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狂犬病について考える:潜伏期間やワクチンの有効期間

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定期接種が義務とされている狂犬病ワクチン。「根拠」の中身を調べると、純粋な獣医療や科学以外の力が働いている印象を受けます。現在の狂犬病予防法では1年に1回のワクチン接種が飼い主の…
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#狂犬病

狂犬病をまた考える⑥農水省を批判した獣医さんたち

前回は、犬以外の動物に対する狂犬病予防の必要性を考えてみました。一方、犬に対しては、今は…

狂犬病をまた考える⑤ノーガードの動物は放置?

前回は、アメリカの状況をご紹介しました。あの国では、狂犬病を人間にうつす動物は、ほとんど…

狂犬病をまた考える③"ほとんどがイヌから"?

前回は、狂犬病予防の選択肢として、抗体検査による免疫力のチェックを加えるべきだと考える理…

狂犬病をまた考える②もっと安全で効果的な予防法があるのに…

前回、狂犬病ワクチン接種のタイミングは慎重に判断する方が安心なことをご紹介しました。毎年…

狂犬病をまた考える①春のワクチン接種は "目安"

春ですね~!桜の開花宣言も聞かれるようになりました。日も長くなり、わんことのお散歩には絶…

再び狂犬病予防を考える③:色んな矛盾…

前回まで2回にわたり、犬を海外から日本に連れてくる場合の検疫についてご紹介しました。基本…

再び狂犬病予防を考える②ウクライナの犬でリスクは上がるか?

前回は、ウクライナから来たワンコの検疫について、議論となっているポイントを農林水産省(農水省)の説明を基にご紹介しました。今回は、その農水省の判断に反対する意見を整理しました。 前回のまとめ:農水省の判断と反論 所定の手続きを出国前に踏んでいなかった場合、日本に来たワンコは検疫所で隔離され180日を過ごすことが義務付けられます。一方、ウクライナから避難して来た方々の愛犬たちは、検疫所の外で飼い主さんと過ごすことが認められました。 この対応について、狂犬病のリスクを増やす

再び狂犬病を考える①ウクライナから来たワンコ

ウクライナから日本に来たワンコの検疫について、農林水産省(農水省)の対応が一部で議論を呼…

狂犬病ワクチンはどうなの? その8 …リスクは36万年に1度

これまで7回にわたって、狂犬病の恐ろしさと予防の大切さをご紹介してきました。同時に日本で…

狂犬病ワクチンはどうなの? その7 … ワクチンの違いは瓶のラベルだけ?

前回は、狂犬病ウイルスに対する抗体検査の有効性とそれに反対する意見をご紹介しました。あく…

狂犬病ワクチンはどうなの? その6 … 世界統一基準に沿わない(?)法的接種義務

前回、狂犬病の場合はウイルスに対する抗体があっても、病気の感染から守られているとは言えな…

狂犬病ワクチンはどうなの? その5 … 過剰接種の回避 vs 抗体検査への反論

前回は、定期的な狂犬病ワクチン接種を義務とする現在の法律が「エビデンス」=科学的根拠に基…

狂犬病ワクチンはどうなの? その4 … 現在の法律は非科学的?

ジステンパーやパルボウイルス感染症などと同様、狂犬病についても抗体検査が行われています。…

狂犬病ワクチンはどうなの? その3 … 北米では地域によって法規制がバラバラ

前回は、狂犬病のワクチンによる予防がなぜ大切なのかを改めてご紹介しました。その上で、いまだに「1年に1回」と決められている予防接種の頻度は再検討すべきではないか、考えてみたいと思います。 既に行われている狂犬病の抗体検査狂犬病ワクチンについて、抗体検査が接種の要否判断に認められていないことには疑問を感じます。なぜなら、 狂犬病ウイルスに対する抗体検査そのものは、 既に日本を含む世界各国で実施されているから 海外から犬を連れてきたり日本から外国に連れ出したりする場合には、