福嶌 弘

横浜出身/在住のフリーライター。主に野球/競馬をはじめとしたスポーツを得意としています…

福嶌 弘

横浜出身/在住のフリーライター。主に野球/競馬をはじめとしたスポーツを得意としています。noteでは提供する媒体がなさそうな小ネタを不定期更新でやるつもりなのでよろしくお願いします。

最近の記事

ポスティング移籍の中身について調べてみた

広岡達郎が言いたかったホントのこと18日に発売された、週刊ベースボール内の広岡達朗のコラムが野球ファンの中で話題になっている。 話題は先日、ポスティングシステムでオークランド・アスレチックスへの移籍を決めた藤浪晋太郎について。近年燻っていたとはいえ、彼のポテンシャルを考えたら活躍してもおかしくはないとは思うが……広岡は以下のような厳しいコメントを記した。 「藤浪がメジャー・リーグで通用するかどうかは論じること自体がナンセンス。日本で通用しない選手が海の向こうで通用するわ

    • 横山武史は大丈夫か!?若武者の大本命馬でのGⅠ騎乗成績とは

      無敗の皐月賞馬の唯一の死角に!?今年の日本ダービー、主役は間違いなく皐月賞を制したエフフォーリアだろう。 新馬戦、百日草特別、共同通信杯とトントン拍子で勝ち進み、迎えた皐月賞も番手から抜け出すという王道のレース運びで快勝。デビュー5年目の鞍上・横山武史のGⅠ初制覇と相まって大きな話題になった。 こうなると目指すは当然ダービー。各陣営は「打倒エフフォーリア」を目指して牙を剥いているわけだが……各プレップレースを終えた5月10日時点でのダービー出走予定馬を見ると、これといった

      • 三浦DeNAはどうなる?歴代開幕からの連敗記録をまとめてみた

        戦前から苦戦必至も…あまりに厳しい船出に三浦大輔監督の初勝利は、いったいいつのことになるのだろうか。 親会社がDeNAに替わってちょうど10年目という節目を迎えた今季のベイスターズ。前10年(02年~11年)は優勝どころかAクラスも05年の1度だけ、一方で最下位は8回という文字通りの暗黒時代だったが、この10年は3度のAクラス入り。17年にはCSを勝ち上がって日本シリーズに出場するなど、タイミング次第で優勝を狙えるだけのチームに仕上がった。 それが今季はどうだ。巨人との開

        • 今年こそは優勝したい!2021年プロ野球・優勝未経験者年数ランキング

          個人成績よりも大切なもの昨年暮れ、かつて阪神で4番を務めた濱中治はとあるトークショーで、故障続きだった自身の現役生活を振り返り、こんなことを語っていた。 「2003年は4番を打たせてもらってチームも首位を独走していたのですが、途中で故障してしまって……手術を受けたので後半戦は出場できませんでした。本当なら『復帰は来季になる』という話だったのですが、どうしても優勝したかったし、日本シリーズに出たかった……今思うと焦ってしまったところがあったと思います」 トークショーの際の濱

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          【極私的】近鉄バファローズの球団創設期のお話

          実はふくしまは数年前、とあるwebサイトにプロ野球チームの球団史を書くというお仕事をしていました。 このサイトとは某まとめサイトで、あんまり深堀しすぎるとよろしくないというスタイルだったのでサラッとしたことしか書かなかったのですが…このテのネタが好きな人間としてはやる必要もないのについつい深堀りしちゃったんですよね。 で、書くトコがないので居酒屋で野球の話になった時にしゃべるネタとして数年放っておいたのですが…近鉄のロゴが岡本太郎デザインというのを意外と知られていないとい

