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2021年を振り返る③ーお笑い編 空気階段にハマった年

1年に1人は新しい好きな芸能人=推しができるような気がする今日この頃。2021年に新しく好きになったのは「空気階段」だった。

2021年に観たり聴いたりしたエンタメ(音楽・映画・お笑いなど)を振り返る記事を書いていたら、空気階段だけで長くなってしまったので、記事を分けることにした。今回は、空気階段を好きになった2021年10月からのお笑いへの推し活を振り返っていく笑

10月 半年ぶりにコント愛が再熱!新たな推しは空気階段

私は元々コントが大好きで、2020年にはお笑いの配信ライブなどもよく観ていたが、通くんへの推し活が始まってから半年ほど、お笑いの世界から離れていた。

そんな私にまたコントへの愛を再熱させてくれたのが空気階段だった。10月2日、キングオブコントで優勝した空気階段。彼らの存在を知ったのは初めて決勝戦に進出した2019年のキングオブコントだ。思えば、最下位だった2019年も、3位だった2020年も、空気階段のネタは面白かったし、私の好みのネタだったことを思い出す。

それなのにあまり彼らのコントをちゃんと観ていなかったなと思い、キングオブコントでの優勝をきっかけに、YouTubeにアップされている数々のコントを観まくった。

かまいたちの山内さんが空気階段のことを「構成とキャラの二刀流」と表現していたが、まさしくその通りだと思う。キャラが強いネタは構成がふわっとしてしまったりするが、彼らはキャラも設定も濃く、ネタとしての完成度が高い。その通り!

特に感動したのは単独ライブだ。8つのネタそれぞれは独立したショートストーリー。それが8つ目のラストの物語で、全部の話が繋がるという連作短編のような構成となっている。登場人物の視点が入れ替わりつつ、少しずつ繋がる連作短編集が好きな私にとっては、好みの構成だ。

SFの設定と伏線回収。水川かたまりさんが読書好きだからなのか、文学的センスを感じる。笑いだけではなく、感動も入れてくる。ラストは泣き笑い。今までいろいろコントを観てきた中でも、他に類を見ない衝撃だった。

YouTubeでも単独ライブは第1回「mosaique」と第3回「baby」を観ることができる。

かわいくて微笑ましくなるコントが多いのも、好きなところのひとつ。ネタの振り幅が広くて系統立っていないところもすごい。よく思いつくなという斬新な設定やファンタジー物も好きだ。

そうして空気階段を好きになり、キングオブコント優勝回から、彼らがパーソナリティのラジオ「空気階段の踊り場」を聴き始めた。ラジオクラウドで過去の放送も聴けると知り、今も過去の放送を追って聴いているところだ。コントとは違い、彼らのプライベート、人間性、お笑い番組の裏側などを知ることができたり、私とは住む世界が違うサラリーマンじゃない人の話を聞けたり、リスナーからのコメントに笑ったり。最近は踊り場を聴きながら通勤するのが日課になっている。

10月からよしもとのオンラインで配信ライブも観るようになった。2020年のジャルジャルの公演「祇園お笑い新人大賞」以来の観戦なので、お笑い関連のライブを観るのは約1年ぶりだった。

10月4日 有楽町蟹
空気階段と、漫才師・オズワルトのユニット「蟹」は定期的にトークライブを開催している。10月4日、初めて蟹のトークライブに参加した。かたまりさんが妹さんに、もぐらさんがお母さんに電話したり。終始まったりとした雰囲気のトークライブだったが、普通にしていても、もぐら母は面白すぎた。

10月24日 東京夜行花
1日限りのユニットコントライブ。空気階段の他にも、うるとらブギーズや蛙亭など豪華な顔ぶれだったので、観ることにした。

上質なコントだった。Tokyo Night Flowersというバンドも出てきて、コント中の音楽まで作られていた。たっくん(空気階段 かたまりさん)とちーちゃん(男性ブランコ 浦井さん)のでれでれカップルも、坊主3人組もかわいかったし、Tokyo Night Flowersのバンド音楽が、別のコントでお酒を飲むときのコールに様変わりするのもすごい。脚本を書いたやさしいズのタイさんは天才コント師なのだと知った。

10月27日 空気階段と行く世界一周旅行~パプアニューギニア~
空気階段は隔月に世界各国を旅するとして、ネタやトークなどを織り交ぜたイベントを行っていると知り、こちらも初めて参加した。コットン、そいつどいつ、レインボーがゲストで、まずはネタを披露し、その後、作家の瀬尾さんに関するクイズ「キングオブせお」や、瀬尾さんが発した猫の鳴き声で座る「椅子取りゲーム」などが繰り広げられた。

コントはやっぱり空気階段が一番面白かった。作家の瀬尾さんの人柄もよくわかり、瀬尾さんのキャラクター性に癒された。

10月に観た配信ライブは以上3つ。さらに10月末には踊り場のアフタートークで、私の送ったメールを読んでいただけた。2020年も四千頭身のラジオ「四千ミルク」にメールを送ったりしたこともあったが、一度も読まれたことがなかったため、すごく嬉しかった。もぐらさんとかたまりさんが、私のコメントで楽しんでもらえたことが何よりで、思い出になった。

1カ月後くらいに初ステッカーが届きました!

