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【風呂酒日和5-1】 北沢湯(きたざわゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)とは】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす銭湯と居酒屋を、勝手にまとめたマガジン。
https://note.com/hino_sou/m/m5fe912dcc57f


京王線上北沢駅から徒歩5分足らず。
住宅街のひっそりとした通りに、煌々と光るコインランドリー。
横にある「北沢湯」の文字と、レトロなベンチ、和柄ののれん。


靴を脱ぎ入口を入ると、こじんまりとしたロビーと、別室のようにちょっと区切られたソファーとテレビのある休憩スペースがあった。
ちょうど小さい子がくつろいでいたのも相まって、なんだかお正月に親戚の家を訪れた時のような懐かしい気持ちになる空間だ。

受付でバスタオルと手ぬぐいのセットをもらい、さっそく中へ。
脱衣室はきゅっとした感じで、所狭しと「ザ・銭湯」なものが並ぶ。
ロッカーにちょっとした腰掛けスペース、昔ながらのドライヤーチェア、マッサージ機、ぶら下がり健康器まである。
そこはかとない昭和感とオールディーズのインストをBGMにしている空間に、なぜだかジブリの世界のようなわくわく感を覚える。

浴室への入口の前には大きめのラックがあり、リンスインシャンプーとボディソープがワンセットになったカゴが並んでいた。
どうやら持参の物がない人はこのカゴを1つ取って入場するようだ。
浴室の掃除や備品の補充がしやすいためだろうか。

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