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最底辺人間の自伝

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70年代生まれ。生活保護を受給している最底辺の人間です。現在父子家庭で中学生の息子を育てるうつ病患者の、今までの半生を記した自伝的小説、自伝的エッセイになります。
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#ヤンキー

最底辺人間の自伝

まえがき体調に変化を感じ通院 うつ病と診断され、その後離婚、子供を引き取り辛い状態での育…

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第四十九話 飛んで上京

18歳の冬、私は廃人だった。薬物のやりすぎで幻覚も見えるような状態で、叫んだり暴れまわった…

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第四十五話 ナンパに喧嘩

『喧嘩』は誰でも経験したことはあるのではないだろうか。夫婦喧嘩、兄弟喧嘩、親子喧嘩、友達…

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第三十九話 売人になるまで

シンナーをやっている知り合いはいくらでもいた。だがその入手ルートは、ほとんどがヤクザがら…

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第三十八話 退学から引っ越し

私は高校一年生の冬に学校を辞めた。自分の意志ではなかったが後悔はなかった。学校を辞めたの…

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第三十六話 短かった高校生活

冬休みに入って早々の事、学校から大きな封筒で書類が届いた。開けてみると一枚の紙が入ってい…

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第三十五話 高校生活

学校へは朝、まず駅まで向かい電車に乗って30分程度かけて、駅を降りてから自転車で20分程度かかる結構な距離の学校だった。ただ、ケンジと仲良くなってからはケンジが愛車のSRで迎えに来てくれたので非常に助かっていた。もちろんお礼にタバコやコーヒー等を買ってあげていたが。 実家の小学校で一緒だったタツヤはスティード、イノウエ君はエリミネーター等、アメリカン系のバイクを好む者、ジュンちゃんやタカノのように族車系を好む者と色々ではあったが、仲間内ではほとんどがバイクに乗っていた。私も

第三十四話 停学中

停学という処分をされると基本的に自宅にいなければならない。一日に2回程度、担任教官からの…

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第三十二話 高校生の遊び

よく「~らしい」という言葉を耳にする。『高校生らしい振る舞い』『高校生らしい遊び』『高校…

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第二十九話 新入生研修と女の子

「あいつ生意気じゃね」「あいつらムカつくな」「あいつやっちゃうか」等々、それぞれが、ここ…

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第二十八話 入学

中学校を卒業して一か月、いよいよ高校生活が始まる。 高校生は、大人と子供の中間のような感…

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第十五話 休日

今回はとある休日のお話です。 私の祖母が通っている近所の美容室には、私より一つ年上の「さ…

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第十四話 ろくでなしブルース世代

私の学校は男子は普通の学生服(学ラン)であった。当時はなんといってもビー・バップ・ハイス…

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第十三話 柔道部物語

柔道部物語、当時ヤンマガで連載していた漫画で、柔道を題材にした漫画の中で私が一番好きな作品です。なぜ柔道漫画を読んでいたかというと、私は中学時代は柔道部だったから。今までやったこともなければ、見たことだってほとんどないが、てっちゃんに誘われて深く考えずに入ってしまった。 放課後、私とてっちゃん、しょうちゃん、つよしは体育館の格技場に見学に行った。つよしには柔道部の二年生に兄がいた。もう全員入ることは決めているのだが、一日体験入部といった感じだった。 てっちゃんを勧誘した三