【note川柳】#60:お題は「日本」(296~300)
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️
世界陸上での北口選手の金メダル、素晴らしかったですね。日本唯一の金メダル。
バレーのネーションズリーグという国際舞台で久しぶりに男子バレーがメダルを取った際の「ニッポン、ニッポン」コール。
バスケットやラグビーのワールドカップでも若い人が大きな声で「ニッポン、ニッポン」と国の名を叫ぶ姿は嬉しいですね。
さあ、今回は、そんな「日本」をお題に川柳5句のチャレンジです。
日本だけ植民地にはならず済む
鎖国を続けてきた江戸の世に突然やってきた黒船、全く歯が立たない国力の差を痛感させられた日本が欧米の列強から植民地にされることなく明治維新へと進んでいきました。
太平洋戦争に負け、沖縄を米国の占領下に置かれました。
1952年に発効されたサンフランシスコ平和条約の第3条に、アメリカ合衆国から国際連合への提案があった場合、北緯29度線以南の南西諸島をアメリカ合衆国の信託統治下に置くことに日本国が同意することが規定されていましたが、国連へ米国が提案することがなかったため、日本は奄美諸島および琉球列島に対する潜在的主権を保持し続けることができ、1972年の沖縄返還に至りました。
このような状態は、一般的な植民地支配、とは言いません。独立国を維持させたまま一時的に占領下においた形でした。
日本がどうして植民地支配から逃れることができたのでしょうか?
それは、外交力が秀でていたからではないのでしょうか?
世界から一目置かれるネゴシエータだった昔の政治家は偉かったし、明治維新、終戦後の昭和維新でとった「若者たちの行動力」が日本の奇跡の発展や復興を諸外国に示す「経済力」を一流にできた源だったのではないでしょうか?
さて、平成の経済敗戦下、今の政治家の外交力は?
上記👆の川柳投稿で「G7からはずされるんじゃないの?」と心配していたのですが、実際に外交力が落ちてきていて外され始めました。議長国としての威厳なしです。
にほんなのニッポンなのか教えてよ
「日本」は憲法上「日本国」とはなっていますが、現在においてなお日本の正式な名称を規定する法令等は存在せず、国号の呼称については慣習によるものとされているそうです。
Wikipediaには、次のような記述がありました。
NHKの放送文化研究所の調べによると、現在の放送用語委員会の前身「放送用語並発音改善調査委員会」が、昭和9年の発足当時に「正式な国号として使う場合は、『ニッポン』。そのほかの場合には『ニホン』と言ってもよい」という方針を決定しているそうです。
この事に関しては、まあにさんがコメントしてくれていました。【衆議院のサイトによると、昭和九年に文部省臨時国語調査会において、「日本」の読み方は「にっぽん」に統一され、例外的に東京の日本橋と「日本書紀」だけは「にほん」と読むことになったようです。】とのことです。戦前に読み方の方針を決めていたようです。
最近の調査では、「ニホン」が6割、「ニッポン」が4割という結果がでており、若い人ほど「ニホン」を使っている傾向があるそうです。
ジパングは日本のことでないみたい
マルコポーロの東方見聞録の中で、日本は「黄金の国ジパング」として紹介されたと習った記憶があります。
しかし、実際はマルコ・ポーロは日本を訪れておらず、中国で聞いた噂話として収録されているのだそうです。
東方見聞録の写本には7つの系統があり、書籍によっては、ジパングは中国の南部にある島国と書かれているものもあるので、ジパングはフィリピンのことを指していたのではないかとの説もあるようです。
ジパングは「島国で、莫大な金を産出し、宮殿や民家は黄金でできているなど、財宝に溢れている。」こんなことが記述されていた東方見聞録は、大航海時代の探検家にとってアジアを目指す原動力になったことでしょう。
コロンブス、マゼランらヨーロッパの白人世界に富をもたらし、アジアの植民地支配に繋がっていった原書なのは間違いありません。
じーじは、アジアにおいて、日本とタイが、植民地支配から逃れることができたのは、欧米世界と「外交」で交渉する力が秀でていたからだと思うのですが、どうなんでしょうかねえ?
一億の人口キープできるかな
日本の人口が1億人を下回るのは、ほぼ間違いなく、いつ下回るのかに注目が集まっています。
日本の人口推計では、出生の仮定と死亡の仮定の9つの組合せで推計が示されていますが、出生の仮定が低位で死亡の仮定が高位となってしまったら、2050年に人口が1億人を割ってしまいます。
給料の上がらない「人を安くこき使う」競争を繰り広げた30年、平成の世は、既得権益重視、思考停止の30年でした。
その間、政治の無策で人口は減り始め、先行して減り始めた労働生産人口の労働力を補うために「研修」と名前を付けて外国人を安くこき使う「外国人技能実習制度」(米国からですら現代の奴隷制度のような人権侵害法を改めよと指導されている)を編み出して、人を安くこき使う競争を続けさせてきました。これが日本人の貧困化の方程式になりました。一方で、一部富裕層は更に富むように既得権益のための制度設計をしてきました。
そろそろどうしようもなくなってきたのでシンガポールを模した「移民」法(ビザ発給基準の緩和)を言い出す政治家が出てくるでしょう。
でも気を付けないと同調圧力に屈しない外国人の受け入れは、治安の悪化と国内の分断を助長しかねません。
やるなら信頼できる政治家による制度設計をお願いしたいところです。
既得権益維持にしか興味がなく、利権にしか動かない政治家には、そろそろ退場いただきましょう。
島国の日本よ生まれ変わるんだ
島国の農耕民族国家は、みんなで協力し合って小さなコミュニティーの結束を大事にしてきた半面、「島国根性」「村八分」の言葉に代表されるように排他的で多様性に不寛容な国民性を育んできました。
自然の世界では、生物多様性が進化を生む状態を「攪乱」と呼びます。
鎖国の日本に攪乱が起こり、多様性に寛容にならざるを得なかった「維新」がありました。
そう、明治維新と昭和維新(じーじが終戦後の戦後復興の時代をそう呼んでいます)です。
どうしようもなくなってから外圧で攪乱が生まれたのですが、令和の時代にZ世代の考え方という攪乱を産み出して日本復活の「令和維新」のスタートです。2025年、その時代が始まります。
☆☆☆
(感謝)
▼まあにさんの「[しゃぶしゃぶ食べ放題屋] 和食さと(SRSホールディングス社)の歴史」の中で、じーじの記事を紹介いただきました。まあにさん、じーじの記事紹介、スキ、コメント、いつもありがとうございます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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