見出し画像

愛のあるタメ口と、回答ボタンになりそこねた私

ある日の移動時。
帰宅ラッシュの中、次に来るべき電車が車両点検か何かで遅れていた。

コロナでの時差出勤などもあいまって最近遭遇していなかったぎゅうぎゅうの車内を久しぶりに味わうことに。

むぎゅむぎゅと車内がすし詰め状態になっていく。
私はドア付近から少し入ったところのちょうど通路の真ん中あたりで、もうこれ以上どちらにも動けず身動きが取れなくなってしまった。
ここまでの混み具合になると、逆にどこに掴まっていなくても体が浮いているようなのに謎の安定感すら感じる。


まぁあと2.3駅くらいでいっぱい人も降りるでしょうと前にリュックを抱え、無の心で耐える私。
すると次の瞬間、いきなり私の頭にゴッ!と肘鉄が降ってきた。
何が起こったのかわからず、チカチカぴよぴよしていると、同時に頭上から慌てた声が聞こえてきた。

ここから先は

1,008字

■どんなメンバーシップか 主に「ヒノマガジン」の読める範囲を広げるためのメンバーシップです。 メンバ…

眺めるプラン(ヒノマガジン)

¥500 / 月

覗き込むプラン

¥650 / 月

触れ合うプラン

¥1,000 / 月

包み込むプラン

¥2,980 / 月

サポート、嬉しいです。小躍りして喜びます^^ いただいたサポートで銭湯と周辺にある居酒屋さんに行って、素敵なお店を紹介する記事を書きます。♨🍺♨