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11月 有吉の壁武道館ライブ&空気階段の大踊り場

11月11日 有吉の壁武道館ライブ
11月は4本の配信ライブ&映画を観た。まずは11日に行われた『「有吉の壁」Break Artist Live’21 BUDOKAN』、通称”壁武道館ライブ”。

お笑い番組『有吉の壁』の人気コーナー「ブレイクアーティスト選手権」が音楽ライブとなり、武道館で開催されることとなった。芸人たちが様々なアーティストに扮して歌って踊る、華やかな舞台。パロディや音楽ネタが好きな私にとっては好きなコーナーだったため、ライブも楽しみにしていたが、予想以上に素晴らしいコンサートで、アーカイブを何度も観た。

芸人さんも、まさか自分たちが武道館で音楽ライブをやることになるとは思わなかっただろう。本職はお笑いなのに、みんなアーティストそのものという感じで、歌もダンスも本気で頑張っていたし、魅せ方が上手い。印象的なアーティストや好きなアーティストだけここにまとめておきたい。スクリーンショット&転載OKとのことで、スクショはお気に入りのものだけ載せる。

オーケストラ生演奏にワイヤーを使って天へと昇っていくアイ二スタ、壮大すぎて笑った。

良い歌が多くて盛り上がるKOUGU維新。かたまりさん扮する巻尺と、四千頭身の石橋さん扮するやすり。巻尺とやすりは、KOUGU維新のキキララと呼ばれ、かわいい弟的存在としてファンも多い。かたまりさんは何が面白いのかわからないと言って嫌がっているが、衣装もブルーの髪も似合う。顔ファンではないけど、2人の「みるき~うぇい」はかわいかった。

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かが屋と空気階段のユニット、湘南乃風を模したような「親戚乃家」も1曲だけだが、すごく盛り上がった。普通に名曲だと思う笑

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そして、一番の推しアーティストはきつね&空気階段 かたまりさんによる、Perfumeを模したようなぷらもでる。だ。この3人、女装すると本当に女の子に見えて、何だかかわいい。「しょっきんすとっきん」と「きみdoriキミ」のほか、新曲「Runner」まで3曲も披露してくれた。

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序盤にかたまりさん扮するアメリカちゃんが、力石(きつね 淡路さん)とポチ(きつね 大津さん)へのお手紙を読む茶番があった。こちらもかたまりさんは嫌がっているが、相変わらず女装が似合っていて、ダンスも頑張っていたな。

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四千頭身&ハーパー 星野さんによる、三代目J SOUL BROTHERSを模したようなB kind brothersもかっこよかった。噂によれば、四千頭身の後藤さんと都築さんは、長時間一生懸命ダンスの練習をしていたそうで。ソロダンスパート、それっぽく見える感じで上手かった。

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とにかく明るい安村さん扮するDJ YASUは何回も服を着替えて、1人で何曲も歌っていた。私が特に好きなのはやっぱり「会いたい会いたいムエタイ」。一番盛り上がる曲で、楽しい。

最後はチョコレートプラネットとパンサー 向井さんによるビジュアル系バンドの美炎 -BIEN-。鼻にティッシュを詰めた状態でよく歌えるよね笑。長田さんは歌も上手いし、V系っぽい音楽性と歌い方に感心する。くだらないが、かっこいい。

壁武道館ライブは推しアーティストだけでも何回も観るほど、本当に楽しかった!会場に行ったらもっと盛り上がりそうだな。

11月12日 映画『渚のバイセコー』を鑑賞

12日には、空気階段が出演している映画『渚のバイセコーを観に行った。すごく久しぶりの映画で、マイナーだからかお客さんは私含めて4人しかおらず、ゆったり観ることができた。
お笑い要素はなく、まじめな映画。3話からなる連作短編で、各話が少しずつ繋がっていく。岡山県玉野市の美しい風景とともに優しく流れる、まさに映像詩集。

空気階段の他にも、尼神インター 渚さん、ゆりやんレトリィバァさんなどの芸人さんが出演されていて、それぞれに備わっているキャラクター性が役に活きていた。クスっと笑いもあり、どのお話もラスト胸がじんわり温かくなるような映画だった。

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11月17日 有楽町蟹
17日には、またまた蟹のトークライブに参戦。4人のゆるさ、親近感があって好きです。

