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亡き父に一番見せたかった仕事

フリーライター&イラストレーターの陽菜ひなひよ子です。

このnoteでは、わたしが今までしてきたお仕事をご紹介しています。
主な内容は、お仕事の詳細や感想、依頼されたきっかけなど。

イラストをご依頼される方にとってのサンプルとなるだけでなく、イラストレーターを目指す人が参考にできるような内容を目指しています。
今までの記事は、コチラからご覧になれます。

中日新聞のお仕事


かつてナゴヤをdisるときによく言われたのが「新聞は中日、銀行は東海、野球はドラゴンズ」という言葉。東海銀行が合併により三菱UFJ銀行となって久しいが、中日新聞もドラゴンズもこの地方での存在感は今も絶大である。

「ザ・ナゴヤの父親」だった亡き父は、わたしの就職先に「中日新聞か中部電力か東邦ガス」を希望していた。残念ながらそのどこにも就職はかなわなかったが(友人にはこの3社に就職した子もいる)、その後わたしが、フリーランスとして中日新聞と関わるようになったと知ったら、天国の父は卒倒するだろう。


取材と書評


中日新聞とのつながりは、2015年に出版した2冊目の本『アトピーの夫と暮らしています』(PHP研究所)の取材にさかのぼる。続けて書評も掲載された。


書評ではなく原稿依頼


2020年に3冊目の本『ナゴヤ愛 地元民も知らないスゴイ魅力』(秀和システム)を出版したときにも中日新聞に載せていただけることになったのだが、今度は取材ではなく、原稿の依頼だった。

文化部の「ほんの裏ばなし」という連載で、自著について語るエッセイである。自分の本の宣伝ができて原稿料までいただける、そんなありがたい仕事が、わたしの新聞紙面デビューだった。

(わかりにくいが、この記事の主役はこの仕事である)

『ナゴヤ愛』も『アトピー本』に続いて書評も掲載していただけた。


「ほんの裏ばなし」がきっかけで来た仕事


「ほんの裏ばなし」にはさらに「裏ばなし」がある。

原稿を読んだ東京の広告局から、中日新聞広報誌AD FiLEの連載コラムの仕事が来たのである。

ありがたいことにこの連載は好評らしく、現在2年半継続中。ネタも尽きない。


「名古屋めしイラスト」を描く連載


そして2023年10月現在、中日新聞夕刊に連載中の大竹敏之さんのコラム『読む名古屋めし』にてイラストを担当している。本日10/13(金)には第2回が掲載された。

10/6(金)掲載の第1回には担当T氏が登場する。

そのT氏と先日、顔合わせをすることになった。ちょうど展示中の錦二丁目「喫茶七番」で会うことに。

会場では、喫茶七番ゆかりの人々を取材した拙著『ナゴヤ愛』や中日新聞広報誌AD FiLEの記事を、手に取って読めるように準備してくださっている。


「地元作家」を大事にする土壌


話は冒頭に戻る。T氏とは話が弾み、話題は多岐にわたったが、「父が生きていたら、中日新聞の仕事を一番喜んだと思う」というと「よくそう言っていただきます。これで親孝行できた、と言われることも多いです」とのこと。じんわり。

ナゴヤに住んでいると「人類皆兄弟」のような気持ちになることが多い。

「ほんの裏ばなし」に書いたが、ナゴヤの書店は地元作家をとても応援してくださる。中日新聞も同様だ。

東京の広告局・AD FiLEの担当さんは「陽菜さんの活動を応援したい」とおっしゃり、6月にわたしの参加する展示(新宿)の案内を東京新聞のパブリック広告に掲載してくださった。わたしのほかの仕事も全部ご覧になられているそうだ。

新聞社での執筆条件には、「新聞媒体での執筆経験があること」が多く、わたしは現在、ライバル社の仕事もしているのだが、それも含めてご覧になって下さってるそうで。なんともありがたい。

とはいえ、これは東京での話でAD FiLEの担当さんはナゴヤの人ではないのだが、これが「中日新聞らしさ」なのかもしれない。


◎喫茶七番での展示(10/22(日)まで!)


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