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怒りやすい自分に悩んでいるあなたへ

こんにちは。
すこしでもイラっとすることがあると物に当たったり、人に八つ当たりして後で苦しんではいませんか。怒りたくて怒っている人なんていません。
そんなあなたの気持ちが少しだけ楽になるような話をしていきたいと思います。


怒ることってわるいこと?

そもそも怒りという感情は悪いものではありません。
喜怒哀楽の中で怒りの役割は自己防衛にあるといわれています。自身や家族など身近な人に対して敵意をもった存在への防衛本能の機能です。
怒りの感情を高めることで脅威を排除するためのエネルギーとして発現させているのですね。
あるいは社会正義のためにも怒りは重要です。世の中の理不尽な出来事や不正などに対し怒りの感情がなければ正道に導くことができません。
そしてスポーツなどや仕事、学業においても誰かに負けまいとする原動力として怒りは有効に利用ができます。とても大事な感情なのです。

怒りが爆発!そんなときどうすればいい?

車のハンドルを握ると途端に人格が変わったように短気になってしまう人、あなたがそうかもしれませんし身近にもおられるのではないでしょうか。
「くそ!前の車ちんたらおせえな!」とついつい口にだしてしまい場の空気が悪くなってしまうこともありますよね。特に夫婦間ではこういった部分が原因で関係が悪化してしまうケースも多いようです。
ついカッとなってしまったとき、どうすればよいのでしょうか。
"怒りの持続時間は6秒までだからそこまで辛抱する"などといった定説もありますが、そもそも怒りというものは我慢するようなものではありません。無理やり心の内に押し込めたところでゴムまりのように跳ね返えそうと逆に大爆発しかねないのです。
ですので…怒ってください。そのために感情はあるのですから。
ただ怒りの発散の仕方を色々と考えていきましょう。

大声で叫んでみる!

その高まった感情を言葉として内から外へ放出しましょう。
ただし、いきなり大声で叫べば周囲の方の迷惑になってしまいますのでペットボトルやタオルを口にあてて「バカヤロー!!!!」と思いのたけをぶつけてください。どんな汚い言葉でも構いません。
電車やバスだと中々難しいのですが個人のスペースがある場合はぜひ試してみてください。

物を投げる!

え?それいいの?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらも発散方法としては効果的です。
たとえば野球の投手がボールを投げるとき、あるいは砲丸や槍投げの選手が静かに落ち着いた気持ちで投げているわけではありません。闘志という怒りの感情をエネルギーとして外に放っているのですから。
加えていうと槍投げの選手などを観戦したことがある人は選手たちが投げる際に怒号をあげているのをきいた経験もあるのではないでしょうか。
上記にあげた大声も含めてエネルギーの解放をしているのですね。

とはいうものの、なんでもかんでも物を投げていたら家の中がグチャグチャになってしまいますから"投げるもの"と"あてる場所"を選びましょう。
柔らかいもので投げやすく柔軟性があるものを選び、壁やクッション材などにむけて投げましょう。ただ、投げたものが跳ね返って被害が発生するといけませんのでスーパーボールのように反動が強いものは控えたほうがよいでしょう。(ちなみに私は金属製の握力グリップをクローゼットに投げたら見事に凹みました。これはクローゼットの中が空洞で脆いためです。避けてください。)

叩く!壊す!

こちらは試された方も多いのではないでしょうか。
テーブルや壁を叩いたり、衝動的に物を破壊する行為ですがもちろん有効な発散方法です。実際にこの行動をストレス発散として商業利用するお店まであるくらい認知された行動だといえるでしょう。
ベッドであったりクッション性の高いものを見つけてとにかく叩きまくりましょう。車であれば座席を殴ってもいいでしょう。あるいは廃棄予定のお菓子の箱だとかをぐちゃぐちゃに潰しましょう。いちばん気持ちがスッキリしやすいのが特徴です。

筋トレをする!

私がしている怒りの発散方法ですが、怒りのエネルギーをトレーニングにしてしまうという手段です。おすすめの器具は握力を高めるためのグリップが小さくてすぐ握れるので怒りを鎮めたいときに効果的です。百円ショップなどでも購入できますし、手軽です。
他にも大胸筋を鍛えるためのアームバーも思いっきり怒りをぶつけられるので筋肉を鍛えつつストレスも発散することが可能です。

スクワットもどこでも出来てかなり疲れますのでおすすめしたいトレーニングになります。さらに筋肉量が増え代謝が増加することによりダイエット効果も見込めます。いいことづくめですね!
ランニングなどもよいのですが、すぐにとはいかないため可能であればエアロバイクなどを高負荷設定にして運動するのも同様の効果を得られます。

人に話してみる!

怒りというのは当然その原因があって起こるわけですからそれを親しい人に聞いてもらうことで発散させることができます。
ただ注意してほしいのが八つ当たりになるのは絶対いけないということです。ムシャクシャしているときに家族や友人、恋人にそのような態度をとってしまい険悪なままズルズルと悪化させた経験はありませんか?
人というのは怒っているときに「どうかしたの?」といわれても素直に説明することが中々できない生き物です。それが親しい間柄であるほど。
なのでこの方法は人によっては一番難しいのかもしれませんが効果も高いのでぜひ実践していただきたいのです。
まずは何によってそんなに怒ってしまったのかを理解してもらい、そこで自分の苦しみを共有しましょう。「あそびに誘ってもらいたかったのに、なにもしてくれなかった!ゆるせない!」ではなく「遊びに行きたかったから、さびしかったんだ。」といったように言葉を変えて伝えることで相手も寄り添った反応を示してくれます。逆に怒っている相手がいたら正論をその人にぶつけるのではなく聞き手に徹してください。相手は答えを求めているわけではないからです。「うんうん。」「そうなんだね。」相槌をうっていくだけで構いません。すると次第にストーブが冷えていくように怒りもおさまってきます。

また家族などが怒っている際の対処法の特殊な方法もあります。
その怒っている対象に対してその人以上に怒りを爆発させてあげるというものです。
「あの態度はなんだ!くそが!!」と怒っている人がいれば自分はさらに「信じられない!ゴミくず野郎が!!あんなやつは腸を引き裂いて親の顔を入れてやる!!!」といった具合に怒り出すと、その異常さの方に気がとられて「そこまで怒らなくても…」と怒りのエネルギーが急速に冷えていきます。特殊な方法ですので必ずしも効果があるわけではありませんが場合によっては有効性が高いので選択肢の一つにしてもよいかもしれません。
"反射的怒りの鏡像"とよばれる怒りの感染性を応用した方法になります。


いかがでしたでしょうか。
怒りという感情に向き合うためにはまず覚えていてほしいことは無理に抑え込む必要はないのだということです。怒りは決して悪いものではありませんし怒ってしまったあなたが悪い人ではないのです。
そして後悔してしまった時でも真摯に向き合えば関係性も再構築が可能です。大丈夫ですよ。自分自身を責めないでください。
これからも怒りという感情とうまく付き合って過ごしていきましょう。

読んでくださってありがとうございました。
ではまた次回。



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