11月21日 コント犬~アダマスのピリオド~
空気階段のファンになってから、「コント犬」の存在を知った。かたまりさんのほか、男性ブランコ 平井さん、サンシャイン 坂田さん、やさしいズ タイさん、そいつどいつ 松本さんによる5人組ユニット。YouTubeを観てみると、当たり外れがあるなという印象もあったが、かたまりさんのファンになったことだし観てみようかなと思い、初めてコント犬のライブを観てみた。

全3公演あり、一応台本はあるものの、かなりアドリブが広がり、各公演によって違う仕上がりになっているようだ。私は2公演目とアフタートークを観た。アドリブで小ボケを連発するシーンなどは、正直、内輪だけでウケている印象があったが、後半になるにつれて面白くなってきて、演劇のように楽しめた。

5つのコントで構成され、それぞれが「キーワード×時代」で脚本を書いている。特にラストのタイさん脚本「ラブ&キュート×江戸」のラブストーリーが好きだった。水様とマサの交流が微笑ましい。それぞれのキャラやオチも良かった。様々な役をこなすかたまりさんの演技が光っていた。

11月22日 空気階段の大踊り場
22日には、空気階段のラジオイベント『空気階段の大踊り場』が開催され、配信で参加した。ラジオの初回放送からキングオブコント優勝回までを短くまとめたオープニングで、思わず泣いてしまった。名物企画「サラリーマンじゃない人川柳」にシークレットゲストとのトーク、会いたい人に会う企画、岡野陽一さんとのユニットコント…。

コント中にもぐらさんの足の臭いを嗅がせたり、会いたい人に会う企画でだまされたり、終盤はかたまりさんがずっと可哀想だったが、面白いから仕方ない笑。配信コメントでは、早い段階でみんなオチに気づいていたようだが、私はかたまりさんと同じくまったく気づかず、みんなのコメントを見ていなかったら最後まで騙されていたと思う。いつかは会場で参加したいな。

12月 サイン入りギフトバッグが当選&バンド結成ドキュメンタリー&もぐら殺人事件など

12月13日 有楽町蟹
3回目の蟹参加。M-1決勝を控えたオズワルドに、優勝した空気階段が提案とアドバイスをする回だった。私も心から優勝してほしいと思い、M-1後の蟹で祝福会をしたいなと思った。(結局最終決戦で負けちゃったけど、錦鯉は面白かったから納得。)

12月13日 三越伊勢丹メリー・フューチャーのTwitterプレゼントキャンペーンに当選!
クリスマスより少し早い13日、なんと三越伊勢丹さんのメリー・フューチャーキャンペーンに当選し、空気階段のサイン入り布製ギフトバッグが届いた。ファンになって間もない初めてのサイン。恐らく力強い「空気階段」の文字はもぐらさんでしょう。二人ともサインもかわいいよね。

思ったよりもたくさん入りそうな巾着袋だが、汚れてしまうのが勿体なくて使えていない笑

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12月17日 実録再出!ニューヨーク×空気階段が2時間限定バンドを結成し解散するライブドキュメンタリー
よしもとで再配信されたライブドキュメンタリー。Twitterで見つけたものの、既に配信が終了しており、残念だなと思っていた矢先の再配信!その名の通り、まったくバンド経験のない4人が2時間でバンドを結成して解散するライブだ。

バンド名決めから始まり、担当楽器決め、曲のタイトル決め、作詞作曲、練習、本番までを2時間で行う。お笑い芸人であることも関係なく、まじめに練習し、演奏していた。バンド「ニガミ17才」さんのサポートのおかげでちゃんと1曲仕上がっていて驚いた。嶋佐さんともぐらさんの楽器の習得が早かったのもすごい。みんなキングオブコントの1週間前とかだよ?器用にこなすよね。

12月24日 もぐら殺人事件Ⅱ~クリスマスイブの事件簿~
12月最後の配信ライブは、クリスマスイブに行われたユニットコントライブ『もぐら殺人事件Ⅱ』だった。1年前にも同じようなコントライブがあり、期間限定でYouTubeに配信されていたのを観たら、結構面白かったので2021年も観ることにした。

またも、やさしいズ タイさんの脚本。素晴らしかった!2020年よりも謎解きがパワーアップしており、細かい仕掛けがたくさん。芸人らしい”足ツボ騒ぎ”もあった。それぞれのコントを挟みながら、もぐらさんを殺そうとしたのは誰かを探っていく。蛙亭 中野さんのラストの悪役演技が上手だった。配信では、稽古や楽屋での出来事、舞台裏まで観ることができてお得感もあった。ユニットコントはやっぱり好きだと思う。

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以上!
空気階段にどっぷり浸かった3カ月。コロナが心配で1度も劇場には行っておらず、生でお笑いを観ることはできなかったので、劇場でライブに参加できる日が来ることを心待ちにしている。今年の単独ライブには配信で参加予定なので楽しみだ。

今年もまた新しい推しができるのだろうか。それもまた未知の世界なので楽しみにしたい。



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