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          白いのに、クロフネ

          その馬のことを知ったのは、とある雑誌の珍名馬コーナーだった。 「白い馬なのに、クロフネ?」――ぶっちゃけた話、これが彼に対する第一印象。血統的にも(当時は)マイナーな外国産馬だから、どんな馬なのかもイメージしづらいし、ブリンカーがマジックテープで付けられるようになっていたマツクニメンコ(と勝手に命名)はとにかくダサい。その上に珍名扱いされちゃうような馬名……申し訳ないけど、当時の僕は彼が後に大成するとは到底思えなかった。 クロフネの由来はもちろんあの黒船。ペリーが浦賀沖に

          白いのに、クロフネ

          おとそ気分とショウワモダン

          毎年のことでありながら、実はふくしま、正月の雰囲気…いわゆるおとそ気分があまり好きではなかったりする。 というのは実は簡単なことで「正月だから」という理由でいつもはできることができないどころか、正月仕様の特別バージョンになっていたり、曜日感覚が薄れたりするのがなんかしっくりこないのだ。 かれこれ30年以上も生きているんだから、いい加減慣れろという話なんだけど…いまだにうまくいかない。 しかも「おとそ気分が好きではない」と言いつつ、そのムードに一度ハマると、そこから抜け出

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          超個人的、坂本勇人への雑感

          ホントにいい選手なのに…どこか感じた物足りなさ「いい選手だけど、どこか地味なんだよなぁ」――実は数年前まで、坂本勇人に対してこんなイメージを持っていた。  いい選手なことは十分わかっている。プロ入り2年目で開幕スタメンに入って、まもなくレギュラーに定着。3年目には打率3割超え、4年目には全試合&フルイニング出場して31本塁打(それも守備の負担が大きいショートで!)と、弱冠21歳にして、坂本は一流選手の階段を一気に駆け上がっていった。  ただ…5年目以降の坂本は何か物足りな

          超個人的、坂本勇人への雑感

          【極私的】2020年ドラフト指名寸評【パ・リーグ編】

          ■ソフトバンク チームの育成力を信じた余裕の高校生狙い撃ち指名 野手の高齢化が進んでいるため、4位までをすべて野手で固めたのはチームのウィークポイントはちゃんと押さえている。佐藤輝明(近畿大)を外した後に高校通算50本塁打の井上朋也(花咲徳栄)を指名するなど、将来性豊かな選手指名は好感が持てた。 ただ、レギュラーの大半が20代後半、37歳の松田宣浩、35歳のグラシアルらは来季も同じパフォーマンスを発揮できるかが疑問なだけに、佐藤以外でも即戦力になりうる大学生野手を獲るべき

          【極私的】2020年ドラフト指名寸評【パ・リーグ編】

          【極私的】2020年ドラフト指名寸評【セ・リーグ編】

          ■巨人 菅野智之の真の後継ぎは山崎伊織か 早い時期から1巡目指名を公言していた佐藤輝明(近畿大)を外すと、弱体気味のリリーフの補強に方向転換して、ハズレ1位で平内龍太(亜細亜大)を獲得。交渉権獲得決定の原辰徳監督の表情を見ると、故障明けとはいえ即戦力型の豪腕投手を獲れたことがよほどうれしかった様子。大学時代の起用法を見るとリリーフ適性がたかそうなので「菅野智之の後継者」発言はリップサービスだろうと判断する…というか、そうであって欲しい笑。 むしろポイントは2巡目指名の山崎

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          筒香嘉智が行くべきメジャーのチームは?

          横浜の輝く大砲が夢の舞台へ筒香嘉智が今オフ、ポスティング制度を利用してメジャーリーグへの移籍をするらしい。 今季は打率.272 29本塁打 79打点と例年よりも若干物足りない数字ではあったが、レギュラーに定着した2014年以降の6シーズンで185本塁打を放ち、2015年からの5シーズンはキャプテンとしてチームを引っ張ってきた名選手。来季開幕時には28歳とプロ野球選手として脂が乗る時期に差し掛かるのだから、自身の夢を追いかけるのに機は熟したと言える。 文字通り「横浜の輝く大

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