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【要約】『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』

たった一歩。その一歩が踏み出せればいい。踏み出すだけでいいのに、それが難しい。その一歩を踏み出すために何ができるのだろうか。


1日の中で本当の意味で自由に使える時間は一体どれぐらいあるのだろう。それはほんの少しの時間かもしれない。それでも1年続けたら?10年続けたら?どんな未来が待っているのだろうか。


目的と行動が重なった時、他人や失敗も気にせず、自分のために自由に前に進んでいけるのではないだろうか。


今回は、大平信孝著『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』を読んだので(Audibleで聴いた)、この内容をテーマにアウトプットしていく。


「すぐやる」とは「手段」でしかない。何か「目的」を果たすための「手段」である。だから、皿洗いや片付けなど、日常的で些末なことだけに使うのはもったいない。すぐやることで未来に残る時間を本当にやりたいことに使う。そのために「すぐやる」を使いたい。


面倒なこと、やりたくないけどやらなきゃいけないこと、やりたいけどなかなか手が出せないこと。いずれにせよ、さっさとやってしまうことに越したことはない。それはわかってるけどできない自分が幾度とあった。これからもきっと出てくる。


だから…。その対策と未来の自分へ投資するために意識的に心掛けたいことを3つアウトプットしておく。


・たった一歩を踏み出すために
・行動目標を立てること
・行動の目的はどんな価値観と結び付くか


この3つがあれば十分だと感じたので、僕なりに解説していく。


【たった一歩を踏み出すためだけに】


何十歩も何百歩も歩こうとせず、ただ一歩だけ前に踏み出すことを意識する。少し未来のことではなく、今この瞬間にできることをやる。


面倒でも毎日やらなければいけないことは自動的に体が動くようにセットしてしまえばいい。僕は夜の皿洗いが面倒で、ごはんを食べたら30分くらいダラダラとスマホをいじる癖がある。せっかく仕事も終えて夜は自由に過ごせるのにもったいない時間の使い方だ。


だから、食事を終えたら「すぐに」食器をシンクに持っていくことを心掛けるようにした。「すぐに」がポイントだ。そして、すぐに「何をするか」もポイントである。すぐに何をするのか具体的にしておくと考えたり悩んだり迷ったりすることなく行動にうつせる。


あとはこれを応用して、朝起きたら、食事をしたら、歯磨きをしたら、職場についたら、昼休みになったら、仕事が終わったら、家に着いたら、シャワーを浴びたら、片付けが終わったら…。この後に何をするのか決めておけばいいだけ。


こうやって無駄な時間を最小限にして生まれてくる時間で何をするかも大事なことだ。僕は本を読むのが好きだが、要約力や文章力をつけたいので、文章を書くことにも時間を使いたいと考えている。限られた時間を最大限使うために、ほんの少しの心掛けを大切にしていこうと思う。


すぐやるコツはこれを極めれば良いだけだ。


【行動目標を立てること】


あとは本当にやりたいと思えることに時間を使うだけなのだが、成長や勉強、趣味の時間を使うのは簡単なようで簡単ではない。日常の些末なできごとに追われ気付けばあっという間に1日が終わっている。なんてこともありがちだからだ。


僕はさっきも書いたが、本も読みたいが文章も書きたいと思っている。だけど、漠然と書きたいだけでは書いたり書かなかったりを繰り返し、やがて書かなくなる。これは目に見えている結末だ。


だから最近は「15分だけ取り組む」ことを意識し始めた。あとは、「夜の片付けが終わった後にとりあえず書き始める」ことも。1記事書くことを目標にするのでなく、やったかどうかだけがわかるような目標に切り替えた。しかも毎日達成できたかどうかわかるレベルにしている。


あとはこれを達成することだけに集中していく。もちろんやり始めの第一歩にだ。この一歩目さえ踏み出せればあとは勝手に進んでいく。こんな感じで他にも、筋トレや勉強もしたいのだが…。


【行動の目的はどんな価値観と結び付くか】


書くことは完全に自分のためだ。自分のスキルアップが目的である。自分の言葉で伝わる文章を書くことに憧れがあり、そんな自分でいたいから続けている。だから達成感を感じられる。


仕事では仲間のためにという思いが僕の働く原動力になっている。性格的に内向的なせいか、昇進昇格やノルマ達成というところに魅力を感じていない。だけど、仲間や後輩、新人が大きなミスをしないように、もっと効率良く働いて自由な時間を作るために、そんなことを考えるとやる気が沸いてくる。人とのつながりを意識することで行動の動機が強くなるのを感じている。


僕には昔から大好きなものがある。BUMP OF CHICKENというバンドとアコースティックギターだ。この2つについては好きすぎてオタクかもしれない。だけど、狭く深く突き詰めていくことで好奇心を満たされて人生の満足度を高まるのがわかる。


ここまで3つあげたが、「達成すること」「人とのつながり」「専門性を深める」が行動の目的と結び付きやすい価値観らしい。うむ、なるほど。と思ったので挙げてみた。


【まとめ】


・一歩を踏み出すことを極める
・結果ではなく行動を目標にすること
・行動の目的を価値観と結び付けること


具体的な行動プラン、しかもメチャクチャシンプルで簡単なやつ。一番始めに何をするだけ明確にして、どのタイミングでそれを実行するか、これを応用して生活全般に広げていく。これを極めれば、先延ばしは減っていくだろう。


やりたいことをやるために、そして、やり続けるために。結果ではなく行動自体を目標にし、その目的を自分の価値観と結び付けることで継続性を高めていきたい。


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