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#どっころまいにち日記部
吉田篤弘さん『雲と鉛筆』
「人は言葉を手で書いた。」
という帯のコピーに惹かれて。
日常と、空想と、深い深い真実と。
吉田さんが書くと、こんなにも全てが同じ世界に共鳴しあうように綴られるのだなあと、一文一文感じながら読みました。
開くときによって、感じる部分がきっと違う本だから。ふとしたときに手にとって、パラパラと読みたいなと思います。
伊坂幸太郎さん『砂漠』
人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである。
ー 本文より
伊坂さんが作り出すキャラクターにはつい感情移入して、小説が終わるのを切なく思ってしまうくらい愛してしまう。
今までにも、『オーデュボンの祈り』のカカシや『チルドレン』の陣内さんとお別れするのが辛くて、小説を読み終えるのをやめようかと思ったくらいだ。
でも、『砂漠』のキャラクターたちはそんなことを許してくれないだろう