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読書 作家【た行】

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記事一覧

【読書】リリイの籠/豊島ミホ

【読書】リリイの籠/豊島ミホ

あらすじの朗読と、簡単な一言感想を配信しています。
2分ほどで聴けるので、是非聴いてみてくださいね♪

【読書】凍りのくじら/辻村深月

【読書】凍りのくじら/辻村深月

あらすじの朗読と、簡単な一言感想を配信しています。
1分半ほどで聴けるので、是非聴いてみてくださいね♪

【読書】水底フェスタ/辻村深月

【読書】水底フェスタ/辻村深月

うーん、今回はいまいち入り込めませんでした。
蠱惑的に描写されているはずの由貴美にも、いまいち魅了されず。(最後は愛おしかったけど)
謎が明かされても「ふーん」という感じでした。
結末はあまり救いが無く、どろりと苦い。
人間一人の個性よりも地縁を重視し、犯罪すらも覆い隠そうとするのは私には理解できないなぁ……。

【読書】オーダーメイド殺人クラブ/辻村深月

【読書】オーダーメイド殺人クラブ/辻村深月

中二病をこじらせた話。

アンと徳川の関係に惹かれるなんて言い難いけれど、クライマックスには胸がきゅっとしました。
中二くさいけれど、その瞬間は確かに切実な思い。
ああ、でもせめて、中二時代の罪は忘れないでほしい。封じ込めたくても背負ったまま、「余生」を過ごしてほしいです。

【読書】ロードムービー/辻村深月

【読書】ロードムービー/辻村深月

講談社ノベルス版。単行本未収録の短編を堪能しました。
「トーキョー語り」は、辻村作品にしては珍しく鬱屈してない素直な子が語り手。
田舎でもなく都会でもない下町出身の私には篤志が抱えるルサンチマンはわかりにくかった(この話は読者が生まれた土地柄によって感想が変わるのかな)けれど、思ったことは「みんな違って、みんないい」でした。都会に憧れても地元で満足しても、子供っぽくてもどんなでもいいのだと。