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【風呂酒日和8-1】 愛染湯(あいぜんゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)とは】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。
https://note.com/hino_sou/m/m5fe912dcc57f


板橋本町駅から徒歩10分。
なだらかな坂道を降りていくと見えてくるのが愛染湯だ。

すごくナチュラルに街の中に馴染んでいるので、あやうく見落としそうになる。100円投入型の下足入に靴を収め、自動ドアの向こうへ。
「いらっしゃいませ。」とおだやかな声がした。

券売機でチケットを購入するタイプのようだ。
タオル類は全て有料レンタル。
タオル50円、タオル+バスタオル100円、タオル+バスタオル+ナイロン...
ん?ナイロン?初めて目にする文字に受付の店主に聞いてみる。
ナイロンとは垢すりタオルのようなものだそうだ。
ちょっと見てみたい気もしたが、多分使わないので普通のタオルとバスタオルのセットをレンタルし、脱衣室へ。


入口、受付ロビーともにやや手狭だったため、ゆったりとした脱衣所の広さに少し驚く。
大きめのロッカーが40個ほど。
受付でもらったカードを、ロッカーの扉の裏から名札のように差し込むようだ。カードには番号がふってあるが、使用するロッカーはどこでもいいとのこと。明らかに横向きの窓がついているのに、カードは縦に入れても横に入れてもいいと貼り紙にも書いてある。寛容っぷりに懐の広さを感じる。
控えめなBGM、何人かいた客も特に話すことはなく、静かで居心地のよい空気が流れている。

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