chief Strategist)、最適な

            データ戦略はどう進むのか?

            2021年6月18日、IT戦略である デジタル社会の実現に向けた重点計画の別紙としてデータ戦略が決定しました。しかし戦略はあくまでも文書であり、どう進めるかが重要になります。これから開始するのかと思うかもしれませんが、実はすでに様々な策が用意、展開されており、着々と外堀が埋まってきているところです。 アーキテクチャとデータ標準群を中核とした推進データ戦略は、論理的にものごとを進め、検討の抜け漏れをなくすためアーキテクチャに基づき検討されています。この元となるアーキテクチャは

            ベース・レジストリはやっとスタートラインについた

            ベース・レジストリがやっと指定までたどりつきました。進め方の検討が終わりこれから具体的に整備をすすめていきますが、とりあえず、ここまでの経緯をまとめておきます。 ベース・レジストリまでの道のりデータ標準の議論は共通語彙基盤などで検討されてきましたが、それと並行して2017年5月30日にデジタル・ガバメント推進方針で「デジタル・ファースト」、「ワンストップ」、「ワンスオンリー」と、今につながるデータ連携につながる3原則を作っています。(ここでは、ワンスオンリーを「一度行政機関

            ベース・レジストリのメニューがそろった!

            将来の社会基盤であるベース・レジストリの指定が2021年5月26日に行われました。これまで多くの期待が寄せられてきましたが、実際に何が指定され、何が指定されなかったのか、何が課題なのか、実際にどのように使えるようになるのか。何をしなければいけないのかを整理していきます。 どのような基準で何が選ばれたのでしょうか昨年12月に公表したベース・レジストリのロードマップでは、①多くの手続きで利用されるデータ、②災害等の緊急時に必要なデータ、③社会的・経済的効果が大きいデータ、の観点