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ふらっと旅に出てみた。~in 仙台 ①~


8月に入った気がしない今年の8月。

東北に来てから3年経つが、夏のお祭りを眺めるのがのが好きな私にとって今年の夏は少し辛い。

コロナウイルスの影響でお祭りのほとんどが中止となってしまったからだ。

山形の花笠まつりや仙台の七夕祭り…。

うん、つらいけれど、仕方がない。


とりあえず、祭りはないけど行きたかったところに行ってみよう。どうせ1人だ。

と、言うことで仙台市内にある伊達政宗ゆかりの、行ってみたかった場所に行ってみたの巻。


仙台駅から出ている観光バス『るーぷる仙台』に乗って出発。

↑るーぷる仙台

バスの車内は木目調のアンティークな、レトロな感じで雰囲気があった。

一時間ほどで仙台市内の主な観光地を一周してくれるらしい。走っている最中は車窓から見えてくる建造物などの解説もしてくれる。



さて、まず向かうは伊達政宗公の霊屋、瑞鳳殿(ずいほうでん)。

桃山文化の遺風を伝える、絢爛豪華な廟建築として1931年に国宝に指定されている。


さて、バスを降りて唖然。

待って、めっちゃ上り坂。しかも今日、雨。

そして私は気が付く。着てくる洋服、ミスった。

靴はスニーカーだったので良かったものの、くるぶしまであるワンピースを着ていったのだ。

あーあ。

仕方なく、裾を持ち上げつつ頑張って坂を上る。

入り口の受付に着くころには息切れである。運動不足、痛感。



順路通りに進んでいくと瑞鳳殿の門、涅槃門が見えてくる。

黒地に金色の飾りが良く映えている。

この門の横の入り口をくぐると、瑞鳳殿だ。

色彩が鮮やかな、美しい廟である。

ちなみに訪れた際、たまたま御開帳していたようで中も見ることができた。

装飾の一つ一つが丁寧な繊細なつくりだ。



瑞鳳殿の横には資料館もあり、発掘された副葬品や政宗公などの復元容貌像などが展示されている。




さらに杉の参道を進む。



少し進んだ先には二代藩主 伊達忠宗公の霊屋、感仙殿や三代藩主 伊達綱宗公の霊屋、善応殿、九代藩主、十一代藩主の御廟がある。

二代藩主 伊達忠宗公の霊屋、感仙殿


三代藩主 伊達綱宗公の霊屋、善応殿


どちらも豪華で美しいつくりだが、一代藩主 伊達政宗公の霊屋、瑞鳳殿にはかなわない。


他にも少し行った先に五代藩主 吉村公以後の歴代藩主公子公女の墓域である御子様御廟があるが、この日は雨の影響か、熊が出たか何かで入れなくなっていた。


そういうわけで、ハアハア息切れしながら登った道を、今度は滑らないかハラハラしながら降りてバス停へ。

再びるーぷるバスに乗って次の目的地を目指した。

お読みいただき、ありがとうございます。 これからも私の感じたことをより表現していこうと思います。