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ひなこさん読書レポ「読みたいことを、書けばいい」(田中泰延)

ひなこさん読書レポということであるが、「感想を伝えるのが苦手なんです」で書いているように読書感想文が苦手である。

なので、内容に期待されてしまうとたぶんガッカリすると思うので、軽い気持ちで読んでいただければと思う。

上記で紹介していた投稿でも記載しているが、もともと文章を書くことが好きではなかった。ビジネス文書、報告書や提案書を書くことはあるもののある意味義務感で書いているものばかりだ。

私の作る「提案書」はクライアントから評判が良かったのかはわからないが、どういうわけか社内内部からは評判がよかった。

「0のものを100に見せる能力があるよね」

どの部分のことを言っているのかよくわからないし、そもそも褒め言葉なのかもわからないが、基本的に能天気なので褒め言葉として理解した。

まあ、良いか悪いかはわからないが何か惹きつけたんだと思った。書くということを意識するきっかけになった言葉である。

今となって思えば「人生を変えた出会い」だったのかもしれない。いや、やっぱりそこまでではないかもしれない。

書くということ。
何のために書くのだろう。

自分の思いを吐き出すためなのか。
けれど、それなら誰にも見せる必要はない。

共感してほしいのか。

自己承認欲求なのか。誰かに読んでもらいたいという思いは当然ある。スキやフォロー数だって気にならないかといえば嘘になる。

どの思いも本当なんだろうと思う。

子供のころあれだけ嫌だった「書く」ことが、今では毎日の楽しみとなっている。本当に不思議である。

「読みたいことを、書けばいい」(田中泰延さん)を読んだ。

自分語りが長くなってしまったが、そんなわけで「読みたいことを、書けばいい」(田中泰延さん)を読んだ。

書くということについて、語っているものを読んでみたかった。

まあ正直にいうと「田中泰延さん」のことを知らなかったが、単純にタイトルだけで購入した。

要するに、タイトルをみただけで共感してしまったのだ。

私が購入したのはKindle版であるので本が厚いか薄いかはわからないが、それほど情報量としてはそれほど多くないと思う。とてもギャグ(死語)なども踏まえ読みやすい文章であり、別に文章を書くことを目的としていない人でも共感できる内容が多い。

そんなわかりやすい文章の中にも、これがプロなんだと思った部分がある。

物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛

調べるということはネットでググるということではなく「一次資料」で調べるということである。

自分の心情だけを書いたものは、誰も面白くないし、自身も面白くない。
その心情に至った何かについてきちんと調べることからはじめ、それを根として自分の心情を伝える。

なるほどと思った。

その調べることを行い、書きたいことを書いたという
「秒速で1億円稼ぐ武将 石田三成~すぐわかる石田三成の生涯~」
最高に面白い。これを読んで「田中泰延さん」のファンになった。

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